映画『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』どんなに過酷な状況でも“生きる希望”を失わない—ただ生きることを楽しみ続ける
映画『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』のポスタービジュアルと予告映像が公開された!どのようなポスタービジュアルと予告映像になっているの!?記事を読み進めよう!


マイケル・A・グールジャンさん演じる主人公チャーリー・バフチニャン ©︎ 2023 PEOPLE OF AR PRODUCTIONS and THE NEW ARMENIAN LLC All Rights Reserved.
映画『Amerikatsi』(邦題『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』)の予告映像とポスタービジュアルが公開された。
映画『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』は、一昨年2023年9月にアメリカ合衆国全土で公開、日本国では2025年6月13日(金曜日)より公開されることが発表。本作は、1948年、ソ連統治下のアルメニア共和国を舞台に、無実の罪で収監された主人公のアメリカ人 チャーリー・バフチニャンが、どのような過酷な状況でも常に生きる希望を失わず、ただ生きることを楽しみ続けるストーリーが描かれる没入型ハートフル作品。幼少期にオスマン帝国(現・トルコ共和国)でのアルメニア人に対する迫害から逃れるためにアメリカ合衆国に渡ったチャーリー・バフチニャンは、1948年、自身のルーツを探るためにソ連統治下にあっても理想の故郷に思えた祖国に戻るが、“無実の罪”スパイ容疑で逮捕・収監されてしまう。悲嘆に暮れる中、牢獄の小窓から近くのアパートの部屋が見えることを知り、そのアパートに暮らす夫婦を観察することで、想像力を研ぎ澄まして彼らと一緒に食事をし、歌を歌い、会話を楽しんだ。ところが夫婦の仲がこじれてしまい、部屋には夫だけが残され、時を同じくしてチャーリー・バフチニャンのシベリア移送が決まってしまう。移送の期限が迫る中、チャーリー・バフチニャンによる夫婦仲直り作戦が始まる――。本作は、1997年公開の映画『Life Is Beautiful』(邦題『ライフ・イズ・ビューティフル』)の再来と評する評論家やメディアもいるほか、アメリカ合衆国のウッドストック映画祭で長編映画賞、審査員賞、ハワード・ウェクスラー賞を受賞、ドイツ連邦共和国のハンブルグ映画祭で観客賞を受賞するなど、世界各国の映画祭で19の賞を受賞。第96回アカデミー賞®︎国際長編映画賞のショートリストにも選出。ジェノサイドの生き残りの祖父を持つアルメニア系アメリカ人で俳優/映画監督/脚本家のMichael A. Goorjian(マイケル・A・グールジャン)が、本作の監督を務め、脚本を書き、主人公のチャーリー・バフチニャンを演じた。
今回公開されたポスタービジュアルは、「自由はいつも心の中に」というキャッチコピーと共に、自身のルーツを探るために祖国に降りたったチャーリー・バフチニャンがコウノトリの巣の上でたたずむ後ろ姿が印象的。また、ポスタービジュアルと併せて公開された予告映像は、人助けをしたばかりに“無実の罪”スパイ容疑をかけられ収監されてしまうチャーリー・バフチニャンが、笑顔を絶やさず前向きに獄中生活をする様子が描かれるも、徐々に気力や体力を失う中、牢獄の小窓から近くのアパートの部屋が見えることを知り、そこに暮らす夫婦を観察することが日課に。いつしかチャーリー・バフチニャンは、夫婦の生活に合わせてあたかも同じ空間にいるかのように、一緒に食事をし、歌を歌い、一緒に会話を楽しむ。チャーリー・バフチニャンは、この後いったいどうなってしまうのか——感動ドラマを予感させる予告映像となっている。
どのような過酷な状況でも常に生きる希望を失わない——映画『Amerikatsi』(邦題『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』)は、2025年6月13日(金曜日)より全国の映画館にて公開される。
《STORY》 幼少期にオスマン帝国(現在のトルコ)でのアルメニア人に対する迫害から逃れるためにアメリカに渡ったチャーリーは、1948年、自身のルーツを知るために祖国に戻ってくる。ソ連統治下にあっても理想の故郷に思えたからだ。ところがチャーリーは不当に逮捕され、収監されてしまう。悲嘆に暮れる中、牢獄の小窓から近くのアパートの部屋が見えることを知り、そこに暮らす夫婦を観察することが日課になっていった。いつしかチャーリーは夫婦の生活に合わせてあたかも同じ空間にいるかのように、一緒に食事をし、歌を歌い、会話を楽しんだ。ところが夫婦仲がこじれて部屋には夫だけが残され、時を同じくしてチャーリーのシベリア行きが決まってしまう。移送の期限が迫る中、チャーリーによる夫婦仲直り作戦が始まる——。
公開: 2025年6月13日(金曜日)より全国の映画館にて公開
監督: Michael A. Goorjian(マイケル・A・グールジャン)
脚本: Michael A. Goorjian(マイケル・A・グールジャン)
出演: Michael A. Goorjian(マイケル・A・グールジャン)、Hovik Keuchkerian(ホヴィク・ケウチケリアン)、ほか
後援: 駐日アルメニア共和国大使館
配給: 彩プロ
小窓が紡ぐ希望に満ちた映画『Amerikatsi』のポスタービジュアルと予告映像が到着した!観客も主人公のチャーリー・バフチニャンと同じ空間にいるかのように小窓から夫婦を観察し、笑顔を絶やさず前向きに生きる没入体験ができる本作。どのような過酷な状況でも常に生きる希望を失わず、自身の考え方や捉え方、生活の仕方次第でもポジティブに生かされ生きることができるというメッセージを伝えるハートフル作品ではあるが、一方でジェノサイド(集団殺害)や、日本国でも社会問題となっている冤罪などについても考えなければならない社会派作品でもある。日本国でも袴田冤罪事件、大川原化工機事件冤罪事件、郵便不正・厚生労働省元局長冤罪事件などをはじめ、公権力による冤罪(えん罪)が横行しており、いまこの時も“無実の罪”で逮捕・拘禁・収監されている人が多くいることも予想される。犯罪や違法行為でもない無実の罪で嫌疑をかけられ、捜査や印象操作をされ、犯罪事件や犯罪者に仕立て上げられる危険な仕組みと現状があり、公権力に狙われることや公権力からの弾圧を恐れ、声を上げることが容易ではない社会となっており、民主主義が崩壊し、共産主義や社会主義の状態となっている。弁護士などの法曹だけでなく、この国にいるすべての人が“明日は我が身”自分のこととして日本国の人質司法や法律、権力についてもそろそろ本気で考え、言動する必要がある。映画『Life Is Beautiful』の再来とも評される本作、期待が高まる。