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キース・ヘリングのアートとメッセージを体感できる展覧会が12月より森アーツセンターギャラリーにて開催—大型作品など150点

1980年代のカルチャーシーンを牽引したキース・ヘリングの初期の作品から晩年の大型作品まで150点が集結する展覧会が開催される!読者プレゼントも!記事を読み進めよう!

 
Keith Haring|キース・ヘリング
キース・ヘリングさん/ニューヨーク市営地下鉄にて 1982-83年 Photo by ©Makoto Murata
KEITH HARING Art to the Street|キース・ヘリング展 アートをストリートへ

《イコンズ》 1990年 シルクスクリーンにエンボス加工、紙 53.5×63.5 cm 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

展覧会「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」(英題「KEITH HARING Art to the Streets」)が、2023年12月9日(土曜日)より東京・森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催される。

 

本展は、明るく、ポップなイメージで世界中から愛され続けているアーティスト Keith Haring(キース・ヘリング/1958-1990)が活動初期の1980年代初頭にアメリカ合衆国ニューヨークの地下鉄駅構内に描いた“サブウェイ・ドローイング”などを紹介する第1章「Art in Transit 公共のアート」、生命の作品やアフリカの芸術から着想を得た表現などを紹介する第2章「Life and Labyrinth 生と迷路」、舞台芸術や広告、音楽との関わり、アーティスト Andy Warhol(アンディ・ウォーホル/1928-1987)とコラボレーションした作品《アンディ・マウス》などを紹介する第3章「Pop Art and Culture ポップアートとカルチャー」、社会を変えるために核放棄や反アパルトヘイト、HIV・エイズ予防、セーフ・セックス、性的マイノリティのカミングアウトの祝福のメッセージを込めて制作したポスターなどのさまざまな媒体を紹介する第4章「Art Activism アート・アクティビズム」、富裕層にだけではなく大衆や子どもたちのために制作した作品を紹介する第5章「Art is for Everybody アートはみんなのために」、資本主義に翻弄され不平等さや争いがはびこる社会、テクノロジーが人間を支配するような未来をモノクロームでコミックのように淡々と描写した17点による《ブループリント・ドローイング》などを紹介する第6章「Present to Future 現在から未来へ」、日本国に特別な想いを抱き、数度にわたる来日が縁で生まれた貴重な作品や資料を、当時の写真とともに紹介するスペシャル・トピック「Keith Haring and Japan キース・ヘリングと日本」で構成され、活動初期の“サブウェイ・ドローイング”やトレードマークとなったモチーフによる作品《イコンズ》、彫刻、ポスター、6mにもおよぶ晩年の大型作品まで、キース・ヘリングの世界観を体現する作品150点が集結する。発光する作品、闇に浮かび上がる展示、1980年代ニューヨークさながらの喧噪・・・キース・へリングがアーティストとして駆け抜けた10年のストーリーがドラマチックな空間で展開され、彼のアートとメッセージを体感することができる貴重な展覧会となる。

“アートはみんなのために”——現在を未来として、未来を現在として描き、社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対しても最後までアートで闘い続けたキース・ヘリング。国を超え、時代・世代を超えて響き続ける彼とその作品が現代社会に生きる私たちに伝えるメッセージとは——。

 

キース・ヘリングは、1980年代初頭にニューヨーク地下鉄駅構内の使用されていない広告板を使った“サブウェイ・ドローイング”と呼ばれるプロジェクトで脚光を浴び、アンディ・ウォーホルやアーティスト Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)らと共にカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受ける。日本国を含む世界中で壁画制作やワークショップの開催、HIV・エイズ予防啓発運動や児童福祉活動を積極的に展開。1990年2月、エイズによる合併症により31歳で逝去した。31年の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年ほどだったが、世界中の日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託した。

展覧会「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」(英題「KEITH HARING Art to the Streets」)は、2023年12月9日(土曜日)から来年2024年2月25日(日曜日)まで東京・森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて開催される。終了後、兵庫・神戸、福岡、愛知・名古屋、静岡、茨城・水戸にて巡回展が開催される予定。

SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイの読者のみなさまとCHALLENGER’S TV beehiveの視聴者のみなさまの中から抽選で、「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」のご招待券をプレゼントさせていただきます。詳しくは、次のページ(下部[続きを読む>])をご覧ください。

INFORMATION

 

会期: 2023年12月9日(土曜日)から2024年2月25日(日曜日)
休館: 会期中無休
時間: 10時00分から19時00分、金曜日と土曜日は20時00分まで ※年末年始(2023年12月31日(日曜日)から2024年1月3日(水曜日))は11時00分から18時00分(最終入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京・森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
料金: 事前予約制(日時指定券) 一般・大学生・専門学校生 2,200円(税込) / 中学生・高校生 1,700円(税込) / 小学生 700円(税込) / 未就学児 無料 / 障がい者手帳をお持ちの方 半額・付き添いの方1名まで 無料
注意: 本展には性的な表現を含む作品が出品されます。会期や開館時間等に変更が生じる場合や、休館となる可能性があります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトおよび公式SNSにて必ずご確認ください。
お問い合わせ: ハローダイヤル 050-5541-8600(9時00分〜20時00分)

 
キース・ヘリング展 アートをストリートへ(東京会場)
https://macg.roppongihills.com

 

 

Keith Haring Artwork ©︎Keith Haring Foundation
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Keith Haring氏の初期作品から晩年の大型作品など150点が集結する展覧会「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」は、 作品はもちろん、“サブウェイ・ドローイング”やアイコニックな《イコンズ》、《ブループリント・ドローイング》、Tony Shafrazi Galleryより1983年に出版された版画シリーズなどがドラマチックな空間で紹介されるというので展示空間・方法にも注目できる!不寛容で混沌としすぎる現代社会に、社会に潜む暴力や不平等、HIV・AIDSに対する偏見と支援不足などに対して最後までアートで闘い続け、メッセージを発信し続けたKeith Haring氏の作品が映え、私たちにさまざまなことを語りかけてくれるはずだ。

 
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