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スヌーピーミュージアムがリニューアル—スヌーピーの大きな口から『PEANUTS』の世界へ、たくさんの笑顔が溢れる聖地に

スヌーピーファンの聖地 スヌーピーミュージアムが2月1日にリニューアルオープンした!どのようなミュージアムに生まれ変わったの!?記事を読み進めよう!

 
Snoopy Museum Tokyo|スヌーピーミュージアム
スヌーピー・エントランスを通るSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーのKOSUKEさん(ジュエリーデザイナー) © 2024 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

ぬいぐるみやフィギュア、ステーショナリーなど1000点以上の『PEANUTS』グッズで埋め尽くされた展示室「スヌーピー・ワンダールーム」が新設された。ここに展示されているグッズは、日本全国の『PEANUTS』ファンが寄贈した思い出の品々。年季が入ったものもたくさんあり、長年愛され、大切にされてきたことがわかる。“みんなでつくる、みんなのミュージアム”を象徴する展示室となっている。

草刈大介さんによる解説

ここは、来場者が最初に入ってくる展示室です。以前はシアターになっていて、プロジェクションマッピングの映像で来場者を迎えていました。リニューアルするにあたり、映像を新しく作って別の展示室に移しました。「スヌーピー・ワンダールーム」は、“みんなでつくる、みんなのミュージアム”というコンセプトです。約300体のスヌーピーと、他の小さなものから大きなものまで全部合わせると1000点を超します。昨年、この展示室を新設するプロジェクトを発表し、『PEANUTS』ファンの皆さんの思い出の品をミュージアムに寄贈してほしい旨をアナウンスすると400以上の寄贈がありました。すべてを展示しきれていないのですが、その中から分類をして展示しています。来場者にとって一番親しみがあるのは、プロダクトです。始まりはコミックですが、自分たちの身近なものを一つの接点にして、この展示室に入ったらびっくりして、笑顔になって、自分が持っていたもの、見たことがあるもの、どなたかたの思い出の詰まったものなどを発見してもらうとことで、新しい嬉しさに繋がるのではと考えました。

ベンジャミン・L・クラークさんによる解説

この「スヌーピー・ワンダールーム」を見させていただき、博物館の成り立ちに思いを馳せました。数百年前のヨーロッパにはヴンダーカンマー*1という部屋があり、その部屋に色々なものを収集して陳列しておくということをやっていました。ファンの皆さんがたくさんの宝物をこちらに寄付していただいて、素晴らしい美術館、博物館をつくっていくというコンセプトになっていると思います。

*1 Wunderkammer(ヴンダーカンマー) 15世紀〜18世紀に王族や貴族がコレクションを陳列していた博物陳列室(ドイツ語)。英語ではWonder Room(ワンダールーム)、日本語では驚異の部屋という。

 

bornスヌーピー・ルーム

Snoopy Museum Tokyo|スヌーピーミュージアム

スヌーピー・ルームに映像・光・音楽の演出が加わった © 2024 Peanuts Worldwide LLC

全長約8mの巨大なスヌーピーやユニークなスヌーピーのオブジェクトがある展示室「スヌーピー・ルーム」に映像・光・音楽による演出が加わり、約2分間のショー「覚醒」がスタート!スヌーピーのシルエットが動き回ったり、スヌーピーのオブジェクトのポーズが登場するアニメーションのシーンが映し出されたりと、“静と動”のスヌーピーのかわいさを体感できる空間となっている。

 

草刈大介さんによる解説

この「スヌーピー・ルーム」は、皆さんが見慣れたスヌーピーを見てもらうのではなく、あまり見たことのないスヌーピーを見てもらいたいという狙いがあります。コミックの中に出てくるテディベアの真似をしていたり、スケートをしていたり、ハロウィンで仮面を被っていたり、寝ていたり——立体化しないと注目されないようなスヌーピーをピックアップして巨大化しています。スヌーピーを見ることに集中してもらいたいということから真っ白な空間になっていますが、リニューアルにあたって新しい要素を加えたいと考えました。約5分に1回、映像・光・音楽による演出が加わったショーがあります。この「スヌーピー・ルーム」にいるスヌーピーたちが何かをしていくというストーリーになっていますので、最新の技術や演出を含めて楽しんでいただければと思います。

bornスペシャルコミックチケット

Snoopy Museum Tokyo|スヌーピーミュージアム

草刈大介さんが手にしているのが今回復活した“スペシャルコミックチケット” © 2024 Peanuts Worldwide LLC ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

スヌーピーミュージアムが2019年に現在の地に移転する前の東京・六本木にあった頃に入場特典として配布されていた“スペシャルコミックチケット”が復活!“スペシャルコミックチケット”は、チャールズ M. シュルツが1950年からほとんど休まずに50年間も描き続けた17000を超すコミックストリップの中から、来場者がミュージアムに入場する日に発表された作品が印刷されており、1日4種がランダムで配布される。誕生日や記念日などに合わせて行くことでも、この“スペシャルコミックチケット”が記念となる。既にコレクターもいるとか!

 

©︎ 2024 Peanuts Worldwide LLC
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スヌーピーミュージアムがリニューアルオープンするということで、久々に同ミュージアムへ!まず巨大なスヌーピーが口を大きく開けて来場者を迎える「スヌーピー・エントランス」の斬新さとインパクトに度肝を抜かれたが、日本人がスヌーピーをきっかけに『PEANUTS』の世界を知った経緯を考えれば、スヌーピーの口を通り抜けて『PEANUTS』の世界が広がる同ミュージアムに入って行くアイデアは素晴らしく、来場者もワクワクするはずだ。「ウェルカム・スヌーピー」や「スヌーピー・ワンダールーム」、「スヌーピー・ルーム」も、『PEANUTS』ファンはもちろん、まだ『PEANUTS』を知らない人でもその魅力を知り、楽しむことができる充実した内容になっている。新しい企画展「旅するピーナッツ。」は、思いもよらぬサプライズが待ち受けていた——それは、フランクリンがアメリカ合衆国の新聞のコミックストリップにアフリカ系のキャラクターとして初めて登場した歴史的価値・意味のある原画の展示だ。フランクリンの登場は、1950年代に公民権運動が起こり、1968年にMartin Luther King Jr.牧師が暗殺され、アフリカ系の人々や有色人種の人々に対する人種差別問題で揺れ動いていたアメリカ合衆国では画期的な出来事だった。自然な形で登場したフランクリンと謙遜したチャーリー・ブラウンの会話、そしてアフリカ系のキャラクターだからといって肌を黒く塗りつぶさなかったCharles M. Schulz氏の表現力も素敵なので要チェック!後日、スヌーピーの「ぬいぐるみワークショップ」体験とPEANUTS Cafe SNOOPY MUSEUM TOKYOのリポートも掲載されるのでお楽しみに!

 
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