水不足のタンザニアから逃げてきたカバの親子が東京・渋谷川に出現—都会の狭間で地球環境の現状と動物の生態を知る
乾期が本格化したタンザニア連合共和国カタビ国立公園から逃げ、水場を求めて旅してきたカバの親子が、東京・渋谷川(渋谷ストリーム前)に出現した。
東京・渋谷川にカバの親子が出現したのは、今日2019年8月24日(土曜日)正午頃。出現した瞬間から渋谷ストリーム前の稲荷橋は一時騒然となり、多くの見物人がカバの親子をスマートフォンなどで写真撮影していた。カバが生息するタンザニア連合共和国カタビ国立公園は、いまの時期、長期に渡って雨が降らず、強い日差しが地表から水を奪い、動物たちにとっても過酷な状況が続いていることから、カバの親子は水場を求めて旅に出て、たどり着いた先が渋谷川だったと見られている。
これは、2019年8月22日(木曜日)より放送がスタートした、地球上の最も過酷な環境とそこに生きる野生動物の姿に迫るナショナル ジオグラフィックのドキュメンタリー番組『ホスタイル・プラネット 非情の惑星』(全6話)と、動物を含む生物が近年の急激な環境の変化に耐え、熾烈な生存競争を勝ち抜くために闘い、適応し続けていることを多くの人々に知ってもらうために、超リアルなカバの親子の等身大造形物が渋谷川の中に設置され、渋谷ストリーム前の稲荷橋に設置された3種のフォトフレームから『ナショナル ジオグラフィック』の表紙風にカバの親子を撮影することできるプロモーションイベント。
本イベントを企画したクリエーティブ・ディレクターは、SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイのインタビューに対し、本イベントについて「設置段階から多くの人に関心を持っていただき、一先ず良かったです。多くの人に来て見ていただいたり、写真を撮影していただいたりして、ナショナルジオグラフィックの番組はもちろん、地球環境、動物の生態に関心と興味を持っていただければ嬉しいです。カバの親子は、今日明日の2日間のためだけに作られました。終了後は、FOXネットワークスの社内に設置される予定です」と語った。
カバの親子(等身大造形物)は、明日2019年8月25日(日曜日)夕方まで(今日8月24日(土曜日)は夕方まで展示した後に一旦撤収、明日午前中に再び設置される(※雨天の場合は翌日に延期))東京・渋谷川(渋谷ストリーム前)に展示される。
Hostile Planet on National Geographic
ナショナル ジオグラフィック『ホスタイル・プラネット 非情の惑星』
冒険家のベア・グリルスが、地球上の最も過酷な環境と、そこに生きる野生動物の姿に迫る。地球上には想像を絶する厳しい環境に支配された土地があり、その厳しさはこの40年で急激に加速している。第1話「密林」では、ジャングルの生き物を取り上げる。急激な気候変動の影響で、近年ジャングルでは雨量や森林面積の減少など環境が激変。その中でたくましく生きるジャガーやオランウータン、そして菌類や昆虫などの様々な生き物を紹介する。第2話「草原」では、カバやゾウなど様々な生き物が、干ばつ、洪水など、年々過酷さを増す大地で必死に生きる姿を追う。番組では全6話を通し、灼熱の砂漠や薄暗い密林、氷に閉ざされた極地などの厳しい土地で、それぞれの環境変化に適応しながら生き抜く野生動物たちのリアルな姿を届ける。
- 放送: 二ヶ国語版 2019年8月22日(木曜日)より毎週木曜日 / 字幕版 2019年8月23日(金曜日)より毎週金曜日
- 時間: 二ヶ国語版 22時00分から / 字幕版 18時00分から
- 製作総指揮: Guillermo Navarro(ギレルモ・ナヴァロ)、Martha Holmes(マーサ・ホームズ)
- ホスト: Bear Grylls(ベア・グリルス)
- 日本語吹き替え版(声): 小野大輔
- 放送局・チャンネル: スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、IPTV、Hulu、U-NEXT
Hostile Planet on National Geographic
ナショナル ジオグラフィック『ホスタイル・プラネット 非情の惑星』
https://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2639