芸能界きっての“鳥好き”レイザーラモンRGと高柳明音が特別展「鳥」に登場—圧倒的な鳥類剥製標本の展示と細かい解説に感動
国立科学博物館の特別展「鳥 〜ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統〜」オープニングにレイザーラモンRGさんと高柳明音さんが登壇した!どのようなことを語ったの!?記事を読み進めよう!
史上初となる鳥類をテーマにした国立科学博物館の特別展「鳥 〜ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統〜」のオープニングが昨日2024年11月1日(金曜日)に国立科学博物館(東京・上野公園)にて開催され、お笑い芸人のレイザーラモンRGと女優/タレントの高柳明音が登壇した。
本展の開幕に先駆け、オープニングが開催され、本展を監修した東京国立科学博物館の研究員らと、スペシャルゲストとして日本野鳥の会に入会するほど大の鳥好きであるレイザーラモンRG、趣味のカメラで鳥を撮影したり、野鳥専門誌『BIRDER』で連載を持っていたりと大の鳥好きである高柳明音が登壇。日本野鳥の会のブーツを履き、バードウォッチャーの服装で登場したレイザーラモンRGは「素晴らしい展示でございまして、僕の中では最高のテーマパークです。年パスがほしいなと思いくらいずっと見たいです。僕と高柳さんが音声ナビゲーターを務めさせていただきまして、こんな光栄なことはないと思います」と挨拶し、高柳明音は「子どもの頃から鳥が好きで、“鳥が好きだ”と言っていたら鳥展のアンバサダーに選んでいただいて、音声ガイドにも参加させていただきました。音声ガイドを聞きながら回ったんですけど、わかりやすく、漫画や言葉、映像を通しても色々なことが知れるんじゃないかなと——鳥好きの方はもちろんですけど、鳥のことを知らない、知りたいという方、たくさんの方に来ていただけたら嬉しいです」と挨拶。一足早く本展を鑑賞したレイザーラモンRGは「すごーい、すごーいと言いながら1周まわりましたが、あと3、4周はしたいくらい——細かく解説していますし、カラスやスズメから古代の鳥の生態復元モデルまで圧倒的な量です。主催の皆さんの“見たか!”“文句あるのか!”というのが伝わってきて、恐れひれ伏すくらいの量です」と圧倒的な鳥類剥製標本の展示数や解説の細かさに感動したといい、高柳明音は「音声ガイドでも紹介していますが、初めて復元されて今回の目玉となっているペラゴルニス・サンデルシ(の整体復元モデル)を実際に見ると本当に大きくて——鳥展ならではの見どころです。普段私たちが野鳥を観察しやすい子もいれば、歴史も知れるので、勉強にもなりますし、勉強するというよりは自然と知ることができるのが素敵で、子どもから大人まで楽しめます」と本展の魅力を説明した。さらにレイザーラモンRGは「猛禽類のところに行って!猛禽類が並んでいるところは、格好良いですし、ヒーローが並んでいるみたいで圧倒されます。メジャーで大きな猛禽類から小さくて格好良い猛禽類もいます」とワシやタカ、フクロウなど猛禽類の展示をおすすめし、高柳明音は「私は個人的にいつか観てみたい、会ったみたい、写真に撮ってみたいシマエナガちゃんです。こんなに小っちゃいんだと、めちゃくちゃかわいいので見逃さないでほしいです。今回のテーマにゲノム解析というのがあり、ハヤブサはタカよりもインコやスズメの方に近いという新しい事実や発見も目玉だと思います」とエナガを推し、ゲノム解析による新発見・事実にも注目してほしいという。最後にレイザーラモンRGは「鳥展は、鳥に興味がなくても圧倒的な量に驚くと思います。映像で見るよりも近くで実際に目で観て綺麗さを感じてほしいですし、1回じゃもったいないので期間中は5回、6回、何度来ても発見があると思います」、高柳明音は「私たち2人がやった音声ガイドを聞きながら自分の観たいところでボタンを押すと音声が流れて、豆知識や私たちの面白い掛け合いも楽しむことができます」と音声ガイドをすすめると、レイザーラモンRGが「あるあるが長いから(音声ガイドを)聞きたくないなぁと思うかもしれませんが、あるあるは言っていませんので、言いたかったけどあるあるを歌うみたいなふざけたことはしておりません!2人の良い感じの掛け合いを楽しんでいただきたいです」とこれから来場する方に向けたメッセージで締め括った。
