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スヌーピーミュージアムがリニューアル—スヌーピーの大きな口から『PEANUTS』の世界へ、たくさんの笑顔が溢れる聖地に

スヌーピーファンの聖地 スヌーピーミュージアムが2月1日にリニューアルオープンした!どのようなミュージアムに生まれ変わったの!?記事を読み進めよう!

 
Snoopy Museum Tokyo|スヌーピーミュージアム
スヌーピー・エントランスを通るSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーのKOSUKEさん(ジュエリーデザイナー) © 2024 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

Snoopy Museum Tokyo|スヌーピーミュージアム

エッフェル塔の記憶《「ピーナッツ」原画 1984年6月20日》 ©︎ Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi


「ピーナッツ」原画 1984年6月20日

エッフェル塔の記憶《「ピーナッツ」原画 1984年6月20日》 ©︎ Peanuts Worldwide LLC


 

ベンジャミン・L・クラークさんによる解説

こちらはすべてチャールズ M. シュルツ氏が実際に手描きをした原画が展示されており、歴史的なものと言えます。お馴染みのキャラクターが見たことのない場所に行くというのがおもしろいところだと思います。例えば、ペパーミント パティがエッフェル塔のそばにいるというのは、なかなかないシチュエーションです。この中で描かれているエッフェル塔を見ておわかりいただけるとおり、非常に卓越した少しのラインでまさに“これがエッフェル塔だ”というところが描かれているデザインのすばらしさも見ていただければと思います。


Snoopy Museum Tokyo|スヌーピーミュージアム

ビーチボーイズの会話《「ピーナッツ」原画 1968年7月31日》 ©︎ Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

特に注目したいのは、アフリカ系(黒人)のキャラクター フランクリンが初めて登場した1968年7月31日発表のコミックストリップ「A conversation between beach boys(ビーチボーイズの会話)」の原画だ。公民権運動、アフリカ系の人々や有色人種の人々に対する人種差別問題で揺れ動いていたアメリカ合衆国でフランクリンの登場は画期的なものとなった。フランクリンの誕生は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで学校の教師をしていたHarriet Glickman(ハリエット・グリックマン)がMartin Luther King Jr.(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア/1929 – 1968)牧師が暗殺された11日後の1968年4月15日にチャールズ M. シュルツに宛てて手紙を書いたことが始まりとなる。

 

©︎ 2024 Peanuts Worldwide LLC
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スヌーピーミュージアムがリニューアルオープンするということで、久々に同ミュージアムへ!まず巨大なスヌーピーが口を大きく開けて来場者を迎える「スヌーピー・エントランス」の斬新さとインパクトに度肝を抜かれたが、日本人がスヌーピーをきっかけに『PEANUTS』の世界を知った経緯を考えれば、スヌーピーの口を通り抜けて『PEANUTS』の世界が広がる同ミュージアムに入って行くアイデアは素晴らしく、来場者もワクワクするはずだ。「ウェルカム・スヌーピー」や「スヌーピー・ワンダールーム」、「スヌーピー・ルーム」も、『PEANUTS』ファンはもちろん、まだ『PEANUTS』を知らない人でもその魅力を知り、楽しむことができる充実した内容になっている。新しい企画展「旅するピーナッツ。」は、思いもよらぬサプライズが待ち受けていた——それは、フランクリンがアメリカ合衆国の新聞のコミックストリップにアフリカ系のキャラクターとして初めて登場した歴史的価値・意味のある原画の展示だ。フランクリンの登場は、1950年代に公民権運動が起こり、1968年にMartin Luther King Jr.牧師が暗殺され、アフリカ系の人々や有色人種の人々に対する人種差別問題で揺れ動いていたアメリカ合衆国では画期的な出来事だった。自然な形で登場したフランクリンと謙遜したチャーリー・ブラウンの会話、そしてアフリカ系のキャラクターだからといって肌を黒く塗りつぶさなかったCharles M. Schulz氏の表現力も素敵なので要チェック!後日、スヌーピーの「ぬいぐるみワークショップ」体験とPEANUTS Cafe SNOOPY MUSEUM TOKYOのリポートも掲載されるのでお楽しみに!

 
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