ピクサー:グラント・アレクサンダーのアニメーション・映画制作への情熱に迫る―独占インタビュー#3
そして、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の数々の大ヒット作品と成功も、人の苦労と努力によってできていることを知り、学んだ。Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)を語る上で、アート(芸術)とサイエンス(科学)、テクノロジー(科学技術)がキーワードになってくるが、それらを創造してきたのもヒトである。The Walt Disney Company(ウォルト・ディズニー・カンパニー)のキーパーソンたち、Edwin “Ed” Catmull(エドウィン・”エド”・キャットマル)、George Lucas(ジョージ・ルーカス)監督、Steve Jobs(スティーヴ・ジョブズ)など、錚々たる人物が関わり合って設立されたのが、いまのPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)だということは言うまでもない。そんなPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の「ヒト」に注目してきた。
実は、いままでも、Walt Disney Animation Studios(ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ)とPixar Animation Studio(ピクサー・アニメーション・スタジオ)のチーフ・クリエイティヴ・オフィサーを務めるJohn Lasseter(ジョン・ラセター)さんをはじめ、映画監督:Pete Doctor(ピート・ドクター)さん、アニメーション映画監督/脚本家/ストーリー・アーティスト/ストーリー・スーパーバイザー/プロダクション・デザイナー:Ronnie del Carmen(ロニー・デル・カルメン)さん、アーカイヴ/ピクサー・ユニバーシティのディレクター/キュレーター:Elyse Klaidman(エリース・クレイドマン)さん、撮影監督/ライティング・スーパーバイザー:Sharon Calahan(シャロン・キャラハン)さん、レイアウトカメラ/ステージング:Sandra F. Karpman(サンドラ・F・カープマン)さん、アニメーション映画監督:Daisuke “Dice” Tsutsumi(堤大介)さん(Tonko House(トンコハウス))、アニメーション映画監督:Robert Kondo(ロバート・コンドウ)さん(Tonko House(トンコハウス))など、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)のキーパーソン、或いは、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の作品に関わった方とお会いしてお話をする機会をいただいたが、誰もが温かく、優しく、アーティストの前に一人のヒトとしてお話をしていただいた。そして、今回、スケッチ・アーティスト/キャラクター・デザイナー:Grant Alexander(グラント・アレクサンダー)さんも温かく、優しく、一人のヒトとして、誠心誠意、熱く、リアルに語ってくれた。Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の「ヒト」は、アーティストの前に一人のヒトとして、人間性や人柄が素晴らしい。技術も才能も素晴らしいが、やはり「ヒト」なんだ。こういう方たちが創造する作品だからこそ、また、作品を創造しているヒトの人間性や人柄が作品に映るからこそ、世界中がDisney・Pixar(ディズニー/ピクサー)に夢中になっていると言っても過言ではない。
Grant Alexander(グラント・アレクサンダー)さんは、インタビューでも語っているとおり、大の親日家であり、日本国の映画やアニメーション、漫画、文化にも造詣が深い。前回来日した際も日本国の著名なアニメーターや漫画家と会談し、今回の来日では、芸術関係やアニメーション関係の展覧会に足を運んでいたほか、このインタビューの翌日には、映画監督/アニメーターの庵野秀明さんとも会談している。Grant Alexander(グラント・アレクサンダー)さんのバイタリティや行動力、誠意、情熱にも尊敬している。
Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)が誇るアーティストの一人、Grant Alexander(グラント・アレクサンダー)さんにインタビューをさせていただき、そして、このSOUL SAPIENS | ソウルサピエンスでご紹介させていただけることをとても光栄に思う。
インタビュー終了後には、Disney・Pixar映画『Cars』(邦題:カーズ)シリーズのLightning McQueen(ライトニング・マックイーン)を描いてプレゼントしてくれた。今回のインタビューとGrant Alexander(グラント・アレクサンダー)さんが描いてくれたLightning McQueen(ライトニング・マックイーン)も一生の宝物。
余談になるが、テーブルに飾られたSheriff Woody Pride(シェリフ・ウッディ・プライド/通称:ウッディ)とBuzz Lightyear(バズ・ライトイヤー/通称:バズ)は、私の私物。このSheriff Woody Pride(シェリフ・ウッディ・プライド/通称:ウッディ)とBuzz Lightyear(バズ・ライトイヤー/通称:バズ)は、私が数年前にプロデューサーを務めた番組を定期的に観覧しに来てくれていた女の子2人が手紙と一緒にプレゼントしてくれたもの。いまもずっとオフィスに飾っている。初心や子ども心、遊び心、ワクワクドキドキウキウキ、大切な思い出を忘れず、ヒト・モノ・コトを大事にしようと自分に言い聞かせるために。インタビューの時間が迫り慌ててセッティングされたので、Sheriff Woody Pride(シェリフ・ウッディ・プライド/通称:ウッディ)のハットの前後が逆になっているのは、ご愛嬌ということでご容赦いただきたい。女の子2人にはいまでも感謝している。
今後もSOUL SAPIENS | ソウルサピエンスは、Disney(ディズニー)はもちろん、Pixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ)の「ヒト」と「才能」、「技術」、「作品」を追っていきたい。