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映画『オットーという男』リタ・ウィルソンのインタビューが到着—“私たち自身の中にある、より良い面に訴える物語”

映画『オットーという男』のプロデューサーを務めたリタ・ウィルソン女史のインタビューが到着した!どのようなことを語っているの?記事を読み進めよう!

 
A Man Called Otto|オットーという男
トム・ハンクスさん(左)とリタ・ウィルソンさん(右)
A Man Called Otto|オットーという男

トム・ハンクスさん演じるオットー・アンダーソン

映画『A Man Called Otto』(邦題『オットーという男』)のプロデューサーを務めた女優/シンガー/ソングライター/プロデューサーのRita Wilson(リタ・ウィルソン)のインタビューが到着した。

 

本作の監督を務めた映画製作者/映画監督のMarc Forster(マーク・フォースター)監督からの依頼により、主人公 Otto Anderson(オットー・アンダーソン)を演じた俳優/映画製作者のTom Hanks(トム・ハンクス)の妻でもあり、本作のプロデューサーを務めたリタ・ウィルソンが主題歌「Til You’re Home」(ティル・ユー・アー・ホーム)を手がけている。本作のテーマを曲で表現する方法を考えていたリタ・ウィルソンは、「父が亡くなったとき、親友から言われたんです。「これからも会話は続くよ」って。それがずっと心に残っていて、その言葉を呼び起こすような歌を作りたいと思ったんです。2人の人間が交わしている会話のように聞こえる歌を。たとえその2人が同じ場所にいないとしてもね」と、以前友人からかけられた慰めの言葉を思い出したと話す。そしてシンガー/ソングライター/俳優のSebastián Giraldo(セバスチャン・ヤトラ)とのデュエットについては「オットーが妻に歌っている曲という風に考えることができますが、同時に妻が彼に歌っているとも考えられると思ったんです」と、デュエットすることで歌の中でオットー・アンダーソンと妻が一緒にいられることを表現したかったという。

原作である小説『A Man Called Ove』(邦題『幸せなひとりぼっち』)の映画化と2015年公開の映画『A Man Called Ove』(原題『ア・マン・コールド・オーヴェ』のリメイクについては、「この映画は絶対作らなきゃと思うようなものですね。最初に惹かれたのは、この題材、小説『A Man Called Ove』でした。そしてその小説を元にしたスウェーデン映画を観て、このキャラクターにはトム・ハンクスがぴったりだと思ったことも、この作品に惹かれた理由です。それに加えて、この物語が伝えていることにも惹かれました。自分が関わった作品を観た人たちが、いくらかの喜びと幸せを感じ、少しの時間でも現実から逃避できたらいいなと思っていて、この作品はそれらすべてを兼ね備えていると感じたんです」と語り、ユーモアとドラマのバランスについて「ユーモアは、私たちの日常生活の一部です。悲しみ、怒り、苛立ちといった感情と同じように。何か面白いこと、何かの出来事、笑ってしまうようなことを受け入れられるとバランスが取れます。私自身も、日々の中でそれを目指していますし、この映画もそういうものになると思います。観る人たちに、自分のことを笑いとばしてほしい、というのがね」と明かした。

本作の見どころでもあるオットー・アンダーソンと隣人マリソル一家の関係を「愛と喜びの不協和音です。マリソルと彼女の家族は無垢で純朴なところがあって、オットーのこともよくわかっていません。他の人のようにはね。というより、マリソルはオットーがどんな人かわかっているけれど、他の人ほど深刻に捉えていないんです。他の人たちのようにオットーを怖がる代わりに、彼女は単に彼を受け入れて、ちょっと変わった面白い人だって思っている。それが最高なんです!」と、他のご近所さんとの見方や捉え方の違いを説明した。

最後に、本作を「私たち自身の中にある、より良い面に訴える物語だと思います。もっといい人間になりたい、もっと優しくなりたいってみんな思っていますよね。どんなことを成し遂げてきたか、ということよりもね。自分はいい人だったか?他の人のことを思いやったか?寛大だったか?誰だってそうありたいですよね。この映画にはより重い問題がありますが、希望をもらえる作品です」と締め括った。

もう一度“生きる希望”を見つけていく男の感動の物語—映画『A Man Called Otto』(邦題『オットーという男』)は、2023年3月10日(金曜日)より全国で大ヒット上映中。

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INFORMATION

《STORY》オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい・・・。それが《オットーという男》。そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も・・・。世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により“自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく——。

 

公開: 2023年3月10日(金曜日)より全国の映画館で公開
監督: Marc Forster(マーク・フォースター)
脚本: David Magee(デヴィッド・マギー)
製作: Rita Wilson(リタ・ウィルソン)、Tom Hanks(トム・ハンクス)
原案: A Man Called Ove by Fredrik Backman(フレドリック・バックマン「幸せなひとりぼっち」(ハヤカワ文庫))
出演: Tom Hanks(トム・ハンクス)、Mariana Treviño(マリアナ・トレビーニョ)、Manuel Garcia-Rulfo(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)、Rachel Keller(レイチェル・ケラー)、ほか
配給: ソニー・ピクチャーズ映画

 

 

映画『A Man Called Otto』のオットー・アンダーソンとマリソル一家の関係性を見ると、ご近所付き合いや人間関係も見方や考え方、捉え方次第で良くなると感じるだろう。さまざまな視点・角度からひとの良いところを見ることで、人間関係も良くなり、誰かや何かの希望になるかもしれない。日本国でも他人の揚げ足をとったり、秘密を暴露したり、メディアやインターネット、公権力(警察)を使って制裁を下したりすることが異常なくらいに目立っているが、正直誰も得をしないし、やった当事者は一生背負い破滅に向かうだけだ。そんなことをするよりも、より良い人間関係を築くためにそれぞれお互いが努力をする方が良い。それが友情になり、環境になり、コミュニティになる。多様な社会・価値観の中で“生かされ生きる”ヒントを、本作は教えてくれる。

 
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