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イモトアヤコ“さくらももこ先生の温度みたいなものを感じて温かい”—「さくらももこ展」森アーツセンターギャラリーにて開幕

今日開幕する「さくらももこ展」(東京会場)のオープニングセレモニーが開催され、イモトアヤコさんが登壇した!どのようなことを語ったの!?記事を読み進めよう!

 
Ayako Imoto|イモトアヤコ
「さくらももこ展」(東京会場)オープニングセレモニーに登壇したイモトアヤコさん ©︎さくらももこ ©︎さくらプロダクション ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi
Ayako Imoto|イモトアヤコ

さくらももこ作品について語るイモトアヤコさん ©︎さくらももこ ©︎さくらプロダクション ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

没後いまもなお輝き続けるまんが家/エッセイスト/作詞家/脚本家のさくらももこ(1965 – 2018)の感性と全魅力に迫る「さくらももこ展」のオープニングセレモニーが昨日2024年10月4日(金曜日)に東京・森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催され、タレント/俳優/エッセイストのイモトアヤコが登壇した。

 

本展の開幕に先駆け、オープニングセレモニーが開催され、さくらももこと作品の大ファンであるイモトアヤコが登壇。ピンク(もも)色の服装に身を包み「あ〜やっちゃいましたね!こんなピンクを着る機会はなかなかないんですけど」と話すイモトアヤコは「さくらももこ先生が大好きなので、この空間で、こういう場に立たせていただけるのはとってもテンションが上がります」とハイテンションで登場した。小学生のときに初めて触れたさくらももこ作品がアニメ『ちびまる子ちゃん』であることを明かし「エピソードの数々が、あまりにも自分と似すぎて“あれ?まる子ってわたしだっけな?”というのを小学生くらいのときにいつも思っていました」と、人生で初めて共感という感情を得たのが『ちびまる子ちゃん』だったという。一足早く本展を鑑賞し「神奈川・横浜会場に行ったときにも感じたんですけど、(会場に)入った瞬間にさくらももこ先生の温度みたいなものをすごく感じて、この場が温かいんですよ」と、作品からも滲み出るさくらももこの人柄や温もりを感じたという。続けて「なかなか普段触れることのない原画の手描き感を全部見ることができます。さくらプロダクションの方がおっしゃっていました“アトリエさくらのアトリエに遊びに来たような感じでまわっていく”と——その通りだと思いました」と、鑑賞ラインのギリギリに立ってじっくり原画を鑑賞したそうだ。特に4コマまんがをじっくり鑑賞したようで「(さくらももこ先生の)4コマまんがに触れたことがなくて、4コマまんががあったことにびっくりしました。4コマまんがは、短いからこそ真髄というか、伝えたい言葉をストレートに書いていて——私が良いなと思ったエピソードは、おじいちゃんが風邪をひいたとき、まるちゃんが最後に言う“近いけど遠いって、つらいね”という言葉が、いまの時代というか——これはコロナ禍になる前のお話なんですけど、予言しているかのような言葉、あのときみんなが思った言葉だと思います。温かくなりました」と語った。最後に「さくらももこ展、素晴らしいです!入った瞬間からさくら先生の温かい温度が伝わってきて、アニメ、まんが、エッセイ——さくら先生の頭の中にあるものをまわる、頭の中を旅する、さくら先生の体の中に入っちゃったんじゃないかなみたいな感覚になります。素敵な空間の中で、好きなものを好きな人たちと一緒に観るという展覧会ならではの空気感がすごく好きなので、私も何度でも来たいと思います。明日から始まって、次はさくら先生のことが好きな人たちと観て、前期後期で違うのでまた後期に来てみて——何度足を運んでも素晴らしい空間だと思います。ぜひ皆さんも遊びに来て下さい」と、早くもリピーター宣言をし、これから来場する人たちへのメッセージで締め括った。

 

