マイケル・マン監督最新作『フェラーリ』日本国公開へ—59歳、“F1の帝王“エンツォ・フェラーリの波乱と激動の1年を描く
映画『フェラーリ』の日本国公開が発表され、特報映像とティザービジュアルが公開された!どのような作品になっているの!?記事を読み進めよう!
映画『Ferrari』(邦題『フェラーリ』)の日本国公開が発表された。
映画『フェラーリ』は、ジャーナリスト/テレビコメンテーター/脚本家/作家のBrock Yates(ブロック・イェイツ/1933 – 2016)によって1990年代からFerrari N.V.(フェラーリ社)の創業者 Enzo Ferrari(エンツォ・フェラーリ/1898 – 1988)が逝去する1988年までのモータースポーツ界が記録された著書『Enzo Ferrari: The Man, the Cars, the Races, the Machine』(邦題『エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像』)を原作に、モータースポーツ界の偉人“オールドマン”と称され、元・プロレーシングドライバーにしてカーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者 エンツォ・フェラーリが59歳を迎えて過ごす1957年の夏、私生活の問題に加え、業績不振により破産寸前の自社が競合他社からの買収の危機に瀕して窮地に立たされるも、起死回生を賭けてイタリア全土1000マイル縦断の公道レース「ミッレミリア」に挑む波乱と激動の1年を描く。日本国では、今年2024年7月5日(金曜日)より全国で公開される。
本作の監督を務めたのは、1995年公開の映画『Heat』(邦題『ヒート』)、1999年公開の映画『The Insider』(邦題『インサイダー』)などの監督を務め、2019年公開の映画『Ford v Ferrari』(邦題『フォードvsフェラーリ』)では製作総指揮を務めた映画監督/脚本家/作家/プロデューサーのMichael Mann(マイケル・マン)監督。本作は、マイケル・マン監督が構想に30年をかけた執念の企画でもある。本作の主人公 エンツォ・フェラーリを演じるのは、製作総指揮としても名を連ねる俳優のAdam Driver(アダム・ドライバー)。会社経営とレースには情熱と狂気をぎらつかせ、一方で愛する者たちには優しさと人間味を感じさせるエンツォ・フェラーリという人物を陰影深く演じ、2人の女性、女優のPenélope Cruz(ペネロペ・クルス)演じる妻 ラウラと女優のShailene Woodley(シャイリーン・ウッドリー)演じる愛人 リナとの複雑な関係の機微がドラマの大きな見どころとなる。さらにマイケル・マン監督と共に精鋭スタッフが再現した「ミッレミリア」のレースシーンでは、レーシングドライバーを捉えた表情、ダイナミックな構図、1957年当時の風景、迫力と臨場感溢れる音響設計などにも注目できる。
フェラーリ社創業日である今日3月12日に公開された特報映像は、過酷なレースシーンと重厚なドラマを重ねながら、エンツォ・フェラーリ自らレーシングドライバーたちを叱咤激励する様子が映し出されているほか、本作を鑑賞した映画製作者/作家のGuillermo del Toro(ギレルモ・デル・トロ)監督が「壮大で濃密なドラマ」、映画監督/脚本家/プロデューサーのAlejandro González Iñárritu(アレハンドロ・G・イニャリトゥ)監督が「名優たちの競演」、映画製作者/映画監督/脚本家/プロデューサーのDenis Villeneuve(ドゥニ・ヴィルヌーヴ)監督が「傑作」と絶賛したコメントも。さらにティザービジュアルも公開され、アダム・ドライバー演じるエンツォ・フェラーリがマシーンを見ながら歩く姿と、偉大な業績とは裏腹に孤独なシルエットが浮かび上がる。エンツォ・フェラーリの比類なき情熱と狂気とは——1957年夏、“F1の帝王”と呼ばれた男の起死回生を賭けたレースの真相が、いま明かされる。
昨年2023年8月、フェラーリ社創業の地 イタリア共和国で開催された第80回ヴィネチア国際映画祭にて初上映された本作。その後、ストリーミングサービスで配信される予定だったが、同年12月25日(月曜日)よりアメリカ合衆国全土の劇場で上映された。日本国を除く全世界の興行収入は4300万ドルを記録し、2023年のトップ10映画の1つに選ばれた。
“F1の帝王“エンツォ・フェラーリの波乱と激動の1年を描く衝撃の実話—映画『Ferrari』(邦題『フェラーリ』)は、2024年7月5日(金曜日)より全国で公開される。
《STORY》1957年。イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者 エンツォ・フェラーリは激動の渦中にいた。妻ラウラとともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死により家庭は破綻。その一方で、愛するパートナー、リナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。再起を誓ったエンツォは、イタリア全土1000マイルを走る過酷なロードレース“ミッレミリア”にすべてを賭けて挑む——。
公開: 2024年7月5日(金曜日) 全国で公開
監督: Michael Mann(マイケル・マン)
脚本: Troy Kennedy Martin(トロイ・ケネディ・マーティン)
原作: Enzo Ferrari: The Man, the Cars, the Races, the Machine by Brock Yates(ブロック・イェイツ著『エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像』)
出演: Adam Driver(アダム・ドライバー)、Penélope Cruz(ペネロペ・クルス)、Shailene Woodley(シャイリーン・ウッドリー)、Patrick Dempsey(パトリック・デンプシー)、ほか
配給: キノフィルムズ
映画『Ferrari』は、Michael Mann監督が構想に30年をかけた執念の企画であり、主人公 エンツォ・フェラーリを演じたAdam Driver氏も製作総指揮にも名を連ねるほどの力の入れようである。“F1の帝王”“オールドマン”と呼ばれた1人の偉人の情熱と狂気、人間ドラマに期待が高まる。