世界一美しいイタリア共和国海軍帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が日本国初寄港—イタリアの伝統と文化を体験できる5日間開幕
世界一美しいイタリア共和国海軍の帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が初めて日本国に寄港し、イタリア共和国の伝統と文化を体験できるイベントが開催されている!記事を読み進めよう!
世界一美しいイタリア共和国海軍航海訓練用の帆船「AMERIGO VESPUCCI」(アメリゴ・ヴェスプッチ号)が、2024年8月25日(日曜日)に東京港・晴海埠頭(東京国際クルーズターミナル)に入港し、初めて日本国に寄港した。
昨年2023年7月にイタリア共和国ジェノバを出発し、世界31カ国36の港湾に寄港・停泊する航海ワールドツアー『AMERIGO VESPUCCI WORLD TOUR 2023 – 2025』を開始した世界一美しいイタリア共和国海軍航海訓練用の帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」は、これまでアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市をはじめとする16カ国の港湾に寄港し、8月25日(日曜日)には17カ国目となる日本国に初めて寄港。停泊2日目となった8月26日(月曜日)にはオープニングセレモニーが開催され、イタリア共和国より来日したイタリア共和国 国防相のGuido Crosetto(グイード・クロセット)大臣閣下、駐日イタリア共和国 特命全権大使のGianluigi BENEDETTI(ジャンルイジ・ベネデッティ)大使閣下、イタリア共和国 海軍 大尉/アメリゴ・ヴェスプッチ号 船長のGiuseppe Lai(ジュゼッペ・ライ)大尉閣下、日本国 防衛大臣政務官の三宅伸吾政務官らが登壇した。グイード・クロセット大臣閣下は、スピーチでイタリア共和国の安全保障において「アメリゴ・ヴェスプッチ号が航海するインド・太平洋地域はとても重要な場所」と位置付け、イタリア共和国と日本国両国が共に協力していくことの重要性を強調。さらに世界の平和と安定を力強く訴え、最後に「日本万歳!イタリア万歳!」と高らかに締め括った。また、ジュゼッペ・ライ大尉閣下は、アメリゴ・ヴェスプッチ号を「イタリアの象徴です」と誇り、「無事に船を日本国に運び届けた乗組員全員を誇りに思います」と心境を語った。オープニングセレモニー終了後、グイード・クロセット大臣閣下はSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイのインタビューに応じ、イタリア共和国と日本国の友好のために日本国の若者たちへのメッセージを求めると「私の方が若い方たちからメッセージを受け取りたいです(笑)。私の残りの人生よりも若い方たちの方が長いので、彼らの意見を伺いたいです」と若者たちの声に耳を傾ける謙虚な姿勢を示し、続けて「イタリアと日本の絆は、歴史的にも深いものがあります。これから先、何十年先も友好関係を続けていく、さらに深めていくことが非常に大切だと思います」と、イタリア共和国と日本国の国家間はもちろん、次代を担う両国の若者たち同士が友情と絆を深めていくことの重要性を語った。
海軍航海訓練用帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が停泊する8月30日(金曜日)までの5日間限定で、イタリア共和国の伝統と文化を体験することができるイベント「ヴィラッジョ・イタリア」が東京国際クルーズターミナルにて開催されており、「アメリゴ・ヴェスプッチ号」の乗船体験のほか、期間中毎日行われる海軍バンドによる生演奏、日没後に行われるイタリア共和国軍の伝統的な降旗パフォーマンス(※天候により変動)、イタリア共和国のグルメやワインの販売、ヴェネツィア国際映画祭によってキュレーションされた映画作品の上映、バンドやオペラ歌手によるライブ、イタリア共和国の最先端ビジネス、テクノロジー、デザインにまつわる展示、各種セミナーなどを無料で楽しむことができる(一部予約制、飲食やグッズ購入などは料金が発生します)。
世界一美しいイタリア共和国海軍の帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」は、全長82メートル、排水量4200トン。1930年5月12日に造船起工、1931年2月22日に完成、進水した海軍航海訓練用の帆船で、海軍外交の役割も担う。その美しい船体は、世界で最も美しい帆船の1隻として知られており、船名は新大陸「アメリカ」を発見したとされる探検家/地理学者のAmerigo Vespucci(アメリゴ・ヴェスプッチ/1454 – 1512)の名に由来すると言われている。今後の寄港・停泊予定は、8月30日(金曜日)に日本国を出港し、次の目的地であるフィリピン共和国マニラに向かい、9月14日から9月18日まで寄港・停泊。その後、10月4日から10月7日までオーストラリア連邦ダーウィン、10月24日から10月28日までシンガポール共和国、11月28日から12月2日までインド連邦共和国ムンバイ、12月17日から12月19日までアラブ首長国連邦アブダビ、12月22日から12月25日までカタール国ドーハ、来年2025年1月20日から1月24日までサウジアラビア王国ジッダに寄港・停泊を予定している。
日程: 2024年8月26日(月曜日)から8月30日(金曜日)
時間: 10時00分から21時00分
会場: 東京・東京国際クルーズターミナル(東京都江東区青梅2丁目地先)
料金: 無料(飲食やグッズ購入などは別途料金が発生します)
備考: 乗船体験(要予約)スケジュール等は公式サイトよりご確認下さい
主催: イタリア共和国 国防省、Difesa Servizi SpA
8月22日(木曜日)にイタリア共和国海軍の空母「カブール」とフリゲート艦「アルピーノ」が神奈川・日本国海上自衛隊横須賀基地に寄港したばかりだが、次は世界一美しいイタリア共和国海軍航海訓練用帆船「アメリゴ・ヴェスプッチ号」が東京国際クルーズターミナルに入港、日本国初寄港!東京国際クルーズターミナルに到着すると、まず帆を張るマストと船尾が見え、ゲートを越えて先に進むにつれてその美しい造形と船体の全貌が明らかに!94年前に造船されたとは思えないほど美しく、誇り高き美しいイタリア共和国そのものであり、歴史とエレガントさを感じさせる。5日間限定なので、みなさんにはぜひ足を運んで乗船体験をしていただき、その歴史と美しさを体感してほしい。オープニングセレモニーには、イタリア共和国より来日したイタリア共和国海軍 参謀長のEnrico Credendino提督閣下、日本国自衛隊、駐日アメリカ合衆国軍の上層部など関係者も列席。囲み取材のインタビューでは、Guido Crosetto大臣閣下が、10代のSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーのSeiyaさん(モデル)とIonさん(モデル)を前に「あなたたち若い方たちからメッセージを受け取りたい、意見を伺いたい」と、謙虚に若者たちの声に耳を傾けようとする姿勢は、本当に素晴らしく、感銘を受けた。平和や友好関係は、国家間と政治家同士はもちろんだけど、その国に住む国民が行き来し、お互いに友情と絆を深めることでも生まれる。この先何十年、何百年とイタリア共和国と日本国、その他の国との友情と絆が続き、次代を担う子どもや孫の世代、その先の世代と永遠に平和な関係が続きますように。オープニングセレモニーの際、横にずらりと並んだ若い海軍士官たちを撮影させていただいたが、彼ら崇高な精神を持った志高き若者たちが戦場に送り込まれることのないよう、尊い命を落とすことがないよう、全世界の一人ひとりが意識して平和な世界にするようにしていかなければならないと心に思いながら撮影させていただいた。日本国万歳、イタリア共和国万歳!