セサミストリートが新型コロナウイルス感染予防のコンテンツを公開—自分をまもることが大切な人をまもることにも
セサミストリートを手掛けるセサミワークショップが、世界中で爆発的に拡大する新型コロナウイルスの感染を予防するためのイニシアティブを立ち上げた!記事を読み進めよう!
世界150以上の国と地域で愛され続けている子ども向け教育テレビ番組『Sesame Street』(『セサミストリート』)がSARS-CoV-2 / COVID-19(新型コロナウイルスによる感染症(急性呼吸器疾患))を予防するたのイニシアティブ『Caring for Each Other』(『ケアリング・フォー・イーチアザー』=お互いを思いやるイニシアティブ)を立ち上げ、昨日2020年3月30日(月曜日)よりアニメーション映像や楽曲の公開をスタートした。
世界中で新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大する中、セサミストリートや子どもの教育プログラムを手掛けるアメリカ合衆国の501(c)(3)(非営利組織)Sesame Workshop(セサミワークショップ)は、専門家を交えた対策チームを組織し、家庭向けに新型コロナウイルス感染予防のための戦略とコンテンツ制作を進め、先週、セサミストリートのイニシアチブ『ケアリング・フォー・イーチアザー』(お互いを思いやるイニシアティブ)を発表。イニシアティブ『ケアリング・フォー・イーチアザー』(お互いを思いやるイニシアティブ)は、“自分をまもることが大切な人や他の人をまもることにも繋がる”ということを伝え、家族が心身の健康を維持するためのプログラムとなっており、外出禁止令が布かれたニューヨークにいるElmo(エルモ)やAbby Cadabby(アビー・カダビー)がそれぞれの自宅で撮影した子どもたち向けのメッセージ映像をはじめ、自分をまもり大切な人や他の人をまもる方法、エルモやCookie Monster(クッキーモンスター)などのマペット(キャラクター)たちが手洗いのタイミング・方法や咳・くしゃみの仕方(咳・くしゃみエチケット)をわかりやすく教え、健康的な習慣を促すアニメーション映像・楽曲、不安を和らげるリソース、保護者が子どもに読書・数学・科学などの学習を促すために使用することができるアクティビティ、保護者・大人自身のセルフケアの方法などのコンテンツが公開されるほか、アニメーションのスポット映像が日本語を含む18か国語に訳され、世界各国で様々なメディアを通じて配信される。
日本国では、公共広告として、昨日3月30日(月曜日)よりアニメーションのスポット映像をYouTubeチャンネルで公開(スポット映像は次のページ)。今後1日置きに残り3本の映像が公開されることになっており、第1弾として公開されたアニメーションのスポット映像は、エルモが歌う人気の歯磨きソング『Brushy Brush』(『ブラッシー・ブラッシュ』)をダンスミュージック風にリミックスした手洗いソング『Washy Wash』(『ウォッシー・ウォッシュ』)に乗せてエルモとGrover(グローヴァー)、Raya(ラヤ)、Chamki(チャンキー)がみんなで一緒にハンドソープや石鹸を使って手の内側・外側・指・指の間を洗い、水で流し、布で手を拭いたり、手を振ったりして乾かしている様子が描かれ、手洗いを推奨し、手洗いの方法をわかりやすく教え、伝えている。
セサミワークショップ アメリカ合衆国ソーシャルインパクト担当 シニア・ヴァイス・プレジデントのDr. Jeanette Betancourt(ジャネット・ベタンコート博士)は、新型コロナウイルスによる危機と、このイニシアティブについて「セサミストリートは、晴れた日でも嵐の日でも、子どもたちと家族のためにあります。いま、残念ながら多くの家族が前例のない課題に直面しています。私たちは、イニシアティブ『ケアリング・フォー・イーチアザー』(お互いを思いやるイニシアティブ)を通じて、この危機の中、そして、この危機以降も家族をサポートすることに注力し、家族が一緒にこの危機を乗り越え、希望を持って楽観的に未来を見据えるために必要なツールを提供します」とコメントを寄せた。
子どもの教育の一環として、子どもの心身の健康にも取り組み、数十年以上も前から様々なコンテンツを通して手の洗い方や咳の仕方(咳エチケット)と、その重要性を子どもたちに伝えてきたセサミストリート。セサミストリートのコンテンツは、子どもと保護者、家庭向けではあるが、子どもに効果があるものは大人にも効果があり、今回は子どもと保護者に限定せず、誰もが健康を維持するために役立つコンテンツが含まれているため、新型コロナウイルス感染予防の効果と、今後のコンテンツのアップデートにも注目と期待が高まっている。
セサミストリートのイニシアティブ『Caring for Each Other』(『ケアリング・フォー・イーチアザー』)のアニメーション・スポット映像(公共広告)は、日本国では昨日2020年3月30日(月曜日)より公開、今後1日置きに残り3本の映像が公開される。
セサミストリート『ケアリング・フォー・イーチアザー』(英語版)
https://www.sesamestreet.org/caring
セサミストリートは、数十年も前から番組やコンテンツを通じて手の洗い方や咳の仕方(咳エチケット)を子どもたちに伝えており、今回は子どもに限定せず、すべての人が新型コロナウイルス感染予防と健康維持ができるようにアップデート。最も信頼でき、説得力のあるイニシアティブになるだろう。