映画『アイス・ロード』の場面写真&メイキングカットが解禁—ジョナサン・ヘンズリー監督が語る徹底した“リアル”へのこだわり
リーアム・ニーソン氏主演映画『アイス・ロード』の場面写真&メイキングカットが公開されたほか、ジョナサン・ヘンズリー監督のコメントも公開された!記事を読み進めよう!
映画『The Ice Road』(邦題『アイス・ロード』)の場面写真とメイキングカットが公開された。
今回公開された場面写真は、俳優のLiam Neeson(リーアム・ニーソン)演じるドライバーMike McCann(マイク・マッキャン)がセミトラックの窓から険しい表情を見せる場面。また、メイキングカット(写真)は、リーアム・ニーソンをはじめ、俳優/プロデューサー/脚本家のLaurence Fishburne(ローレンス・フィッシュバーン)、女優のAmber Midthunder(アンバー・ミッドサンダー)、俳優のMarcus Thomas(マーカス・トーマス)、俳優のBenjamin Walker(ベンジャミン・ウォーカー)がアイス・ロードに集合した様子や分厚い防寒具に身を包んだ映画監督/脚本家のJonathan Hensleigh(ジョナサン・ヘンズリー)監督がキャストに説明をしている様子、ジョナサン・ヘンズリー監督とリーアム・ニーソン、アンバー・ミッドサンダー、スタッフが抱き合っている様子が公開され、現場の雰囲気や冬のカナダ・ウィニペグ湖での撮影がいかに過酷であったかも垣間見ることができる写真になっている。
本作の監督を務めたジョナサン・ヘンズリー監督は、本作について「不釣り合いな組み合わせの肉体労働者たちが一緒に旅に出るという概念に魅力を感じるんだ。あまりにも危険な旅なので、まともな動機の人はやらない。だが、そこに目的の異なる相容れない人たちが集まり一緒に旅に出る。そういうところに魅力を感じて映画を作ってきた」と、1998年公開の映画『Armageddon』(邦題『アルマゲドン』)などこれまで手掛けてきた作品にも似た魅力を語っている。また、撮影では、セミトラック18輪車が氷の道や山道、街の中を走るシーンでも実機が使用されており、「並外れた耐荷重を誇るフォードF-550に18輪トラックを載せてグライダーのようにけん引した。下層階に当たるフォードをスタントが運転し、上層階のトラックに俳優が乗り込む」と徹底して“リアル”にこだわった撮影方法を明かす。この撮影方法により運転シーンにグリーンバックは使用されず、「本作ではアクションシーンが次々と繰り広げられる。カーチェイスやドライバーの対立、トラックの爆発や沈没などだ。それを18輪トラックを使い、本物の湖面で撮影したんだ。こうして撮影されたアクションシーンの映像によって、オリジナリティのある唯一無二の作品になった」と自信を滲ませた。リーアム・ニーソンの出演については「リーアムの出演が決まって興奮したね。アメリカの映画界で貴重な存在だ。商業的な大作映画で演技力を発揮できるし、アクション映画にも多く出てる。独特な道を歩んでいる俳優だ。両方を兼ね備えた俳優は多くはいないよ」と、映画業界でも本作でもリーアム・ニーソンの存在の大きさを実感させる。
生きる希望を届けるために大自然と陰謀に立ち向かう—映画『The Ice Road』(邦題『アイス・ロード』)は、2021年11月12日(金曜日)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
爆発事故でカナダの鉱山の地下に閉じ込められた26人の作業員。救出装置を運ぶため、4人のトラックドライバーが集められる。30tの巨大トラック3台が走る最短ルートは、氷の道〈アイス・ロード〉。スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈む。地下の酸素が尽きるタイムリミットは30時間。4人はドライブテクニックと強いハートで、名誉と報酬を手にするはずだった。ところが、事故には危険な陰謀が隠されていた──。
公開: 2021年11月12日(金曜日)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
監督: Jonathan Hensleigh(ジョナサン・ヘンズリー)
脚本: Jonathan Hensleigh(ジョナサン・ヘンズリー)
出演: Liam Neeson(リーアム・ニーソン)、Laurence Fishburne(ローレンス・フィッシュバーン)、Marcus Thomas(マーカス・トーマス)、Amber Midthunder(アンバー・ミッドサンダー)、Benjamin Walker(ベンジャミン・ウォーカー)、ほか
提供: ギャガ、イオンエンターテイメント
配給: ギャガ
いま世界中で大ヒットしているあの映画もそうだが、近年、撮影後にVFXやCGなどを合成するグリーンバックを極力使用せず、“リアル”にこだわった制作・撮影方法を取る映画監督と作品が増えている。映画『The Ice Road』もその1つ。VFX・CGソフトやクリエイターの技術も格段に上がっているため、本物との差がない表現が可能だが、やはり本物には勝てないものもある。Liam Neeson氏の存在の大きさやJonathan Hensleigh監督の徹底した“リアル”へのこだわりを劇場で体感してほしい。