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夢と情熱が詰まった新しい恐竜x科学体験『DinoScience 恐竜科学博』—恐竜が生きた白亜紀 ララミディア大陸にタイムスリップ

現在開催中の新しい恐竜x科学体験『DinoScience 恐竜科学博』は、夢と情熱が詰まった今夏最大の恐竜イベントだった!その全貌と見どころは!?記事を読み進めよう!

 
DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~
日本国初上陸&初公開のトリケラトプス“Lane(レイン)”実物全身骨格標本/ヒューストン自然科学博物館所蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~

トリケラトプス“Lane(レイン)”実物皮膚痕化石標本/ヒューストン自然科学博物館所蔵 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

多くの来場者が見逃してしまっているのが、トリケラトプス“レイン”の実物皮膚痕化石標本。“レイン”の最大の重要性は、ほぼ完全な全身骨格だけではなく、広範囲に及ぶ皮膚痕にある。恐竜の皮膚痕が残る確率は、骨の化石に比べると圧倒的に低く、“レイン”以前にトリケラトプスの皮膚痕が発見された事例はないという。実物皮膚痕化石標本を見ると、いままではなかなか想像しにくかった、生きていた恐竜=“レイン”と全体的なイメージも想像することができる。ZONE 02「発見ラボラトリー〜科学が解き明かすララミディア大陸〜」で展示されているのは“レイン”の復元皮膚痕化石標本で、ZONE 05「特別展示「レイン」と「スタン」〜LANE & STAN〜」で展示されているのがヒューストン自然科学博物館が所蔵する“レイン”の実物皮膚痕化石標本となっている。展示場所は、“レイン”の実物全身骨格標本のお尻の後ろの方、ZONE04「白亜紀体験シアター〜恐竜たちが生きる世界〜」の外壁に展示されているので、必ずチェックしよう!“レイン”や“スタン”の圧倒的な存在感に気を取られすぎているためか、展示場所が少しわかりづらいためか、見ずに通り過ぎている来場者が多くいるようだ。

恐竜くんによる解説

見逃さないでいただきたいのは、全部ではなく一片だけですが、かなり大きく存在感のある皮膚の化石です。自分のようにずっと恐竜を見つめてきた者でも、この皮膚を見たときに全身に鳥肌が立つ感覚がありました。骨格だけで見ていてもわかっていたはずなのですが、改めて皮膚を見ると、本当にこんな生きものが生きていたんだ、私たちやいまいる動物とは違う生きものがあの骨格にこの皮膚を纏って生きて動いていたんだということを雄弁に物語っていると思います。かつて生きていた本物だけが持つ迫力を感じていただければと思います。後、化石がどれだけすごいものなのか、なかなか伝わっていないんじゃないかなと感じることも多く、1つの生きものが死んで化石になって残る確率はとてつもなく低いものです。普通、動物が死んでも化石にならないんですね。どんなに断片的でも化石で残っているのは奇跡的と言えます。そんな中で、66,000,000年前に生きていた恐竜の全身の8割以上が残って、さらに体の皮膚まで伴って出てきて、ほぼそのままの姿をいまこうして目の前で見ることができる。もしこの化石がいまから10,000年前に露出していたら、誰もその価値なんて気づく人もいなかったので、風化してなくなっていたかもしれません。もしこの化石が、深いところに埋まっていて10,000年後に露出していたら、もしかするとそのときには恐竜を研究している人がいないかもしれません。そう考えると、66,000,000年の間に、いまこの瞬間に出てきて、優れた技術で発掘され、クリーニングされ、組み立てられ、それがいま目の前にいるこの奇跡は、何度繰り返し強調しても足りないくらいです。展示全体を通して、何よりレインと接するとき、このことを頭に留めておいていただければ幸いです。

