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“誰も見たことがない”「ONE PIECE ONLY」展が開幕—尾田栄一郎が描く1枚の絵からコミックスになるまでを圧巻の展示で追う

“誰も見たことがない” マンガ『ONE PIECE』の展覧会「ONE PIECE ONLY」展がついに開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!

 
草刈大介さん・岡本正史さん
ONE PIECE ONLY展の注目展示の1つ“ひとつなぎの「⼤絵巻」”を紹介するブルックとサンジ、いや、草刈大介さんと岡本正史さん © Eiichiro Oda / Shueisha Inc. All rights reserved. ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
尾田栄一郎先生の机(写真:本城直季)

マンガ『ONE PIECE』は尾田栄一郎先生とこの机・紙・ペンからすべてがはじまる © Eiichiro Oda / Shueisha Inc. All rights reserved. ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

マンガ『ONE PIECE』の展覧会「ONE PIECE ONLY」展が、2024年10月9日(水曜日)にPLAY! MUSEUM(東京・立川)にて開幕した。

 

本展の開幕に先駆け、10月8日(火曜日)に内覧会が開催され、PLAY! プロデューサーの草刈大介と本展のキュレーターを務めた集英社 コンテンツ事業部 次長/集英社マンガアートヘリテージ プロデューサーの岡本正史が登壇。本展について、草刈大介は「『ONE PIECE』の展覧会をPLAY! MUSEUMでやるとなったのは、2年前です。岡本さんは集英社でマンガの過去、現在、未来を繋ぐプロジェクトをされていて、その1つとして2021年に1000話・100巻が刊行された『ONE PIECE』のアーカイヴというものがありました。プロジェクトとして見させていただいたとき、“これ、PLAY!でやりたいな”と思い、初対面の岡本さんに相談したのがきっかけです。もう1つは、国内ではPLAY! MUSEUMのみで開催、来年には北米に巡回していくというのもきっかけです。そのお披露目の機会、会場がPLAY! MUSEUMとなっています」と開催の経緯を語り、岡本正史は「“誰も見たことがない”というのをキーワードの1つにしていますが、展覧会のウェブサイトを見た集英社の社内や関係者からも“全く何の展示かよくわからない”と戸惑う人が多数でした」と全容が見えない、そして前例のない展覧会に戸惑う人も多かったと言い、「1000話・100巻のマンガのアーカイヴといったときに原画やネーム、編集部の仕事についてのアーカイヴだと誤解されやすいのですが、今回展示しているメインのアーカイヴは製版や印刷を含めたアーカイヴです」と本展がマンガ/コミック『ONE PIECE』のメイキングが中心であることを明かし、説明した。

1枚の紙のうえを鉛筆が⾛る——線が⽣まれる。線は絵となり、⾔葉となり、モンキー・D・ルフィが、物語が、躍動する——本展は、全世界のコミックス発⾏部数が5億1000万部超を誇るマンガ『ONE PIECE』第1000話・第100巻のメイキングを中⼼に、1枚の紙から数百万部の本となって読者の⼿元に届くまでを追う。来年2025年に北アメリカでの開催に先駆けて開催されるもので、『ONE PIECE』第1000話のネームや原画、コミックス第100巻のカバー原画、印刷に関わる貴重な資料を収める「宝箱」の展示を通して、『ONE PIECE』原作者で漫画家の尾田栄一郎の手によって描かれた渾身の原画から、コミック・本として読者の手に届くまでのプロセス、『ONE PIECE』の本質と秘密を紹介しているほか、これまで27年間に発行された『ONE PIECE』第1巻〜第109巻掲載の全1100話をコミックスから切り離し貼り合わせた⾼さ3.6m・全⻑140mにおよぶ“ひとつなぎの「⼤絵巻」”も登場し、観る者の視界すべてが『ONE PIECE』に。さらにマンガというアートを未来に伝えるプロジェクト 集英社マンガアートヘリテージにより、コットン100%の紙にアーカイヴァル・インクジェットプリントをしたカラー作品、いまでは希少となった活版平台印刷機によるモノクローム作品、⼿漉き和紙にコロタイプ印刷をした作品アートプリント100点以上(会期中展⽰替えあり)、制作に使⽤した⾦属刷板の現物、制作⾵景を記録したドキュメンタリー映像、世界に類を⾒ない部数で発⾏され続ける「週刊少年ジャンプ」とジャンプコミックスの印刷現場を超⾼速度カメラでとらえ、3台の8Kプロジェクターで投影する映像インスタレーションも展示されている。ボリュームとクオリティにおいて、製作に携わるスタッフですら⾒たことのない、前例のない規格外の展覧会、『ONE PIECE』の“ONLY”が詰まった展覧会となっている。

