映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』、原作実写化に挑んだハリウッドの本気度
映画『Ghost In The Shell』(邦題:ゴースト・イン・ザ・シェル)の『攻殻機動隊』実写化に挑んだハリウッドの本気度が伝わる本編映像が公開された。
2017年4月7日(金曜日)より全国ロードショーで公開された映画『Ghost In The Shell』(邦題:ゴースト・イン・ザ・シェル)は、日本国全国362館・611スクリーンで上映され、公開から3日間で233,329人を動員し、興行収入は367,164,600円を記録、週末興行収入第2位を獲得した。また、日本国と同時に公開された中華人民共和国では、7,600スクリーンで上映され、21,400,000ドルを稼ぎ、週末興行収入初登場第1位を獲得。2017年3月31日(金曜日)よりアメリカ合衆国を含む11カ国で公開され、現在までに92,500,000ドルを稼いでいる。
今回公開された本編映像は、原作・アニメーション版でも屈指の名シーンのひとつとなっている、女優/シンガーのScarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)演じる主人公Major(少佐)が光学迷彩で敵を圧倒する戦闘シーンが圧倒的なハイクオリティで描かれ、『攻殻機動隊』の実写化に挑んだハリウッドの本気度が伝わる本編映像となっている。
レインコートを着た男が駆け抜けてきた先は、サイバーパンクを象徴するようなネオン煌めく近未来都市が奥に広がる用水地。不穏な気配を感じ取った男が銃を乱射するも手ごたえはなく、次の瞬間、光学迷彩で景色に完全に同化したMajor(少佐)が男を一蹴。姿を現してもなお無類の強さを発揮し、完膚なきまでに叩きのめしてしまう―『攻殻機動隊』シリーズが描く近未来の世界観を象徴する名シーンとして名高く、原作・アニメーション版でも人気が高いこのアクションシーン。Scarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)の体当たり演技はもちろん、あまりにも見事な映像技術で再現されたMajor(少佐)の光学迷彩シーンをデザインしたのは、ニュージーランドに拠点を置きVFXの最先端を行くWeta Workshop(ウェタ・ワークショップ)。この世界的に有名なデザイン・特殊メイク工房でクリエイティブ・ディレクターを務めるSir Richard Taylor(リチャード・テイラー卿)は、映画『Ghost In The Shell』(邦題:ゴースト・イン・ザ・シェル)の話を聞いたときのことを振り返り、「アーティストとして、ファンとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにはいられなかった。原作は私たちWETA(ウェタ)のみんなにとって大きなインスピレーションをもたらしてきた作品だし、そのキャラクターたちをアニメーションから取り出して、実写映画用の生きて動くキャラクターに作り上げるなんて機会は、想像もつかないほどのチャンスだった」と語った。映像表現に定評があり、『攻殻機動隊』シリーズの大ファンだと公言している映画監督のRupert Sanders(ルパート・サンダース)監督は、「サー・リチャード・テイラーは、テクノロジー、科学、そして、アートを横断できる数少ない映画製作者のひとり。私は軽々しくこの言葉は使わないが、やはり彼は天才。志を同じくし、アーティスティックで、科学的で、才能に溢れた彼とそのチームに本当に参加して欲しかった」と、原作への愛が溢れるこの場面を満足いくまで描けたのはSir Richard Taylor(リチャード・テイラー卿)のおかげであると大賛辞を送った。
日本国が生み、ハリウッドが実写化する全世界待望のSFアクション超大作―映画『Ghost In The Shell』(邦題:ゴースト・イン・ザ・シェル)は、2017年4月7日(金曜日)より全国ロードショーで大ヒット公開中。
Ghost In The Shell
ゴースト・イン・ザ・シェル
機械の体を持つ、世界最強の捜査官。残されたのは、脳と、わずかな記憶だけ。「わたしは誰だったのか?」全世界を揺るがすサイバーテロ事件が、残された記憶を呼び覚ます。彼女には驚愕の過去が隠されていた。
- 公開: 2017年4月7日(金曜日) TOHOシネマズ六本木ヒルズほか 全国ロードショー
- 監督: Rupert Sanders(ルパート・サンダース)
- 原作: 士郎正宗 『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』
- 音楽: 川井 憲次
- 出演: Scarlett Johansson(スカーレット・ヨハンソン)、ビート たけし、Michael Pitt(マイケル・ピット)、Pilou Asbæk(ピルー・アスベック)、Chin Han(チン・ハン)、Juliette Binoche(ジュリエット・ビノシュ)、ほか
- 配給: 東和ピクチャーズ
Ghost In The Shell
ゴースト・イン・ザ・シェル
http://ghostshell.jp/
©MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.