セサミストリートに韓国系アメリカ人のマペット ジヨンが新たに登場—感謝祭に放送される特番にジム・リーや大坂なおみ等も出演
セサミストリートを手掛けるセサミワークショップが、感謝祭に放送するファミリー特番と新たに登場する韓国系アメリカ人のマペットを発表した!記事を読み進めよう!
Ji-Young’s Song with the Best Friends Band!
エルモやアビー・カダビー、タミルが組むBest Friends Band(ベスト・フレンズ・バンド)に新しい友人ジヨンを迎え、みんなでジヨンの新曲やセサミストリートの楽曲を演奏し、歌う映像が公開された!生まれた国や肌の色などすべてを超えて、みんなで一緒に楽しく歌おう!
Sesame Street(セサミストリート)は、世界中のすべての子どもたちが“かしこく”“たくましく”“やさしく”育つことを支援し、研究結果に基づいた各国・各コミュニティのニーズや文化に合ったコンテンツ、メディア、教育プログラムを提供しているアメリカ合衆国の501(c)(3)=非営利組織 Sesame Workshop(セサミワークショップ)/旧・Children’s Television Workshop(チルドレンズ・テレヴィジョン・ワークショップ)によって制作され、1969年11月10日にスタートした子ども向け教育テレビ番組。
アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンにあるとされる架空のストリート“セサミストリート”と、セサミストリートにあるとされるテラスハウスを舞台に、マペティア(パペティア)/映画製作者/プロデューサー/カートゥニストのJim Henson(ジム・ヘンソン)が創作した“マペット”と呼ばれる個性豊かで独創的なキャラクター:Elmo(エルモ)、Cookie Monster(クッキーモンスター)、Big Bird(ビッグバード)、Oscar the Grouch(オスカー・ザ・グラウチ)、Bert(バート)、Ernie(アーニー)、Grover(グローバー)たちと、ヒューマンキャストと呼ばれる俳優・女優たちが、様々なコーナーを繰り広げる。また、各界の著名人やセレブリティがゲストとして出演し、マペットたちと共演。1969年に誕生して以来、世界160以上の国と地域で愛され続け、世界の放送業界でも名誉と権威のあるEmmy Awards(エミー賞)を多数受賞し、いまもなお毎年新たな複数の受賞によって記録を更新し続けている。ここ日本国でも1971年からNHKで放送、2004年から2007年までテレビ東京系列で日米共同制作版が放送され、大人気を博した。現在、日本国では、U-NEXTでテレビシリーズや特別番組、ドキュメンタリー番組、日本国未公開シリーズ、絵本の体験型読み聞かせ動画、電子書籍を配信しているほか、セサミストリート日本公式のソーシャルメディアやYouTubeチャンネルでコンテンツを配信、さらに教育分野では金融教育プログラム『夢をえがき、計画をたて、行動する:みんなで考えるファイナンシャルエンパワーメント』や小学校向け教育プログラム『セサミストリートカリキュラム』、医療分野では医科・歯科クリニック&病院向けプログラム『セサミストリートクリニック ファーマシーメンバープログラム』など、様々なイニシアティブやブランド、プログラムを展開している(2021年11月現在)。
Sesame Street
https://www.sesamestreet.org
Sesame Workshop
http://www.sesameworkshop.org
セサミストリート ジャパン
http://sesamestreetjapan.org
セサミワークショップ 日本事務局
https://www.sesameworkshop.org/ja
アジア系(韓国系)アメリカ人のマペットとしては初登場だが、アジア系のマペットの登場は初ではない。実は、セサミストリートには、アジア系のマペットがたくさん存在し、活躍している。日本人、インド人、バングラデッシュ人のマペットのほか、日本国、インド共和国、バングラデッシュ人民共和国、中華人民共和国生まれのモンスターや動物のマペットも!セサミストリートは、放送開始当初からヒューマンキャストも、マペットも、パペティアも、制作スタッフも、人種や肌の色、文化などの壁を取っ払い、放送・活動を続けていまに至っている。なので、珍しいことではないのだが、アフリカ系住民への人種差別や憎悪犯罪がいままで以上に表面化して起こったBlack Lives Matter以降、また、新型コロナウイルスによる感染症のパンデミック禍で今度はアジア系住民への人種差別や憎悪犯罪が急増したことを受け、今回のファミリー特番では韓国系アメリカ人のマペット Ji-Youngがフィーチャーされる形となる。根深く、まだまだなくならない人種差別と憎悪犯罪だけど、これも子どもの頃からの教育や環境でなくせるはず。セサミストリートは、一番の有効的手段である。