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映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』が7日より公開—あらゆる音楽に影響を与えたインディアン・ミュージック

インディアンのリズムやサウンド、メロディが国境・ジャンルを越えて音楽に影響を与えた事実を知る人は少ない。その事実と歴史を知ることができるドキュメンタリー映画が公開される。記事を読み進めよう!

 
RUMBLE The Indians Who Rocked The World|ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち
© Rezolution Pictures
RUMBLE The Indians Who Rocked The World|ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち

Getty Images

映画『Rumble The Indians Who Rocked The World』(邦題『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』)が、明日2020年8月7日(金曜日)より渋谷ホワイト シネクイント他、全国で順次公開される。

 

SARS-CoV-2 / COVID-19(新型コロナウイルスによる感染症)の影響により公開が延期となっていた映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』が、明日より公開。

インディアンの血を継ぐギタリスト/ソングライター/コンポーザーのLink Wray(リンク・レイ)が1958年にリリースした「Rumble」(ランブル)は、歌詞のないインストゥルメンタルサウンドでありながらも攻撃的なタイトルとサウンドが“少年犯罪を助長する”と物議を醸し、いくつかのラジオ局で放送禁止になったにも関わらず、アメリカ合衆国やイギリス(連合王国)で大ヒット。後に音楽業界や音楽ファンはこれを“偉業”と位置付けたほか、この「Rumble」がなければロックバンドのLed Zeppelin(レッド・ツェッペリン)、ロックバンドのThe Who(ザ・フー)、パンク、メタルなども生まれなかったと言われている。映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』は、この「Rumble」を皮切りに、インディアンたちが自然から授かったリズム、そのリズムを紡いだサウンドやメロディが、ロック、ジャズ、ブルース、フォーク、ファンク、ヒップホップ、EDM・・・と、国境を越えてあらゆる音楽・ジャンルにいかに影響を与えたのか、そして、インディアンたちの豊かな音楽がポピュラーミュージックの歴史からいかに抹消されたのかを、貴重な秘蔵映像と、本作の製作総指揮であるギタリスト/シンガーのStevie Salas(スティーヴィー・サラス)や元・ロックバンドThe Band(ザ・バンド)でミュージシャン/ソングライター/コンポーザー/プロデューサーのRobbie Robertson(ロビー・ロバートソン)、The Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)のTaboo(タブー)などのインディアンの血を継ぐアーティストをはじめ、映画監督/プロデューサー/脚本家のMartin Scorsese(マーティン・スコセッシ)やシンガーのTony Bennett(トニー・ベネット)、ロックバンドAerosmith(エアロスミス)のSteven Tyler(スティーヴン・タイラー)など豪華レジェンドたちの証言を交えて明らかにする。

2017年にはアメリカ合衆国のSundance Film Festival(サンダンス映画祭)でCinema Documentary Special Jury Award for Masterful Storytelling(映画ドキュメンタリー・マスターフルストリーテリング特別審査員賞)を受賞したほか、その他の映画祭でも賞を受賞し、話題となった。

本作で流れる楽曲は、Spotify(スポティファイ)でプレイリストが公開されているのでチェックしよう!

あらゆる音楽に影響を与えたインディアン・ミュージックの真実に迫るドキュメンタリー映画『Rumble The Indians Who Rocked The World』(邦題『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』)は、明日2020年8月7日(金曜日)より渋谷ホワイト シネクイント他、全国で順次公開される。

作品情報
Rumble The Indians Who Rocked The World
ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち

公開: 2020年8月7日(金曜日) 渋谷ホワイト シネクイント他 全国順次ロードショー
監督・脚本・製作: Catherine Bainbridge(キャサリン・ベインブリッジ)
共同監督・撮影監督: Alfonso Maiorana(アルフォンソ・マイオラナ)
製作総指揮: Stevie Salas(スティーヴィー・サラス)、Catherine Bainbridge(キャサリン・ベインブリッジ)
出演: Link Wray(リンク・レイ)、Charley Patton(チャーリー・パトン)、Mildred Bailey(ミルドレッド・ベイリー)、Buy Sainte-Marie(バフィ・セイント・マリー)、Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリクス)、Robbie Robertson(ロビー・ロバートソン)、Jesse Ed Davis(ジェシ・エド・デイヴィス)、Redbone – Pat and Lolly Vegas(レッドボーン(パット&ロリー・ヴェガス))、Randy Castillo(ランディ・カスティーヨ)、Taboo – The Black Eyed Peas(タブー(ブラック・アイド・ピーズ))、Martin Scorsese(マーティン・スコセッシ)、Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)、Steven Tyler – Aerosmith(スティーヴン・タイラー(エアロスミス))、Steven Van Zandt(スティーヴン・ヴァン・ザント)、Iggy Pop(イギー・ポップ)、Tony Bennett(トニー・ベネット)、George Clinton(ジョージ・クリントン)、Slash – Guns N’ Roses(スラッシュ(ガンズ・アンド・ローゼズ))、Taylor Hawkins – Foo Fighters(テイラー・ホーキンス(フー・ファイターズ))、Jackson Browne(ジャクソン・ブラウン)、Wayne Kramer – MC5(ウェイン・クレイマー(MC5))、Marky Ramone – Ramones(マーキー・ラモーン(ラモーンズ))、Robbie Robertson – The Band(ロビー・ロバートソン(元・ザ・バンド))、Taj Mahal(タージ・マハール)、Stevie Salas(スティーヴィー・サラス)、ほか
字幕監修: Peter Barakan(ピーター・バラカン)
提供: キュリオスコープ
配給: マーメイドフィルム、コピアポアフィルム
後援: カナダ大使館

Rumble The Indians Who Rocked The World
ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち
rumblethemovie-japan.com

 

 

© Rezolution Pictures (RUMBLE) Inc.

いまではインディアンの血を継いでいることを公にし、そのルーツや文化、リズムを込めた楽曲をリリースしているミュージシャンも多いが、一昔前は公にすらできなかった。先住民でありながら土地を奪われ、弾圧・差別されてきた歴史があるからである。そんな中でも弾圧や差別に屈しなかった彼らのスピリット、自然から授かったリズム、そのリズムを紡いだサウンドやメロディが国境・ジャンルを越え、あらゆる音楽の中に息づいていることが本作で明らかに。いま知るべき“歴史(音楽史)の真実”がここにある、必見。

 
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