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セサミストリートと東京都人権啓発センターが「子供人権教室」を開催—エルモとクッキーモンスターも子どもたちを温かく応援

東京都人権プラザ(東京都人権啓発センターが指定管理者として運営)が、セサミストリートの仲間たちと一緒に「子どもの権利」について考える「子供人権教室」を開催した!どのような教室になったの!?記事を読み進めよう!

 
SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダのIonさん(モデル)とSeiyaさん(モデル)
東京都人権プラザの特別展示「セサミストリートの仲間たちと学ぼう!子どもの権利」を見ながら子どもの権利(条約)について学ぶSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーのIonさん(モデル)とSeiyaさん(モデル) © 2024 Sesame Workshop ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

セサミストリートカリキュラム:レッスン311「みんなステキ」

セサミストリートと東京都人権啓発センターによる「第1回 子ども人権教室 セサミストリートの仲間たちと一緒に知ろう!子どもの権利と多様性」でも用いられた、ジュリアとアビー・カダビーが初めて出会ったときのエピソード・教材「みんなステキ」では、個々の目に見えない特性(特徴)を尊重した、多様なコミュニケーションの方法があることを知ることができる。子どもと家族が一緒に視聴することを目的として制作されたこのアニメーションシリーズは、小学1年生から6年生を対象とした6つのレベルで構成され、各エピソードで小学生の日常生活に関連した重要なテーマや質問を投げかけている。視聴後、保護者や学校の先生は、アニメーションの中で投げかけられたテーマや質問について子どもたちと一緒に話してほしい!

 
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INFORMATION


Sesame Street|セサミストリート
 

Sesame Street(セサミストリート)は、世界中のすべての子どもたちが“かしこく、たくましく、やさしく”育つことを支援し、研究結果に基づいた各国・各コミュニティのニーズや文化に合ったコンテンツ、メディア、教育プログラムを提供しているアメリカ合衆国の501(c)(3)=非営利組織 Sesame Workshop(セサミワークショップ)/旧・Children’s Television Workshop(チルドレンズ・テレビジョン・ワークショップ)によって制作され、1969年11月10日にスタートした子ども向け教育テレビ番組。

アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンにあるとされる架空のストリート“セサミストリート”と、セサミストリートにあるとされるテラスハウスを舞台に、パペティア/映画製作者/プロデューサー/カートゥニストのJim Henson(ジム・ヘンソン)が創作した“マペット”と呼ばれる個性豊かで独創的なキャラクター:Elmo(エルモ)、Cookie Monster(クッキーモンスター)、Big Bird(ビッグバード)、Oscar the Grouch(オスカー・ザ・グラウチ)、Bert(バート)、Ernie(アーニー)、Grover(グローバー)たちと、ヒューマンキャストと呼ばれる俳優・女優たちが、様々なコーナーを繰り広げる。また、各界の著名人やセレブリティがゲストとして出演し、マペットたちと共演。1969年に誕生して以来、世界150以上の国と地域で愛され続け、世界の放送業界でも名誉と権威のあるEmmy Awards(エミー賞)を多数受賞し、いまもなお毎年新たな複数の受賞によって記録を更新し続けている。ここ日本国でも1971年からNHKで放送、2004年から2007年までテレビ東京系列で日米共同制作版が放送され、大人気を博した。現在(2024年1月現在)、日本国では、U-NEXTでテレビシリーズや特別番組、ドキュメンタリー番組、日本国未公開シリーズ、絵本の体験型読み聞かせ動画、電子書籍を配信しているほか、セサミストリート日本公式のソーシャルメディアやYouTubeチャンネルでコンテンツを配信。さらに公教育分野では金融教育プログラム『夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャルエンパワーメント』や小学校向け教育プログラム『セサミストリートカリキュラム』、医療分野では病院向けプログラム『セサミストリートクリニックメンバープログラム』や薬局向けプログラム『セサミストリートファーマシーメンバープログラム』、ライセンスプログラムではセサミストリートマーケットやセサミストリートトラック、テーマパークではユニバーサル・スタジオ・ジャパン(一部)など、様々なイニシアティブやブランド、プログラムを展開している。

 
Sesame Street
https://www.sesamestreet.org
Sesame Workshop
http://www.sesameworkshop.org
セサミストリート ジャパン
http://sesamestreetjapan.org
セサミワークショップ 日本事務局
https://www.sesameworkshop.org/ja

 

 

Sesame Street® and associated and related characters, trademarks and design elements are owned and licensed by Sesame Workshop. All rights reserved. © 2024 Sesame Workshop. All rights reserved. ™ and © 2024 Sesame Workshop. All rights reserved.

セサミストリートと東京都人権プラザによる「子供人権教室 セサミストリートの仲間たちと一緒に知ろう!子どもの権利と多様性」は、子どもだけでなく、大人(保護者)も一緒に「子どもの権利」や「多様性」を楽しく学び、学んだことを友人や家族で共有することができる画期的な教室。参加した子どもたちも積極的に発言し、中には素晴らしいアイデアを発表する子もいた。10代であるSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーのIonさん(モデル)とSeiyaさん(モデル)も「子供人権教室」を見学し、“自分だったら”とコミュニケーションの取り方を考えて2人で話し合い、「僕も(子どもたちに)混ざって話したいな」「学校でもこんな授業があったらといいな」と話していた。今回用いられたサミストリートの小学校向けプログラム「セサミストリートカリキュラム」の良いところは、“正解”も“不正解”もないところ。言わば、哲学者/政治哲学者/倫理学者 Michael J. Sandelさんの授業や講演会のような感じだ。みんなそれぞれ意見や発言をし、その意見や発言を尊重し、考え、時に話し合い、受け入れる——そこに多様性が生まれる。「人権」や「権利」というと堅苦しく聞こえるかもしれないが、ヒトがヒトとして生かされ生きる上でとても大切なこと。当事者である子どもが子どもの頃から知る、学ぶことで最大限に生かすことができ、大人になったときに自身の子どもや孫はもちろん、周囲や地域の子どもたちの権利も尊重する大人になるといった良い循環が生まれる。東京都人権プラザでは、特別展示「セサミストリートの仲間たちと学ぼう!子どもの権利」も開催されているので(入館無料)、みなさんにもぜひ足を運んでいただき、子どもの権利条約と子どもの権利について知ってほしい。フォトスポットやぬり絵コーナーもあるので、まずは東京都人権プラザに行って展示を見て写真を撮影するだけでも!実は、筆者も20代ときに日本ユニセフ協会の協力のもとUNICEFと日本国外務省が主催した子どもの権利(条約)に関する世界会議に出席し、世界中から来日した同世代の子どもや若者、各国政府関係者、専門家などと子どもの権利(条約)について話し合い、学んだため、そのときの体験・経験・人間関係はいまでも貴重なものとなっている。日本国でも憲法ですべての人に平等に保障されているはずの「人権」や「プライバシー」は、陰で政府行政機関や公務員である公権力によってことごとく踏み躙られている現実もある。人権擁護やプライバシー保護に関する活動をする人物や団体、自分たちに都合の悪いものを“左”=左翼思想、“敵”と位置付ける“ブラックリスト”が存在するのも事実。政府や政治家が積極的にAIなどの新しいものを導入するのはいいが、まずは基盤となる「人権」「プライバシー」の保護に関する法整備がなければ、権力に偏った、公権力の都合の良い危険な社会になっていく。日本国でも「人権」や「プライバシー」が侵害されている事実と、子どもの頃から一人ひとりが自分自身と他者の「人権」や「プライバシー」の重要性を知って守ることが大切である。

 
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