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長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』が第50回アニー賞2部門を受賞—堤大介監督“多くの人たちに恵まれた結果の受賞”

トンコハウス・堤大介監督の長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』が第50回アニー賞の2部門を受賞する快挙を成し遂げた!記事を読み進めよう!

 
ONI: Thunder God's Tale|ONI ~ 神々山のおなり
第50回アニー賞授賞式のレッドカーペットに集結した堤大介監督をはじめとする長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』制作スタッフ陣 ©︎ 2023 Tonko House Inc.
ONI:神々山のおなり

長編アニメーション『ONI:神々山のおなり』キービジュアル

長編アニメーション『ONI: Thunder God’s Tale』(邦題『ONI ~ 神々山のおなり』)が、第50回Annie Awards(アニー賞)の2部門を受賞した。

 

アニメーション業界の最高峰であり、今年で開催50回目を迎えるアニー賞の授賞式がアメリカ合衆国現地時間2023年2月25日(土曜日)にカリフォルニア州ロサンゼルス・UCLA Royce Hall(カリフォルニア大学ロサンゼルス校ロイス・ホール)で開催され、6部門(リミテッドシリーズ部門 作品賞、テレビ/メディア部門 監督賞、同部門プロダクションデザイン賞、同部門キャラクターデザイン賞、同部門キャラクターアニメーション賞、同部門音楽賞)にノミネートされていた長編アニメーション『ONI ~ 神々山のおなり』がリミテッドシリーズ テレビ/メディア部門 作品賞、テレビ/メディア部門 プロダクションデザイン賞の2部門を受賞する快挙を成し遂げた。

同賞の受賞について、本作の監督を務めたアニメーション監督/トンコハウス 共同創設者の堤大介監督は「マイノリティの日本人としてハリウッドでやってきた僕にとって、日本人監督として、日本を題材にしたこの作品が、ハリウッドのアニメーション業界の最高峰のアニー賞をいただけたことは、信じられないと同時に、時代も少しずつ変わってきているのかなという希望を感じます。『ONI』は「日本古来の鬼とは、個人の内に潜む闇である」という現代的解釈をコンセプトにした完全オリジナルの物語であり、とてもリスクの大きい企画でしたが、Netflixを始め、作品のビジョンに賛同してくれた多くの人たちに恵まれた結果の受賞だと思います。皆さんに心からおめでとうと言いたいです。オリジナル作品を作るのが本当に難しくなってしまった今の世の中で、少しでも次の世代のクリエーターが失敗を恐れず挑戦し続けられる場を広げるためにも、僕たちも挑戦し続けていきたいと思います」とコメントを寄せ、本作のエグゼクティブプロデューサーを務めたアニメーション監督/トンコハウス 共同創設者のRobert Kondo(ロバート・コンドウ)監督は「日本を題材とした作品を世界中の人たちに観てもらえる機会を頂けたことをまずは嬉しく思っています。アニメーションの世界で最もリスペクトされているアニー賞を『ONI』で受賞できたことは、僕たちのこれまでの苦しく、楽しい道のりを多くの人に評価してもらった証拠であり、僕を含めチーム全員の喜びとなりました」とコメントを寄せている。

本作は、日本国の神話・民話を思わせる神さまや妖怪たちの世界を舞台に、伝説の英雄に憧れ、新たな英雄となるため稽古に励みながらも自由奔放に生きるおてんば娘である主人公「おなり」と、過去を隠してひたすら「おなり」に愛情を注ぐ父「なりどん」の物語。親子の絆や友情、誰もが持つ光と闇が描かれ、人の心の本質に迫るテーマでありながらも、感情がありありと伝わる巧みな光と色彩の表現、映像美、散りばめられたユーモアで、世代・国境を越えて誰もがONI(鬼)や光と闇について考え、楽しむことができる。

あたたかく愛おしく、時に切ない親子の絆のものがたり——長編アニメーション『ONI: Thunder God’s Tale』(邦題『ONI ~ 神々山のおなり』)は、2022年10月21日(金曜日)よりNetflixにて配信中。

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INFORMATION

《STORY》日本の民話に登場する神さまや妖怪たちの世界で、自由奔放に生きるおてんば娘、おなり。伝説の英雄に憧れ、新たな英雄となるため稽古に励むが、父親のなりどんはヘンテコな神様で何も教えてくれない。古来から山の神々が恐れる「ONI」の脅威が迫り来る中、おなりはまだ知らない自身の真実と向き合わなければならない。
 
公開: 2022年10月21日(金曜日)よりNetflixにて全世界配信スタート
監督: Daisuke “Dice” Tsutsumi(堤大介)
原案: Daisuke “Dice” Tsutsumi(堤大介)
脚本: 岡田麿里
製作: Robert Kondo(ロバート・コンドウ)、Kane Lee (ケーン・リー)、Daisuke “Dice” Tsutsumi(堤大介)
プロデュース: Sara K. Sampson(サラ・K・サンプソン)
制作: Tonko House(トンコハウス)
出演: Momona Tamada(モモナ・タマダ)、Anna Akana(アンナ・アカナ)、Tantoo Cardinal(タントゥー・カーディナル)、Archie Yates(アーチー・イェーツ)、Seth Carr(セス・カー)、Yuki Matsuzaki(松崎悠希)、Craig Robinson(クレイグ・ロビンソン)、George Takei(ジョージ・タケイ)、Brittany Ishibashi(ブリタニー・イシバシ)、Charlet Takahashi Chung(シャーレット・タカハシ・チュン)、Miyuki Sawashiro(沢城みゆき)
吹替: 白石涼子、新井里美、Craig Robinson(クレイグ・ロビンソン)、沢田敏子、上田麗奈、間宮康弘、マリナ・アイコルツ、釘宮理恵、中務貴幸、戸松遥、久野美咲、沢城みゆき、井上和彦、植竹香菜
配信: Netflix

 

 

© 2022 Netflix

先週、長編アニメーション『ONI: Thunder God's Tale』がThe 50th Annie Awardsの2部門を受賞したとの速報が飛び込んできた!自分のことにように嬉しく、速報として記事を出したかったが、堤大介監督の心境を記事にしたく、オフィシャルコメントを待っての記事に!『ONI』という夢に挑戦し、夢を叶えたDice Tsutsumi監督やRobert Kondo監督、スタッフの皆さん、受賞おめでとうございました!

 
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