スヌーピーミュージアムがリニューアル—スヌーピーの大きな口から『PEANUTS』の世界へ、たくさんの笑顔が溢れる聖地に
スヌーピーファンの聖地 スヌーピーミュージアムが2月1日にリニューアルオープンした!どのようなミュージアムに生まれ変わったの!?記事を読み進めよう!
“スペシャルコミックチケット”は、スヌーピーミュージアムが六本木にあった頃に配布していましたが、やめていた理由は作るのが大変だったということもありました。移転後はマップを配布していたのですが、それを変えてリニューアルと同時に“スペシャルコミックチケット”を復活させました。
企画展「旅するピーナッツ。」
チャールズ M. シュルツ美術館&リサーチセンター所蔵の貴重な原画約45点を中心に構成された新しい企画展「旅するピーナッツ。」が、9月1日(日曜日)まで開催。今回は、『PEANUTS』ではおなじみとなっているサマーキャンプでの生活や、ビーチでゆったり時間を過ごすひととき、うまくいかない珍道中など、貴重な原画でスヌーピーやピーナッツ・ギャングが旅・冒険を楽しむ姿を紹介しているほか、アーカイブからチャールズ M. シュルツが旅行をしている貴重な写真も併せて紹介。ひとり旅でも、みんなで行く旅行でも、さまざまなハプニングがあったとしても、“やはり旅は良いもの”と感じる作品が展示されている。
今回は、旅をテーマに企画しました。新型コロナウイルスによる感染症のパンデミック禍で自由に海外に渡航できないというフラストレーションがたまることもあったので、私たちのチームの中で旅を取り上げてみてはどうだろうかという提案がありました。『PEANUTS』は、アメリカの日常の中で子どもたちやスヌーピーが日々生活していく物語ですが、ごく稀に遠くに行くことがあります。旅・冒険の典型的なコミックストリップをベンジャミンが構成してくれました。『PEANUTS』の中で歴史的価値・意味があるキャラクターが登場するような機会もあります。
スヌーピーミュージアムがリニューアルオープンするということで、久々に同ミュージアムへ!まず巨大なスヌーピーが口を大きく開けて来場者を迎える「スヌーピー・エントランス」の斬新さとインパクトに度肝を抜かれたが、日本人がスヌーピーをきっかけに『PEANUTS』の世界を知った経緯を考えれば、スヌーピーの口を通り抜けて『PEANUTS』の世界が広がる同ミュージアムに入って行くアイデアは素晴らしく、来場者もワクワクするはずだ。「ウェルカム・スヌーピー」や「スヌーピー・ワンダールーム」、「スヌーピー・ルーム」も、『PEANUTS』ファンはもちろん、まだ『PEANUTS』を知らない人でもその魅力を知り、楽しむことができる充実した内容になっている。新しい企画展「旅するピーナッツ。」は、思いもよらぬサプライズが待ち受けていた——それは、フランクリンがアメリカ合衆国の新聞のコミックストリップにアフリカ系のキャラクターとして初めて登場した歴史的価値・意味のある原画の展示だ。フランクリンの登場は、1950年代に公民権運動が起こり、1968年にMartin Luther King Jr.牧師が暗殺され、アフリカ系の人々や有色人種の人々に対する人種差別問題で揺れ動いていたアメリカ合衆国では画期的な出来事だった。自然な形で登場したフランクリンと謙遜したチャーリー・ブラウンの会話、そしてアフリカ系のキャラクターだからといって肌を黒く塗りつぶさなかったCharles M. Schulz氏の表現力も素敵なので要チェック!後日、スヌーピーの「ぬいぐるみワークショップ」体験とPEANUTS Cafe SNOOPY MUSEUM TOKYOのリポートも掲載されるのでお楽しみに!