本展は、新しいキャラクターやエッセイ作品を次々と生み続けた稀代のアーティスト さくらももこの、没後いまもなお輝き続けるその感性と全魅力に迫る展覧会。序章「さくらももこができるまで」、第1章「ももことちびまる子ちゃん」、第2章「ももこのエッセイ」、第3章「ももこのまいにち」、第4章「ももこのナンセンス・ワールド」、第5章「ももことコジコジ」、終章「アトリエより」で構成され、代表作を含む約300点のカラー原画や直筆原稿などこれまでにないボリュームで一堂に展示し、“描く”ことと“書く”ことを楽しみつくし、季節のうつろいや生物、小さな日常をこよなく愛したさくらももこの世界を楽しむことができる。2022年11月より香川・高松市美術館での開催を皮切りに全国を巡回し、東京会場となる森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)では今日10月5日(土曜日)から来年2025年1月5日(日曜日)まで開催。

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INFORMATION
さくらももこ展

©︎さくらももこ ©さくらプロダクション

日程: 2024年10月5日(土曜日)から2025年1月5日(日曜日)
前期: 2024年10月5日(土曜日)から2024年11月20日(水曜日)
後期: 2024年11月21日(木曜日)から2025年1月5日(日曜日)
時間: 10時00分から18時00分※金曜日・土曜日・10月13日(日曜日)・11月3日(日曜日)は20時00分まで(入館は閉館の30分前まで)
休館: 会期中無休
会場: 東京・森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
料金: 日時指定制 一般 1,800円(税込) / 高校生・大学生 1,500円(税込) / 4歳から中学生 800円(税込)※チケットに残数がある場合のみ、当日会場でも販売
主催: 森アーツセンターギャラリー
備考: 前期と後期で一部カラー原画の入れ替えを予定しています。
注意: 会期や開館時間等に変更が生じる場合や、休館となる可能性があります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
お問い合わせ: 森アーツセンターギャラリー 03-6406-6652(10時00分から20時00分)

 
さくらももこ展(東京会場)
https://macg.roppongihills.com

 

 

©︎さくらももこ ©さくらプロダクション

故・さくらももこ先生(1965 - 2018)の感性と全魅力に迫る「さくらももこ展」のオープニングセレモニーが開催され、「もう何でもしゃべっちゃおうかな!言っていいのかなってことも、言っていいのかなと思いながらもしゃべりたいと思います!」と意気込むイモトアヤコさんが登場!トレードマークのぶっとい眉毛ではなく、通常ver.で!トークの中では、さくらももこ作品と出会ったきっかけを「小学校高学年のときに学校でまんがではない本を1冊読むという時間“朝の読者タイム”が毎日10分くらいあり、そのときに選んだのがエッセイ『もものかんづめ』で——もうびっくりしましたね。文字でこんなに人って笑えるんだっていう。それまで教科書しか本を読むことをしてこなかったので、文章を読んで腹抱えて、静かにしなきゃって思うくらい笑うっていうことがあるんだということに感動しました」と語り、エッセイ『もものかんづめ』の第1話目が16歳のときに水虫になったエピソードだったことにちなみ、イモトアヤコさんも「今日は何でもしゃべろうと思って来ているんですけど」と前置きして「実は、最近ちゃ最近ですね・・・水虫になりまして・・・(笑)けっこう近々の話です。ごめんなさいね、ごめんなさい」と打ち明け、一番に思い浮かんだのが同エッセイに書かれている緑茶で治すという治療法を試したという。しかし、効かなかったイモトアヤコさんは皮膚科に行き、薬を処方してもらって完治しようで「いまはもう治ってますから!」と会場の笑いを誘い、「さくらももこ先生のおかげでポップにできるというか、ちょっと落ち込みそうなことも言っちゃってもいいんだ、笑いになるんだっていうのを学びました」と語った。続けて痔のエピソードも話していたが、ここでは割愛しよう。笑、筆者は、2022年にPLAY! MUSEUM(東京・立川)で開催された「コジコジ万博」以来、本展でさくらももこ先生の原画を鑑賞。筆者が気づき、感じたことは、ヒトとしての温もりはもちろん、“まーるくまーるく、おだやかに”がさくらももこ先生のキャラクターや作品のキーワードのような気がして、本展を鑑賞しながら優しい気持ち、温かい気持ちになっていた。本当に素晴らしい原画や原稿、エピソードが展示されているので、皆さんにもぜひ会場に足を運んで鑑賞していただき、さくらももこ先生の人柄や温もりを受け取って、優しい気持ち、温かい気持ちになっていただきたい。

 
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