特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』開幕、哺乳類の神秘や多様性を学ぶ
特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』が開幕、今日2019年3月21日(祝日・木曜日)より東京・国立科学博物館で開催される。
霊長目ヒト科ヒト属に分類されるヒトをはじめとする約4,500種前後の脊椎動物に分類される生物群を哺乳類と呼び、哺乳類は地球上のほとんどの環境に適応して繁栄している。国立科学博物館は、この哺乳類に特化して2010年春に『大哺乳類展 陸のなかまたち』、夏に『大哺乳類展 海のなかまたち』を開催、大好評を博し、今回9年ぶりに第3弾となる特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』を開催する。
特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』は、「生き残り作戦」をテーマに掲げ、陸・海・空の哺乳類の剥製標本や骨格標本など500点以上を展示し、最新の解析映像なども交えながら哺乳類が獲得した特徴的な能力“ロコモーション”(移動運動)を軸に“食べる”、“産む・育てる”際の作戦に迫る。会場中央には、国立科学博物館が誇る哺乳類約200種の剥製標本を分類群ごとに大行進しているように展示。頭上にはマッコウクジラの剥製標本も展示され、体の構造がわかるように半身模型付きの大迫力の全身骨格となっている。また、ロコモーション(移動運動)の仕組みを紹介する3D骨格モデル連続画像、種が繁栄し、生き延びるための様々な作戦や工夫も紹介。終盤には、昨年2018年8月に神奈川・由比ガ浜に漂着した生後数ヶ月のシロナガスクジラの頭骨や最新の研究成果も公開されている。音声ガイドのナビゲーターは、動物好きで獣医師を目指していたという俳優の瀬戸康史が務め、電話で話しているかのような自然な語り口で、子どもや家族連れなども楽しめるようにクイズなども盛り込まれている。
哺乳類の神秘や多様性を学ぶことができるのはもちろん、哺乳類でもあるヒトが同じ哺乳類や他の類の生物の生命や繁栄を危機に陥らせてしまっている現状があることも知ることができ、ヒトが生物のこれからのために何ができるのか、何をする必要があるのかを考えるきっかけにもなる。私たち(ヒト)が地球上に生かされ生きる生物について知り、考えることは、同じ生物の一種である私たち自身について知り、考えることと同じだということも改めて実感させられる内容となっている。
特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』は、今日2019年3月21日(祝日・木曜日)から6月16日(日曜日)まで東京・国立科学博物館で開催。
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フォトギャラリー
特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』
Mammals 2 – Struggle for Life
- 日程: 2019年3月21日(祝日・木曜日)から6月16日(日曜日)
- 時間: 9時00分から17時00分 会期中の金曜日・土曜日 9時00分から20時00分 ※ゴールデンウィーク中 4月28日(日曜日)から5月5日(祝日・日曜日)は20時00分まで開館、5月6日(休日・月曜日)は18時00分まで開館(いずれも入館は閉館の30分前まで)※ゴールデンウィークが10連休になったことに伴い、開館時間が変更になりました。
- 休館: 月曜日、5月7日(火曜日)※ただし、3月25日(月曜日)・4月1日(月曜日)・4月29日(祝日・月曜日)・5月6日(振替休日・月曜日)・6月10日(月曜日)は開館
- 会場: 国立科学博物館(東京都台東区上野公園7-20)
- 料金: 一般・大学生 当日 1,600円(税込) / 小学生・中学生・高校生 当日 600円(税込) / 金曜日・土曜日限定ペア得ナイトチケット 2名1組 2,000円(税込) / 障がい者とその介護者1名無料
- チケット: 国立科学博物館(開館日のみ)、展覧会公式サイト、各種プレイガイド
- 音声ガイド: 瀬戸康史(俳優)
- 備考: 特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』のチケットで同日に限り常設展(地球館・日本館)もご覧いただけます。金曜日・土曜日限定ペア得ナイトチケットは当日会場で17時以降に販売(2名様同時入場に限る)。
- 主催: 国立科学博物館、朝日新聞社、TBS、BS-TBS
- 後援: 日本動物園水族館協会、東京都恩賜上野動物園、日本哺乳類学会
- 学術協力: 山口大学
- 協賛: 凸版印刷
- お問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600
特別展『大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦』
Mammals 2 – Struggle for Life
https://mammal-2.jp