圧巻!『ONE PIECE』の仕事に囲まれる「ONE PIECE ONLY」展—“誰も見たことがない”メイキングのすべてがここに!
“誰も見たことがない”「ONE PIECE ONLY」展(内覧会)をSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの谷口怜さん(俳優)がリポート!記事を読み進めよう!
印刷技術の革新により、いまは作られていない「週刊少年ジャンプ」印刷用の黄色い樹脂版と黒いフィルム。現在は、半透明な樹脂版が印刷に使われているため、貴重な樹脂版とフィルムである。
マンガ『ONE PIECE』のカバーが何色でできているのか——これまでマンガやコミックスの制作・印刷・製本に関わる者以外は、誰も知ることはなかった。この「宝箱」では、『ONE PIECE』第100巻のカバーが、通常のコミックスのカバーで使われるシアン、マゼンダ、イエロー、ブラック「CMYK」と蛍光ピンク「KP」の5色に、蛍光ブルー「KB」、蛍光イエロー「KY」を加えた「KCMYKPKBKY」の7色で印刷されていることを知ることができ、7色分の刷版と色校正も見ることができる。鮮やかで、ビビッドな色のカバーにすることで、見る人の気持ちを高揚させる狙いがあるという。『ONE PIECE』ファン、『ONE PIECE』好き、『ONE PIECE』を1度でも見た・読んだことがある人は、カバーの色校正まで知っておきたところだ。
尾田栄一郎による第1000話のネームや原画
尾田栄一郎による第1000話のネームや原画、印刷に関わる資料も展示。第1000話にかける尾田栄一郎の熱量がひしひひと伝わってくる渾身のネームや原画、第100巻用カバーのカラー原画に痺れる。皆さんにも会場でじっくり見ていただき、その熱量を感じてほしい。
マンガ『ONE PIECE』の展覧会「ONE PIECE ONLY」展は、”誰も見たことがない”『ONE PIECE』の印刷・製本を含むアーカイヴとメイキングを紹介する展覧会!予想と想像をはるかに超える本展は、『ONE PIECE』ファン、『ONE PIECE』好き、『ONE PIECE』を1度でも見た・読んだことがある人なら知っておきたいコアな部分まで知ることができ、漫画家を目指す人や出版・印刷・製本・デザイン関係の仕事に就きたい人にもおすすめ!中でも第1巻から第109巻に掲載された第1話から第1100話を手作業でコミックスから切り離し、貼り合わせて、PLAY! MUSEUMの壁面に展示した高さ3.6m・全長140mにもおよぶ“ひとつなぎの「大絵巻」”「ONE PIECE The WALL」は、頻繁に出てくるセリフ、背景が暗くなっている回想シーン、コマ枠の太さの違い、リズミカルに続く1話あたり16ページから17ページ・・・と、普段コミックスで読むときには見逃しがちな部分までわかるので必見。内覧会に出席した、どこかチョッパーやモンキー・D・ルフィにも似ているSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの谷口怜さん(俳優)も『ONE PIECE』のファン&愛読者で『ONE PIECE』大好き!特に尾田栄一郎先生によるネームや原画、カバー原画をじっくり観ていた。本展鑑賞後、PLAY! SHOPで55の名シーンがそれぞれ「週刊少年ジャンプ」の用紙に活版輪転印刷されてランダムに封入されている「活版輪転印刷ポスターx1」を購入したようで、その場で開封!すると、第17巻148話「ヒルルクの桜」より「ほらな 折れねェ」のポスターが!やばい、痺れるぅ〜!早速自宅の部屋に飾っているという。内覧会だけではゆっくり観ることができず「もう一度ゆっくり観たい」と話していた。ぜひ皆さんも本展に足を運んでいただき、“誰も見たことがない”アーカイヴとメイキングの冒険を楽しんでほしい!