映画『オットーという男』の本編映像が解禁—“彼の世界は二元論の世界”オットーが極端に規則やルールにこだわる理由
映画『オットーという男』の本編映像が公開され、主人公オットー・アンダーソンについてトム・ハンクス氏がコメントを寄せた!どのような本編映像になっているの!?記事を読み進めよう!
映画『A Man Called Otto』(邦題『オットーという男』)の本編映像が公開された。
今回公開された本編映像は、口うるさく気難しい町一番の嫌われ者で主人公 Otto Anderson(オットー・アンダーソン)とご近所さんとの“交流”が映し出される。オットー・アンダーソンは、犬を散歩させている近所の住人にも怖い顔で「そのチビ犬、うちの前にまた小便した」とクレームをつけ、クレームをつけられた住人は「無視して、証拠はないんだから」とオットー・アンダーソンのことを無視するよう犬に告げるが、オットー・アンダーソンはすかさず「それじゃあ、君か?」とさらに怒鳴る。そんなオットー・アンダーソンの毎日の小言にうんざりした様子で立ち去る住人。オットー・アンダーソンがイライラしながらガレージに向かうと、そこには1匹の野良猫が——「おい何してる、あっちに行け」と八つ当たりするも猫はまったく動じず、オットー・アンダーソンをじっと見つめるだけだった。
オットー・アンダーソンにとって、物事のやり方はたった1つ、“正しくやること”。車は無許可駐車禁止、ゴミの缶は缶用・ガラスはガラス用の回収箱へ分別、自転車の置き場所は自転車ラックへ、運転はマニュアル車、その他の日常の雑事や活動のすべてにオットー・アンダーソンのやり方がある。それ以外のやり方をする人間は、みんな“バカ”だと思っているようだ。オットー・アンダーソンを演じた俳優/映画製作者のTom Hanks(トム・ハンクス)は、「オットーは自分のやり方にこだわって生きてきました。生まれた4時間後から今までずっと!彼の世界は二元論の世界なんです。たった1つの方法、つまり規則に従うことで世の中は機能している、とオットーは思っているんです。誰だって規則を読むことができるし、誰だって規則に従うことができるはずだっていうわけです」と、オットー・アンダーソンが極端に規則やルールにこだわることについてコメントを寄せた。
もう一度“生きる希望”を見つけていく男の感動の物語—映画『A Man Called Otto』(邦題『オットーという男』)は、2023年3月10日(金曜日)より全国で公開される。
《STORY》オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい・・・。それが《オットーという男》。そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も・・・。世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により“自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく——。
公開: 2023年3月10日(金曜日)より全国の映画館で公開
監督: Marc Forster(マーク・フォースター)
脚本: David Magee(デヴィッド・マギー)
製作: Rita Wilson(リタ・ウィルソン)、Tom Hanks(トム・ハンクス)
原案: A Man Called Ove by Fredrik Backman(フレドリック・バックマン「幸せなひとりぼっち」(ハヤカワ文庫))
出演: Tom Hanks(トム・ハンクス)、Mariana Treviño(マリアナ・トレビーニョ)、Manuel Garcia-Rulfo(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)、Rachel Keller(レイチェル・ケラー)、ほか
配給: ソニー・ピクチャーズ映画
今回公開された映画『A Man Called Otto』の本編映像は、これだけ口うるさく気難しいと、確かに嫌われてしまうだろうという内容。規則やルールがすべてではないときもあるが、オットー・アンダーソンは極端に規則やルールにこだわり、自分のやり方を押し通し、他人にも押し付けてしまう・・・果たして、オットー・アンダーソンはここからどのような心理的変化を見せていくのか——。