ヒュー・ジャックマン主演映画『The Son/息子』の日本国公開が決定—親と子の心の距離を描くヒューマンドラマ
映画『ファーザー』に続くシリーズ第2作・映画『The Son/息子』の日本国公開が決定し、発表された!公開はいつから!?どのような作品になっているの!?記事を読み進めよう!
映画『The Son』(邦題『The Son/息子』)の日本国公開が発表され、場面写真も公開された。
映画『The Son/息子』は、昨年2022年9月に第79回ヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミア上映。同年11月にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市とニューヨーク州ニューヨーク市の映画館で1週間限定上映、今年2023年1月20日(金曜日)からは北米全土に拡大して上映される。日本国では、今年3月17日(金曜日)より全国で公開されることが決定した。
本作の監督・脚本を務めたのは、シリーズ前作となる2020年公開のシリーズ第1作・映画『The Father』(邦題『ファーザー』)でアカデミー賞®︎2部門を受賞した映像作家/劇作家/映画監督のFlorian Zeller(フロリアン・ゼレール)監督。本作の製作総指揮を務めながら主人公のPeter Miller(ピーター・ミラー)を演じるのは俳優のHugh Jackman(ヒュー・ジャックマン)、前妻Kate Miller(ケイト・ミラー)を演じるのは女優のLaura Dern(ローラ・ダーン)、息子Nicholas Miller(ニコラス・ミラー)を演じるのは俳優のZen McGrath(ゼン・マクグラス)※幼少期は子役のGeorge Cobell(ジョージ・コーベル)。ヒュー・ジャックマンは、本作で第80回ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされており、アメリカ合衆国現地時間1月10日(火曜日)に開催されるゴールデングローブ賞授賞式での結果発表を控えている。さらにシリーズ第1作・映画『ファーザー』で老いて認知症を患う主人公・Anthony(アンソニー)を演じ、アカデミー賞®︎主演男優賞に輝いた俳優/監督/プロデューサーのAnthony Hopkins(アンソニー・ホプキンス)が続投し、Anthony Miller(アンソニー・ミラー)を演じる。
今回公開された場面写真は、幼い息子ニコラス・ミラーを父親のピーター・ミラーが嬉しそうに抱き上げる様子、仲睦まじく語り合う家族の様子、そしてスーツ姿のピーター・ミラーが神妙な面持ちで電話をする様子を切り取った3枚の場面写真。このようなごく当たり前の日常のなかで突然家族に異変が―それは私たちにとっても決して他人事ではない出来事となる。
フロリアン・ゼレール監督は、本作を製作・公開するにあたり「この物語を伝えたいという思いがあまりにも強く、他の映画のことは全く頭になかった。『The Son』の登場人物の人生を描きたいと思った主な理由には、心の問題を抱えている人が多くいることがある。そして、この問題には必ずといっていいほど、恥、罪悪感、無知が伴う。しかし、そのような感情やレッテルは、重要な会話の妨げとなってしまう。この映画が、心の病に関する様々な対話のきっかけとなることを期待する」とコメント。そして、ヒュー・ジャックマンは、「多くの人々が、自殺、うつ病、不安症の問題に悩んでいる。その原因は、少し話し合っただけで分かるほど単純ではないが、話すことが重要なんだ。話題に出すべきなんだ。『The Son』のような映画は、会話を始める重要なきっかけになると思う。僕は、このテーマをここまで知的に、美しく、そしてはっきりと描き出しているこの作品に参加できて、誇らしい気持ちだ」とコメントを寄せた。
本作は、フロリアン・ゼレール監督による戯曲『Le Père』(原題『父』)を原作に映画化した2020年公開のシリーズ第1作・映画『ファーザー』に続き、戯曲『Le Fils』(原題『息子』)を原作に映画化したシリーズ第2作。新たな家族と幸せな日々を送っていたピーター・ミラーのもとに、心の病を抱えながらピーター・ミラーの前妻ケイト・ミラーのもとで暮らしていた17歳の息子ニコラス・ミラーが引っ越したいと訴える。ピーター・ミラーは息子を受け入れ生活を始めるが——。親と子の心の距離が描かれ、心の在り様を観る者に問いかける衝撃の愛の物語。
親と子の心の距離を描く、愛と衝撃の物語—映画『The Son』(邦題『The Son/息子』)は、2023年3月17日(金曜日)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
《STORY》優秀な弁護士のピーター・ミラー(ヒュー・ジャックマン)は新たな家族と幸せな日々を送っていた。そんな時に、前妻と暮らしていた17歳の息子ニコラス・ミラー(ゼン・マクグラス)が、ピーターのもとに引っ越したいと訴える。ニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのだ。ピーターは息子を受け入れ生活を始めるが……。
公開: 2023年3月17日(金曜日)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督: Florian Zeller(フロリアン・ゼレール)
脚本: Florian Zeller(フロリアン・ゼレール)、Christopher Hampton(クリストファー・ハンプトン)
製作: Florian Zeller(フロリアン・ゼレール)
製作総指揮: Hugh Jackman(ヒュー・ジャックマン)
原作: Le Fils / The Son by Florian Zeller(戯曲『Le Fils』 by フロリアン・ゼレール)
出演: Hugh Jackman(ヒュー・ジャックマン)、Laura Dern(ローラ・ダーン)、Vanessa Kirby(ヴァネッサ・カービー)、Zen McGrath(ゼン・マクグラス)、Anthony Hopkins(アンソニー・ホプキンス)、ほか
配給: キノフィルムズ
娘と、老いて認知症を患う父の揺れる絆を描き、世界中で様々な映画賞を受賞した2020年公開の映画『The Father』に続く、シリーズ第2作となる映画『The Son』。本作では、父と、心の病を抱える息子の心の距離や愛が描かれ、現代の多くの人々が抱える心の病・問題や家族・親子について考えるきっかけ、対話のきっかけになる、社会的にも重要な作品である。シリーズは、全3部作で、次は戯曲『La Mère』(原題『母』)を原作にした作品も控えている。