セサミストリートがジュリアの家族と家族の歌を紹介—違いを恐れず共通している“素晴らしい”を分かち合い学び合う
セサミストリートを手掛けるセサミワークショップが、自閉症の特性を持つジュリアの家族と家族の歌を紹介するウェブサイト（ページ）を公開！ジュリアはどんな家族！？記事を読み進めよう！
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世界150以上の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『Sesame Street』（『セサミストリート』）が、Julia（ジュリア）の家族を紹介する日本国向けのウェブサイト（ページ）を公開した。
セサミストリートや子どもの教育プログラムを手掛けるアメリカ合衆国の501(c)(3)（非営利組織）Sesame Workshop（セサミワークショップ）は、自閉症の特性を持つジュリアの家族と、ジュリアの家族の歌『I Love My Family』（アイ・ラブ・マイ・ファミリー）を紹介する日本国向けのウェブサイト（ページ）を公開。
ウェブサイト（ページ）では、EMT（救急救命士）をしているパパDaniel（ダニエル）、アートの先生をしているママElena（エレナ）、ジュリアと仲良しのお兄さんSamuel（サム）、かわいい愛犬のラブラドゥードルRose（ローズ）の写真と特徴、家族全員で歌う『I Love My Family』の映像が紹介されており、ジュリアの家族関係や家庭環境がわかるようになっている。『I Love My Family』の映像では、パパのダニエルはソロでサックスを演奏、ママのエレナは家族の絵を描き、お兄さんのサムはサッカーボールを蹴ってジュリアと一緒に笑い、愛犬ローズも愛嬌を振りまくなど、それぞれの特徴がわかるように紹介され、“家族で一緒にいられること”や“家族が大好き”と、“なぜこんなに今日が幸せか”をみんなで歌っている。
日本国のセサミストリートは、多様性とインクルージョンを象徴し、自閉症をはじめとする発達障がいとそれらを抱える人への理解を促すアイコニックなマペット（キャラクター）としてもジュリアをフィーチャー。今回のジュリアの家族の紹介を通じて、すべての家族、そして、どのような形の家族でも、その家族なりの習慣や役割分担、家庭内外の様々な問題はあるが、ほかの家族との違いを比較したり、問題視したりするのではなく、それぞれの家族に“素晴らしい”があるという“共通していること”を分かち合い、お互いから学び合うことの大切さを伝えていく。後日、ジュリアの家族を描いたエピソードの日本語吹き替え版が、セサミストリート（日本国版）YouTubeチャンネルで配信される予定となっている。
SARS-CoV-2 / COVID-19（新型コロナウイルスによる感染症（急性呼吸器疾患））感染防止、人種差別や公権力（警察）による不正と市民への暴力に対する抗議など、社会を取り巻く様々な問題の啓発や解決に向け、精力的に動いているセサミストリート。今後も国内外での動向に目が離せない。
ジュリアの家族
http://www.sesamestreetjapan.org/curriculum/julia.html
ジュリアの家族の歌『I Love My Family』
Sesame Street（セサミストリート）は、世界中のすべての子どもたちが“かしこく”“たくましく”“やさしく”育つことを支援し、研究結果に基づいた各国・各コミュニティのニーズや文化に合ったコンテンツ、メディア、教育プログラムを提供しているアメリカ合衆国の501(c)(3)＝非営利組織 Sesame Workshop（セサミワークショップ）／旧・Children’s Television Workshop（チルドレンズ・テレヴィジョン・ワークショップ）によって制作され、1969年11月10日にスタートした子ども向け教育テレビ番組。
アメリカ合衆国ニューヨーク州マンハッタンにあるとされる架空のストリート“セサミストリート”と、セサミストリートにあるとされるテラスハウスを舞台に、マペティア（パペティア）/映画製作者/プロデューサー/カートゥニストのJim Henson（ジム・ヘンソン）が創作したマペットと呼ばれる個性豊かで独創的なキャラクター：Elmo（エルモ）、Cookie Monster（クッキーモンスター）、Big Bird（ビッグバード）、Oscar the Grouch（オスカー・ザ・グラウチ）、Bert（バート）、Ernie（アーニー）、Grover（グローバー）たちと、ヒューマンキャストと呼ばれる俳優・女優たちが、様々なコーナーを繰り広げる。また、各界の著名人やセレブリティがゲストとして出演し、マペットたちと共演。1969年に誕生して以来、世界150以上の国と地域で愛され続け、世界の放送業界でも名誉と権威のあるEmmy Awards（エミー賞）を多数受賞し、いまもなお毎年新たな複数の受賞によって記録を更新し続けている。ここ日本国でも1971年からNHKで放送、2004年から2007年までテレビ東京系列で日米共同制作版が放送され、大人気を博した。現在、日本国では、ソーシャルメディアやYouTubeチャンネルでコンテンツを配信しているほか、教育分野で金融教育プログラム『夢をえがき、計画をたて、行動する：みんなで考えるファイナンシャルエンパワーメント』や小学校向け教育プログラム『セサミストリートカリキュラム』、医療分野で医科・歯科クリニック＆病院向けプログラム『セサミストリートクリニック』など、様々なイニシアティブやブランド、プログラムを展開している。
Sesame Street
https://www.sesamestreet.org
Sesame Workshop
http://www.sesameworkshop.org
セサミストリート 日本国版
http://sesamestreetjapan.org
セサミワークショップ 日本事務局
https://www.sesameworkshop.org/ja
ジュリアを取り巻く家族関係と家庭環境がよくわかるウェブサイト（ページ）と歌の映像！人に多様性があるように、家族にも多様性がある。すべての家族、どのような形の家族も「みんなちがって、みんないい」。そこに“笑顔”や“幸せ”、“素晴らしい”があるから、分かち合う、学び合うことが大切だね！ジュリアとジュリアの家族が幸せそうな様子は、見ているこちらも幸せになれる。家族っていいなぁ！