「海賊王におれはなる」——マンガ『ONE PIECE』は、海賊王を夢見る少年 モンキー・D・ルフィが仲間たちと共に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡って冒険する海賊海洋冒険作品。新刊コミックスの初版部数が10年以上毎号300万部を超え、全世界のコミックス発⾏部数が5億1000万部を超える(2024年4⽉現在)。1999年にテレビアニメ化、2000年よりアニメ映画化、2023年にはNetflixにて実写ドラマ化。その他、ゲーム化、テーマパーク展開など多岐に渡る。2015年には“Most Copies Published For The Same Comic Book Series By A Single Author(最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ)“としてギネス世界記録に認定。誰もが1度は読んだことがある、日本国・日本人が誇り、愛するマンガと言っても過言ではない超x100,000,000大ヒット作品である。

 

ひとりひとりにとってのONLY ONE(かけがえのない1冊)であるために——『ONE PIECE』だけがやっている、『ONE PIECE』しかできない、『ONE PIECE』だからできる、たくさんの“ONLY”が詰まった展覧会「ONE PIECE ONLY」展は、来年2025年1月13日(祝日・月曜日)までPLAY! MUSEUM(東京・立川)にて開催。終了後、北アメリカにて巡回展が開催される。

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INFORMATION

日程: 2024年10月9日(水曜日)から来年2025年1月13日(祝日・月曜日)
時間: 10時00分から18時00分(最終入場は17時30分まで)
休館: 2024年12月31日(大晦日・火曜日)から2025年1月2日(祝日・木曜日)
会場: 東京・PLAY! MUSEUM(東京都⽴川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟 2F)
料金: 完全日時指定制・入場者特典付き 一般 2,400円(税込) / 大学生 1,800円(税込) / 高校生 1,200円(税込) / 中学生・小学生 800円(税込) / 未就学児 無料
備考: ⼊場券はセブンチケット限定で販売、入場者特典は小学生以上の方1人につき1冊
主催: PLAY! MUSEUM
お問い合わせ: PLAY! MUSEUM 042-518-9625
 
PLAY! MUSEUM
https://play2020.jp

 

 

© Eiichiro Oda / Shueisha Inc. All rights reserved.

ついに“誰も見たことがない”マンガ『ONE PIECE』の展覧会『ONE PIECE ONLY』展が開幕!本展開催の発表と同時に、都内各地で“号外”配布のプロモーションが実施されるも、なかなか全容が伝わらないまま約3ヶ月——本展のキュレーターを務めた岡本正史さん自身も全容がわかったのが開催の3日前だったという。本展は、とてもシンプル!『ONE PIECE』コミックスのメイキングであり、“誰も見たことがない”メイキングのこの部分やあの部分を見る、知ることができ、『ONE PIECE』ファンなら、『ONE PIECE』好きなら、1度でも『ONE PIECE』を読んだ・見たことがあるなら、ここまで知っておきたいというコアな部分に迫る。予想と想像をはるかに超えてめちゃくちゃ素晴らしく、圧巻の展示に“すげぇ!”を連発、終盤には言葉を失うほど。『ONE PIECE』の冒険と同様、メイキングの冒険にワクワクが止まらなかった。そして、尾田栄一郎先生の熱量がひしひしと伝わってくる第1000話のネームや原画にも感動。PLAY! MUSEUMさんならではの展示方法、什器、グラフィック、映像、サウンド、照明、すべてがシンプルでパーフェクト!仕事抜きでもう一度ゆっくり鑑賞したい。本展の内覧会には、SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの谷口怜さん(俳優)も出席!谷口怜さんによるリポートは、近日掲載予定!お楽しみに!

 
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