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恐竜の生きた姿を体感できる『恐竜展2021』が東京ドームシティで開幕—復元骨格や最新の研究成果で恐竜の生態や繁栄の謎に迫る

東京で福井県立恐竜博物館所蔵の恐竜全身復元骨格標本や最新の研究成果が展示されている『恐竜展2021』が開幕した!どのような恐竜展になっているの!?記事を読み進めよう!

 
恐竜展2021
肌の質感や動きを再現した全長12mのティラノサウルス実物大ロボット ©︎ココロ ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
恐竜展2021

恐竜の足跡化石を専門に研究している理学博士 / 福井県立恐竜博物館 研究職員の築地祐太さん ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

恐竜の生きた姿を体感できる『恐竜展2021』が、2021年7月10日(土曜日)に東京・東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)で開幕した。

 

恐竜の生きた姿を体感できる『恐竜展2021』は、世界でもトップレベルの展示と研究成果を誇る福井・福井県立恐竜博物館の共催のもと、同博物館が所蔵する小さな恐竜から大きな恐竜、ティラノサウルスやアロサウルス、ステゴサウルス、アクロカントサウルスなど図鑑で見たことがある有名な恐竜の復元全身骨格標本をはじめ、福井県で発掘されたフクイラプトルやフクイベナートル、フクイサウルスの復元全身骨格標本とその最新の研究成果など、貴重な骨格標本や資料の展示を通して、恐竜が出現した三畳紀から恐竜が大型化したジュラ紀、恐竜大繁栄の白亜紀、恐竜滅亡、鳥への進化まで、160,000,000年もの時間をかけて大きく進化を遂げた恐竜の姿を最新の研究に基づいて紹介し、恐竜の歴史や生態、繁栄、多様化の謎に迫る。さらに肌の質感や動き、捕食の様子を再現した全長12mのティラノサウルス実物大ロボットも展示されているほか、クリエイティブカンパニー NAKED, INC.によって映像化されたティラノサウルスとトリケラトプスの対決を特大スクリーンで公開し、恐竜の生きた姿を紹介している。

子どもの頃から恐竜が大好きで、いまは理学博士となり、福井県立恐竜博物館の研究職員として恐竜の足跡化石を専門に研究している築地祐太さんは、本展について「恐竜展2021は、恐竜が生きていた三畳紀、ジュラ紀、白亜紀、そういった時代ごとの恐竜の進化や多様化を見ることができ、恐竜の入門のような感じですごく良い標本が展示されているので、初めて恐竜(の標本)をご覧になられる方や恐竜図鑑で見た恐竜をリアルなスケールで見たい方にオススメです」と説明。特にここ数年、恐竜が注目されていることについては「色々考えられるのですが、1990年代や2000年代は、恐竜を研究したいと思っても日本の国内で指導してくれる大学(の先生)や機関があまりなく、海外に留学するしかなかったのですが、2010年代に入ると海外で勉強や研究をしていた日本人の先生が帰国し、国内の大学や機関で指導したり、その環境が増えたりしたこともあり、僕もそうですが、海外留学せずに国内で恐竜の勉強や研究ができるようになったことで、研究者を目指す学生が増えたことも理由のひとつだと思います。そして、日本国内でも色々な恐竜の化石が見つかるようになってきて、福井の恐竜もそうですし、北は北海道から南は鹿児島まで色々ところで恐竜の化石が見つかっているのも恐竜ブームが再燃している要因だと思います」と、日本国内でも恐竜が注目されイベント等も盛り上がっている要因を語ってくれた。さらに恐竜の研究者を目指している子どもや若者たちに「恐竜を研究する環境が増えて整いつつあるので、いま学校で勉強していることをしっかり頑張って勉強していただいて、恐竜の研究ができる大学や機関を目指す準備をいまのうちからしてください」とメッセージをおくった。

恐竜の生きた姿を体感できる『恐竜展2021』は、2021年9月5日(日曜日)まで東京・東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)で開催。

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INFORMATION

日程: 2021年7月10日(土曜日)から9月5日(日曜日)
時間: 10時00分から18時00分(入館は閉館の30分前まで)
休館: 会期中無休
会場: 東京・東京ドームシティ Gallery AaMo(東京都文京区後楽1-3-61)
料金: 一般(大学生以上) 当日 1,500円(税込) 前売 1,300円(税込) / 中学生・高校生 当日 1,200円(税込) 前売 1,000円(税込) / 子ども(4歳以上) 当日 900円(税込) 前売 700円(税込)、他
注意: 新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。変更の場合は、オフィシャルウェブサイトで臨時お知らせします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、入館時の検温と手指の消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等が必須となります。
お問い合わせ: 東京ドームシティわくわくダイヤル 03-5800-9999

 

 

恐竜展2021

会場となっている東京ドームシティ Gallery AaMoに入ると、小さな恐竜から大きな恐竜まで、図鑑で見たことがある有名な恐竜の全身復元骨格標本(福井県立恐竜博物館所蔵)がずらりと並び圧倒される!それぞれの骨格標本にある解説には、最新の研究成果も書かれているので必読!インタビューに答えてくださった理学博士で福井県立恐竜博物館 研究職員の築地祐太さんが研究している恐竜の足跡化石に関する展示も会場の最後にあるので必見!築地祐太さんは、基本的にはティラノサウルスのような大型恐竜が好きで、研究する恐竜などその時々で好きな恐竜が増えるとのこと。恐竜の口を再現したマスクも格好良い!会場の前にある恐竜の足跡を辿っていくと、化石発掘体験やきょうりゅうせっけん作り、ペイントダイナソー、きょうりゅうペーパークラフトといったワークショップ(有料)も開催されているので体験してみよう。恐竜展2021は、子どもたちの夏休みの自由研究にも役立つはずだ!

 
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