本展は、第1章「鳥類の起源と初期進化」、第2章「多様性とサークル」、第3章「走鳥類のなかま」、第4章「カモやキジのなかま」、第5章「陸鳥や水鳥のなかま」、第6章「猛禽とそのなかま」、第7章「小鳥のなかま」、第8章「鳥たちとともに」で構成され、古今東西の身近な鳥から、珍しい鳥、可愛すぎる鳥、個性的な鳥、絶滅してしまった鳥、2021年に新しく日本国固有種と認められた「キジ」「ホントウアカヒゲ」「オリイヤマガラ」「オガサワラカワラヒワ」「リュウキュウサンショウクイ」まで、多種多様な世界中の鳥600点以上の標本を最新の系統分類に展示し、鳥マニアはもちろん、鳥に詳しくない人や鳥に無関心な人たちにも鳥類の起源である恐竜から多様に進化した鳥類の魅力を解説するほか、すでに日本国では絶滅してしまった「キタタキ」「トキ」、絶滅危惧種の「フィリピンワシ」「ヤンバルクイナ」のゲノム解析による研究結果、「ハヤブサはタカよりもインコに近い仲間?」「北半球と南半球の鳥は系統が違うのに、なぜそっくりに進化した?」など、鳥類の進化に対して、ゲノム解析の視点からアプローチし、分類学上の「目」ごとに会場全体をレイアウトして系統や生態に関する最新の研究成果を紹介。また、「絶滅」「翼」「猛禽」「ペンギン」「フウチョウ」の5テーマに集中して展示する「特集」コーナーや、「サギ類の多様な採食方法」「つがい外の性関係」「カッコウの托卵で宿主は滅びないのか?」など鳥の特徴的な生態に関するトピックを23の「鳥のひみつ」コーナーで解説し、興味深い鳥の世界をより深く解き明かしている。中でも日本国初展示となる史上最大級の飛ぶ鳥「ペラゴルニス・サンデルシ」の生体復元モデルと美しい羽根をもつ「フウチョウ」12種の標本は、貴重。急速に発展するゲノム解析による研究で明らかになった最新の系統分類をもとに、鳥類に特有な体の構造や生態を紹介しながら、鳥たちの多種多様な進化を解説し、身近に存在する鳥への理解を深め、鳥とともに歩んでいく未来や環境保全の重要性について考えることができる。
特別展「鳥 〜ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統〜」は、来年2025年2月24日(休日・月曜日)まで国立科学博物館(東京・上野公園)にて開催。
会期: 2024年11月2日(土曜日)から来年2025年2月24日(休日・月曜日)
休館: 月曜日・11月5日(火曜日)・12月28日(土曜日)から2025年1月1日(水曜日)・1月14日(火曜日)、ただし11月4日(休日・月曜日)・12月23日(月曜日)・1月13日(祝日・月曜日)・2月17日(月曜日)・2月24日(休日・月曜日)は開館
時間: 9時00分から17時00分(入場は16時30分まで)
会場: 東京・国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
料金: 当日 一般・大学生 2,100円(税込) / 小学生・中学生・高校生 1,600円(税込) / 未就学児 無料 / 障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名 無料
主催: 国立科学博物館、日本経済新聞社、BSテレビ東京
注意: 会期や開館時間等に変更が生じる場合や、休館となる可能性があります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
備考: 本展を観覧された方は、同日に限り常設展示(地球館・日本館)もご覧いただけます。
国立科学博物館
https://www.kahaku.go.jp/
右を向いても左を向いても上を見上げてもどこを見ても鳥だらけ、“一生分の鳥を見ることができる”と銘打っている特別展「鳥 〜ゲノム解析で解き明かす新しい鳥類の系統〜」のオープニングに登場した大の鳥好きであるレイザーラモンRGさんと高柳明音さんは、鳥への愛情が溢れ、本展の魅力や注目ポイントを興奮気味に語ってくれた!レイザーラモンRGさんがおすすめしている猛禽類を紹介する章では、ワシやタカ、フクロウがずらり。アメリカ合衆国のインディアン、カナダやメキシコの先住民、日本国のアイヌなど各国の先住民が敬愛してきた鳥でもあり、威風堂堂な様も伝わってくるので必見。ちなみに映画『Harry Potter』シリーズに登場するヘドウィグと同じシロフクロウの剥製標本も展示されているよ!また、高柳明音さんがおすすめするエナガ(亜種シマエナガ)を紹介する章では、注意深く見ないと見逃してしまうほど小さい。かわいらしいエナガは、スズメ目エナガ科で、スズメに近いということもわかる。鳥好きや、自然や動物を撮影しているフォトグラファーやビデオグラファーなどはもちろん、鳥は苦手、鳥について知らない、鳥について知りたいという方も、ぜひ足を運んでいただき、本展を楽しんでいただきたい!何事も“知ること”がとても大事。