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地球史上最大級の竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」が日本国初上陸—恐竜の巨大化、生物の進化に迫る「巨大恐竜展2024」開幕

恐竜の巨大化、生物の進化に迫る「巨大恐竜展 2024」が開幕した!どのような恐竜展になっているの!?記事を読み進めよう!

 
Giant Dinosaurs 2024|巨大恐竜展
竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」に畏敬の念を感じたというSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの中澤遼さん(ダンサー) ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
Giant Dinosaurs 2024|巨大恐竜展

福井県立恐竜博物館 主任研究員の関谷透博士と大英自然史博物館 教育普及部長のアレックス・バーチさん ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

恐竜の巨大化、生物の進化に迫る「巨大恐竜展2024」が、2024年7月13日(土曜日)に神奈川・パシフィコ横浜 展示ホールAにて開幕した。

 

本展の開幕に先駆けて開幕前日の7月12日(金曜日)に内覧会が開催され、イギリスより来日したNatural History Museum, London(大英自然史博物館) 教育普及部長のAlex Burch(アレックス・バーチ)が登壇し、「いま地球環境の危機に直面しており、地球生物の多様性を守る責任が我々人類にはあります。自然界の過去、現在、そして未来を讃えるこの「巨大恐竜展」をお楽しみください」と挨拶した。

本展は、イギリス ロンドン・大英自然史博物館にて昨年2023年3月から今年2024年1月まで開催された企画展「Titanosaur: Life as the Biggest Dinosaur」(邦題「ティタノサウルス類:最も大きな恐竜たちのくらし」)で公開された、地球史上最大級とされる竜脚類 ティタノサウルス類 Patagotitan mayorum(パタゴティタン・マヨルム)を、全身復元骨格標本とタッチパネルなどを駆使したインタラクティブ(体験型)展示で日本国初公開。さらに福井県立恐竜博物館と福井県立大学恐竜学研究所の監修のもと、竜脚類以外の恐竜や恐竜以外の生物の標本が各地から集められたほか、国内外の博物館で展示されているココロ社製のバロサウルス、フクイティタン、スピノサウルスといったリアルな恐竜の等身大ロボットも展示され、恐竜の繁栄の歴史、恐竜以外の古生物や現存の哺乳類など豊富な標本で生物の進化を紹介している。

ここで「巨大恐竜展 2024」の全貌と見どころをご紹介する。

 



bornプロローグ

Giant Dinosaurs 2024|巨大恐竜展

哺乳類「ステップマンモス」全身骨格標本/福井県立恐竜博物館蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

プロローグでは、巨大生物を代表する竜脚類「トゥリアサウルス」半身骨格標本や哺乳類「ステップマンモス」の全身骨格標本などを観ることができ、さまざまな生物の巨大化に注目し、その秘密を解き明かすとともに、恐竜の進化と繁栄の歴史をたどっていく本展のオープニングを飾る。

born第1章 生物の巨大化

Giant Dinosaurs 2024|巨大恐竜展

翼竜類「プテラノドン」全身骨格模型/福井県立恐竜博物館蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

Giant Dinosaurs 2024|巨大恐竜展

翼竜類「ケツァルコアトルス」全身骨格模型/福井県立恐竜博物館蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

現生動物から絶滅動物まで、“巨大な”生き物の骨格標本が集結。本章では、福井県に座礁した哺乳類「ナガスクジラ」の骨格標本、翼竜「プテラノドン」や翼竜「ケツァルコアトルス」などの全身骨格標本、魚竜「ショニサウルス」の頭骨、史上最大級のアンモナイト「パラプゾシア」の化石標本などを観ることができ、海生哺乳類、陸生哺乳類、翼竜、魚竜、カメ類、ワニ類、鳥類、頭足類、二枚貝、昆虫それぞれの生物がどのように巨大化したのか、なぜ大きくなる必要があったのかを考えることができる。

Giant Dinosaurs 2024|巨大恐竜展 2024
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地球史上最大級の竜脚類ティタノサウルス類「パタゴティタン・マヨルム」の全身骨格標本が日本国初上陸を果たし、ついに初公開!「パタゴティタン・マヨルム」の全身復元骨格標本をはじめ、恐竜を含む絶滅動物と現生動物の骨格標本が集結、恐竜の巨大化や生物の進化を知り、地球環境や生物多様性についても考えることができる素晴らしい機会となっている。「パタゴティタン・マヨルム」の大きさとド迫力に圧倒され、この巨大な恐竜が太古の地球にいた事実を目の当たりにし、息を呑むほど。同時に、現生するアフリカゾウやキリンなどの野生動物も絶滅の危機に瀕していることも頭を過ぎる。私たち人類は、同じ生物・動物である野生動物を絶滅させないために何をする必要があるのか——恐竜の絶滅は隕石衝突や活発な火山活動を原因とする自然災害、野生動物の絶滅は人間による乱獲や環境破壊——昨今は、野生動物の乱獲や環境破壊に留まらず、人が人の多様性までも侵害・破壊しており、人が人を大切にせず、自分たちで自分たちを破滅、絶滅、分断させるように向かって歩んでいるように感じる。“生かされ生きている”の精神で生物=動物や昆虫、植物、人、そして環境、すべてを大切にしていかなければ、人類を含む生物と地球の未来はない。「巨大恐竜展 2024」を通して、地球環境や生物多様性について考えていただき、生物・動物を考えることが人類についても考えることだということを知っていただきたい。本展の内覧会に出席して体験したSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの中澤遼さん(ダンサー)は「「パタゴティタン・マヨルム」の迫力と大きさに畏敬の念を抱きました。足の骨なんて僕の体の幅より太い・・・。こんな巨大な恐竜が太古の地球上を闊歩していたと考えると、本当にすごいですし、人間(人類)のちっぽけさを感じます。全身復元骨格標本とタッチパネルなどのインタラクティブな展示で「パタゴティタン・マヨルム」、恐竜の巨大化や生態を知ることができた貴重な機会になりました。また、人類の発展と比例して野生動物が絶滅している事実があり、人間のちっぽけさゆえに地球や野生動物に与えている影響の大きさも考えさせられます。恐竜を含む生物の巨大化や進化について知り、さらには第6の絶滅危機と言われるいまの地球環境や生物多様性についても考えさせられる「巨大恐竜展」です。地球環境を大切にして、ヒトを含む生物多様性を守っていきたいですね。子どもから大人まで楽しむことができるので、ぜひこの夏に「パタゴティタン・マヨルム」をはじめとする巨大な恐竜や生物に会いに行って下さい」と感想をコメントした。中澤遼さんによるリポート映像をCHALLENGER’S TV beehiveにて近日配信予定!YouTubeチャンネル登録をしてお待ちを!お楽しみに!

 
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