セサミストリートが多様性とインクルージョンをテーマにワークショップを開催

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Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

ハンズオン東京が主催するイベント『LIVES TOKYO 2018』で、世界150の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『SESAME STREET®』（セサミストリート®）が「多様性とインクルージョン」をテーマにワークショップを開催した。

障がいや国籍、年齢、性別、立場を越えた共生や様々な障がいを抱える人たちを取り巻く環境の改善を目指し、“はたらく”“たべる”“わらう”をテーマにハンズオン東京が開催しているイベント『LIVES TOKYO 2018』が、今年は2018年9月16日（日曜日）に東京・東京ミッドタウンで開催され、多くの人で賑わった。

企業やNPOなどの講演、パネルディスカッションが実施され、中でもアメリカ合衆国のNPO（非営利組織）Sesame Workshop（セサミワークショップ）が手掛ける子ども向け教育テレビ番組『SESAME STREET®』（セサミストリート®）が参加して開催したワークショップが親子や子どもたちに大人気。SESAME STREET®（セサミストリート®）のワークショップでは、タレント/声優の冨田泰代が、会場いっぱいに集まった親子をSESAME STREET®（セサミストリート®）の世界にナビゲートし、子どもたちに“将来の夢”を尋ねると、次々に手を上げて「恐竜博士になりたい」「動物のお医者さんになりたい」などの夢を発表した。続けて、「みんなちがって、みんないい」を歌いながらElmo（エルモ）やCookie Monster（クッキーモンスター）、Julia（ジュリア）が登場すると、子どもたちから歓声が上がった。冨田泰代が、今度はElmo（エルモ）やCookie Monster（クッキーモンスター）、Julia（ジュリア）に夢を尋ねると、Elmo（エルモ）は「ジャーナリストになりたい」、Cookie Monster（クッキーモンスター）は「お腹いっぱいクッキーを食べること」、自閉症の特性があるJulia（ジュリア）は少し時間をかけてうさぎの人形Fluffster（フラッフスター）を使って「歌を歌いたい」と夢を発表。ストレートに言葉では伝えづらいJulia（ジュリア）のようにうさぎの人形Fluffster（フラッフスター）を使って表現する方法や伝える方法があることを知った子どもたちは、自分だけのオリジナル・パペット（人形）を作るワークショップで、Elmo（エルモ）やCookie Monster（クッキーモンスター）、Julia（ジュリア）、ボランティア、保護者の手を借りながら白いソックスに目や髪をつけたり、マジックで色をつけたりして、思い思いにパペットを手作り。完成後は、パペットを使い、パペティアになりきって子どもたち同士でのコミュニケーションを楽しんだ。

今回のワークショップでは、子どもたちにとって、自閉症の特性があり、ストレートに言葉では伝えづらいJulia（ジュリア）のようにうさぎの人形Fluffster（フラッフスター）を使って表現する方法や伝える方法があること＝多様性＝人それぞれ様々な表現方法やコミュニケーションの方法、考え方、夢があることと、Elmo（エルモ）やCookie Monster（クッキーモンスター）のようにJulia（ジュリア）や他者を理解し、認めること＝インクルージョン＝それぞれの能力や経験、考え方などを理解し、認め、活かすことができることを知り、学ぶきっかけになったようだ。また、「多様性とインクルージョン」を学ぶ一方で、パペティア（パペット操演者）の仕事にも興味を示している子どもも多く、SESAME STREET®（セサミストリート®）のマペティア（パペティア）のように夢や希望、笑顔、元気、幸せを与えるマペティア（パペティア）が増えてくれることを願いたい。

Sesame Workshop（セサミワークショップ）日本事務局は、今週にも日本国におけるSESAME STREET®（セサミストリート®）の新たな展開、取り組みを発表する。

セサミストリート® インタビュー映像