Mosasaurusストア&フードコーナー&ワークショップ

DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~

公式図録『DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~』

恐竜博・恐竜展やアート系の展覧会などでも人気を博し、多くの来場者が購入している公式図録!DinoScience Storeでは、本展の展示内容をはじめ、恐竜くんが本展のために描き下ろしたイラストや最新の研究に基づいて徹底的に監修した恐竜のCG画像、恐竜くんとブラックヒルズ地質学研究所 所長のピーター・ラーソンによる解説、古生物の専門家によるコラムなどが約200ページにわたって収録されている公式図録『DinoScience 恐竜科学博〜ララミディア大陸の恐竜物語〜』(価格:2,500円/発行:ソニー・ミュージックソリューションズ)が販売されている。恐竜図鑑を遥かに凌ぐボリューム満点の情報量・内容になっており、恐竜が大好きな人、恐竜にロマンを感じる人、生物・古生物について勉強している人、学者・研究者・専門家を目指している人なども是非購入を!公式サイトのオンラインストアからも購入することができる。

DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~

DinoScience Storeには恐竜グッズ150種類以上が並ぶ ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~

コミック『PEANUTS』とコラボレーション ©︎ 2021 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~

恐竜や恐竜の卵をモチーフにしたお菓子類も人気 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

DinoScience Storeでは、公式図録の他にも本展オリジナルデザインのグッズ、公式アンバサダーを務める小坂菜緒(日向坂46)が描き下ろしたイラストのグッズ、公式キャラクター『ダイナ荘びより』や世界75の国と地域で21言語に翻訳、2,200誌に掲載されているコミック『PEANUTS』(『ピーナッツ』)とコラボレーションしたグッズ、恐竜のぬいぐるみなど約150種類以上のグッズ・菓子類が販売されている。中でもコミック『PEANUTS』のスヌーピーが恐竜のように口を大きく開け歯をむき出しにしているぬいぐるみとレンジャーの格好をしたぬいぐるみ、各種恐竜のぬいぐるみも大人気!公式サイトのオンラインストアからも購入することができる。売り切れアイテムが続出しており、再入荷待ちのアイテムもあるようだ。

フードコーナー「美食恐竜のキッチン」では、恐竜をイメージしたバーガーや骨付き肉、ケーキから化石型チョコレートを発掘しながら食べる発掘ケーキ、恐竜の顔の形をしたケーキ、小坂菜緒(日向坂46)が描き下ろしたイラストをモチーフにしたスペシャルコラボメニューやクッキーなど、遊び心とユーモア溢れるフードメニューが販売されている。そして、恐竜ワークショップ(有料)では、本物の化石を発掘することができるプログラム「トレジャーハンター!化石発掘体験」、恐竜の形をしたカラフルな固形せっけんを作ることができるプログラム「恐竜せっけんづくり」、エアプランツと素材をグラスによそって小さな恐竜の世界をつくることができるプログラム「恐竜グラスガーデン」を体験することができ、子どもから大人まで楽しむことができるワークショップになっている。

 

Sony presents DinoScience 恐竜科学博〜ララミディア大陸の恐竜物語〜 ©︎ DinoScience 恐竜科学博製作委員会
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日本国初上陸・初公開のトリケラトプス“Lane”の実物全身骨格標本と実物皮膚痕化石標本がメインではあるが、実は、世界初公開や日本国初公開、新種を含む復元全身骨格標本が展示・公開されていることもトリケラトプス“Lane”同様にすごいことであり、総合的に熱くてヤバいDinoScience 恐竜科学博!今夏最大の恐竜イベントと言える。DinoScience 恐竜科学博の内容や恐竜くんの情熱、ソニーの総力がすごすぎて、SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイの編集部も総力をあげて見出しに恐竜のシルエットを入れたり、デザインをおしゃれにしたりと、いままで以上に時間と労力を費やした情熱的な特集&リポートになっている(はず)!笑、是非、みなさんもDinoScience 恐竜科学博に足を運んで体感していただきたい。夢を抱いたり、何かに情熱を注いだりすることが必ず後の何か繋がるということも、DinoScience 恐竜科学博と恐竜たちが子どもや若者たち、そして大人にも教えてくれる。今回はララミディア大陸にフォーカスしたテーマだったが、シリーズ化して次回は違ったテーマで開催してほしいと、閉幕しないうちから願っている。

 
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