映画『アイアンクロー』1960年代を再現したモノクロで始まる本編冒頭8分—すべてはフリッツ・フォン・エリックからはじまる
映画『アイアンクロー』の本編冒頭映像が公開された!どのような本編冒頭映像になっているの!?記事を読み進めよう!
映画『The Iron Claw』(邦題『アイアンクロー』)の本編冒頭映像が公開された。
今回公開された本編冒頭映像は、「INSPIRED BY A TRUE STORY」(この映画は実話に基づく)——1960年代を再現した高コントラストのモノクロ映像——誰もいないリングが徐々にスポットライトに照らされ、“Iron Claw(アイアンクロー)”を必殺技とする伝説のプロレスラー フリッツ・フォン・エリックがブーイングを受けながらも試合を有利に進めるシーンから幕を開ける。恵まれた体格と握力推定120kg超とも言われる怪力を武器に主にヒール(悪役)として活躍していたフリッツ・フォン・エリックは、各地をまわりながら世界最高峰のタイトル NWA世界ヘビー級王座に挑戦するも、なかなかその栄光を掴めずにいた。まだ幼い次男 ケビン・フォン・エリックと三男 デビッド・フォン・エリック、四男を身籠っている妻 ドリスが、試合を終えて会場を後にするフリッツ・フォン・エリックを出迎える。駐車場にはトレーラーを連結したキャデラックが停めてあり、フリッツ・フォン・エリックがサプライズで購入したことをドリスに明かすと、2人は息子たちを前に厳しい家計の現状について口論を始める。フリッツ・フォン・エリックはあえて息子たちにも聞こえるように「最強のレスラーになって、大成功するしかない。誰にも頼らず、自分の力で頂点に立つ」と言い放つ。ケビン・フォン・エリックはそんな父親の姿に憧れて、世界最強のプロレスラーになることを夢見るのだった——。
大人になったケビン・フォン・エリックは「お前たちが最強のレスラーになり、大成功すれば、怖いものなしだ」という父親の教えのもと、日々身体を鍛え、プロレスラーとして活躍。試合では、筋骨隆々の肉体を躍動させ、ザ・シークを責め立てる。最後はフライングボディプレスを決め、テキサス州ヘビー級王座のチャンピオンベルトを獲得する。その後、ケビン・フォン・エリックに続いて弟たちもプロレスラーになり、 “フォン・エリック・ブラザーズ”としてスターの地位を確立、すべては順風満帆だった。しかし、そんな栄光の日々は、突然ガラガラと音を立てて崩れ去っていく。
伝説のプロレス一家 フォン・エリック・ファミリーの知られざる衝撃の真実を描く—映画『The Iron Claw』(邦題『アイアンクロー』)は、2024年4月5日(金曜日)より上映中。
《STORY》1980年初頭、熾烈な競争のプロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック一家。父フリッツ(ホルト・マッキャラニー)は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の長男ケビン(ザック・エフロン)、次男デビッド(ハリス・ディキンソン)、三男ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、四男マイク(スタンリー・シモンズ)ら兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。デビッドが世界ヘビー級王座戦へ指名を受けた直後、日本でのプロレスツアー中に急死する。ここからフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われる。いつしか”呪われた一家“と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは――
公開: 2024年4月5日(金曜日) 全国で公開
監督: Sean Durkin(ショーン・ダーキン)
脚本: Sean Durkin(ショーン・ダーキン)
出演: Zac Efron(ザック・エフロン)、Jeremy Allen White(ジェレミー・アレン・ホワイト)、Harris Dickinson(ハリス・ディキンソン)、Maura Tierney(モーラ・ティアニー)、Stanley Simons(スタンリー・シモンズ)、Holt McCallany(ホルト・マッキャラニー)、Lily James(リリー・ジェイムズ)、Maxwell Jacob Friedman(マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン)、Chavo Guerrero, Jr.(チャボ・ゲレロ・ジュニア)、ほか
配給: キノフィルムズ
映画『The Iron Claw』は、実話も本作の物語もすべてはフリッツ・フォン・エリックからはじまるが、唯一健在する次男のケビン・フォン・エリックの視点から描かれている。本作は、ただのプロレス映画ではない。ぜひ劇場で!