セサミストリートの歴史と存在意義を体感できる展覧会、幅広い世代に再定義—誕生55周年記念 Hello! セサミストリートの世界展
セサミストリートの展覧会「誕生55周年記念 Hello! セサミストリートの世界展」(東京会場)が明日閉幕する。どのような展覧会になったの!?記事を読み進めよう!
セサミストリートを観る
セサミストリートの最新シリーズや『Furry Friends Forever ELMO & TANGO Mysterious Mysteries』(邦題『エルモとタンゴの不思議なミステリー』)、『Abby’s Amazing Adventures』(邦題『アビーのワクワクアドベンチャー』)、『Sesame Street Mecha Builders』(邦題『メカビルダーズ』)などの人気シリーズを映像で紹介。本展で日本国初公開されたクッキーモンスターとゴンガー、キッチンカーが登場する食育コーナー「Cookie Monster’s Foodie Truck」(邦題「クッキーモンスターのキッチンカー」)も紹介されている。
セサミストリートシアター
セサミストリートシアターでは、セサミストリートの世界を堪能する劇場空間として主要な映像を大きなスクリーンとオムニバスで楽しむことができる。
世界中で商品化されたセサミストリート
セサミストリートは、世界中で玩具や絵本、ゲーム、アパレル、ステーショナリーなどさまざまな形で商品化されているほか、お菓子や幼児食品、衛生品のパッケージなどにもマペットが登場。それらの商品の売り上げの一部がセサミストリートや子どもの教育プログラムを手がけるセサミワークショップの運営、セサミストリートの番組制作や教育活動に活用されている。ここでは、世界的に爆発的人気を博した「Tickle Me Elmo」(くすぐりエルモ)をはじめ、ぬいぐるみや日本国で商品化されたフィギュアなども展示されている。
セサミストリートの展覧会「誕生55周年記念 Hello! セサミストリートの世界展」(東京会場)は、日本国で放送されたテレビ番組を観た世代にも、そしてキャラクターは知っている、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでキャラクターを見たりグッズを購入したりしたことがあるけどセサミストリートについてはあまり知らないという若い世代にも向けてセサミストリートを再定義し、歴史と存在意義を体感してもらう重要で貴重な展覧会。東京会場は特に力が入っており、これまで開催された地方会場での展示方法や照明とも異なっているので、空間でセサミストリートを体感できるようになっている。2015年に開催された展覧会『セサミストリート 45thアニバーサリーフェア』では、マペットに焦点が当てられたことで本物のマペットが勢揃いして展示され、それはそれでとても素晴らしかったのだが、セサミストリートが誕生した背景や歴史、活動内容についてはあまり深く触れられずにいた。誕生から55年も経つと時代も世代も社会情勢も変わっているため、もう一度“セサミストリートとは?”を伝える必要がある。映像では、現在Netflixで配信されているドキュメンタリー映画『Street Gang: How We Got To Sesame Street』(邦題『ストリートギャング セサミストリートにたどり着くまで』)が幅広い世代に向けてセサミストリートを再定義している。良かったら観ていただきたい。松屋銀座(東京会場)は、明日4月8日(月曜日)まで。首都圏にお住まいの方はいまからでも間に合うので、ぜひ会場に足を運んでいただき、セサミストリートの素晴らしさを体感していただき、知っていただきたい。