映画『ドリーム』本編映像に見る1960年代初頭の人種差別と女性蔑視
映画『Hidden Figures』(邦題:ドリーム)の舞台となっている1960年代初頭のアメリカ合衆国の人種差別と女性蔑視がわかる本編映像が公開された。
今回公開された本編映像は、俳優のMahershala Ali(マハーシャラ・アリ)演じるJim Johnson(ジム・ジョンソン)の女性蔑視の一言に女優/シンガー/作家のTaraji P. Henson(タラジ・P・ヘンソン)演じる主人公のKatherine Goble Johnson(キャサリン・ゴーブル・ジョンソン)が表情を一変させ、嫌味交じりに返す本編映像となっている。
まだ人種差別法が存在した1960年代初頭のアメリカ合衆国の社会情勢がよく表れており、人種差別を受けている同じ黒人であっても黒人男性は黒人女性を蔑視していたこともよくわかる。理不尽な環境にも卑屈になることなく強く前向きに生きる同士だと思っていたにも関らず、Jim Johnson(ジム・ジョンソン)の女性を蔑視する発言がショックだったKatherine Goble Johnson(キャサリン・ゴーブル・ジョンソン)は、「NASAで女性を雇っている理由は職場の花だからじゃない、眼鏡をかけてるからよ」と嫌味交じりに返す。
National Aeronautics and Space Administration / NASA(アメリカ合衆国航空宇宙局)の頭脳として最も重要な役割を担った3人の黒人(アフリカ系アメリカ人)女性の勇気と感動の物語―映画『Hidden Figures』(邦題:ドリーム)は、2017年9月29日(金曜日)より全国ロードショーで公開される。
Hidden Figures
ドリーム
1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」というアメリカ合衆国の威信をかけた一大事業に尽力し、NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の女性、キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォ―ン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった驚くべきこの3人の先駆者たちの物語は、性別や人種、世代を超え、すべての世代を大きな夢へと導いた感動の実話。
- 公開: 2017年9月29日(金曜日) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
- 監督: Theodore Melfi(テッド・メルフィ)
- 製作: Donna Gigliotti(ドナ・ジグリオッティ)、Peter Chernin(ピーター・チャーニン)、Jenno Topping(ジェノ・トッピング)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)、Theodore Melfi(セオドア・メルフィ)
- 音楽: Hans Zimmer(ハンス・ジマー)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)、Benjamin Wallfisch(ベンジャミン・ウォールフィシュ)
- 出演: Taraji P. Henson(タラジ・P・ヘンソン)、Octavia Spencer(オクタヴィア・スペンサー)、Janelle Monáe(ジャネール・モネイ)、Kevin Costner(ケビン・コスナー)、Kirsten Dunst(キルスティン・ダンスト)、ほか
- 配給: 20世紀FOX映画
Hidden Figures
ドリーム
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie
©2016Twentieth Century Fox