展覧会『スター・ウォーズ™ アイデンティティーズ:ザ・エキシビション』が熱い—初めて見たあの時の胸の高鳴りが再び
1999年公開の映画『Star Wars: Episode I The Phantom Menace』(邦題『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』)では、まだ奴隷だった幼いAnakin Skywalker(アナキン・スカイウォーカー)が惑星タトゥイーンの祝日に開催されるポッドレース大会「ブーンタ・イヴ・クラシック」に出場する。その際、一緒にスタートラインに立ったポッドレーサーのAldar Beedo(オルダー・ビード)、Ark “Bumpy” Roose(アーク・“バンピー”・ルース)、Clegg Holdfast(クレッグ・ホールドファスト)、Ebe E. Endocott(イブ・E・エンドコット)、Ody Mandrell(オディ・マンドレル)、Teemto Pagalies(ティーント・パガリス)、Mars Guo(マース・グオ)、Neva Kee(ネヴァ・キー)、Xexto(ゼクスト)、Wan Sandage(ワン・サンデッジ)、Elan Mak(イラン・マック)/Kam Nale(カム・ネイル)のコンセプト・モデルが展示されている。いまでは世界中で“多様性”が叫ばれているが、映画『スター・ウォーズ』シリーズの世界観の中では多種多様のエイリアンや人間が共存し、多様性が実現していた。
1999年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のポッドレース大会「ブーンタ・イヴ・クラシック」のシーンに登場するポッドレースのパイロットたちのほとんどはコンピュータグラフィックスで作られたが、パペットが使われたキャラクターもおり、Dad Bolt(ダッド・ボルト)のパペットとMars Guo(マース・グオ)のパペットが撮影で使用された。Sebulba(セブルバ )のモデルは、ポッドレースのシーンを作るアニメーターたちが参考にするために使用したモデル。
ボバ・フェット / ストームトルーパー
Boba Fett(ボバ・フェット)のアーマー(衣装)は、俳優のJeremy Bulloch(ジェレミー・ブロック)が1983年公開の映画『Star Wars: Episode VI Return of the Jedi』(邦題『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』)で着用したアーマー(衣装)。賞金稼ぎのボバ・フェットは、元々はエリート・タイプのストームトルーパーのひとりという設定で発案されたキャラクターだったため、当初コスチュームの色は真っ白だったが、数回のスクリーンテストを経た後、色付きのものに変更された。Stormtrooper(ストームトルーパー)のアーマー(衣装)は、1977年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の撮影に向けて用意されたアーマー(衣装)。最初に粘土で型を作り、その型通りに真空生型によるプラスチック製プレートを作り、外側を覆うという工程で作られた。ストームトルーパーのヘルメットは、1977年から1983年に公開された旧三部作(オリジナル・トリロジー)でそれぞれ使用されている。少しずつ形や目の部分のカラーも違っているのがわかる。そして、2015年公開の映画『Star Wars: The Force Awakens』(邦題『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)の劇中で使用されたアーマー(衣装)。続三部作(シークエル・トリロジー)/映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』からストームトルーパーのアーマー(衣装)のデザインが一新された。