アートｘサウナが融合した展覧会TikTok チームラボリコネクトがオープン—サウナと超自然現象的アートで“ととのい”本能を覚醒

男女別の更衣室や温水シャワー室、パウダールーム、各種アメニティも完備されているので、手ぶらで行っても安心。もちろん愛用の水着やサウナハットを持参して着用しても良い。受付を済ませ、展覧会のコンセプトや注意事項の説明を映像で見た後、用意されている館内着や女性用水着、タオル、スマートフォン用防水ケース、マスク、マスクケースなどを受け取り、男女に別れてそれぞれ更衣室で館内着や持参した水着に着替え、シャンプーやコンディショナー、ボディソープが備え付けられている温水シャワー室（個室）で汗を流す。更衣室・温水シャワー室を除き、館内では男女一緒での利用となるので、家族や友達・恋人同士で来館した人は更衣室を出ると合流できる。

サウナ室 Fire Red ©︎ teamLab

サウナ室 Forest Wind Green ©︎ teamLab

サウナ室 Underground River Blue ©︎ teamLab

館内には、7種類のサウナ室があり、室内の照明や環境音をイメージしたサウンド、温度、アロマ、熱したサウナストーンにスタッフがアロマ水をかけて水蒸気を発生させ、体感温度を上げて発汗作用を促進するフィンランド共和国に伝わる入浴法ロウリュの有無・量がそれぞれ異なるほか、女性には安心の女性専用のサウナ室もあるので、色々なサウナを楽しむことができる。ロウリュ式なので、サウナ特有の肌のピリピリ感や息苦しさはない。温度は中温多湿の70度〜超高温ドライの100度、ロウリュは多め〜無し、環境音をイメージしたサウンドは焚き火、洞窟の川、水琴窟、森の風、炎、ピンクノイズ、アロマは白樺、ジュニスパー、松、ジンジャー、ほうじ茶。特にほうじ茶のアロマは、佐賀県嬉野市のEN TEAがサウナ用に配合・焙煎したほうじ茶を使用しており、他のアロマよりも香りを感じることができ、サウナ室に広がる香ばしい香りが気分をリラックスさせてくれるのでオススメ。※各サウナ室の特徴は、今後変更される場合があるため、公式ウェブサイトで最新情報をチェックしよう。

冷水エリア 冷水シャワー ©︎ teamLab

温泉などではサウナの後は水風呂に入るが、チームラボリコネクトでは水の作品空間になっている冷水エリアに、冷却器によって冷やされ温度が一定に保たれた冷水シャワーが完備されている。直径30cmのシャワーヘッドが頭上と肩口に設置され、頭上から大量の冷水を浴びることができるほか、髪を濡らしたくない人や手・足・肩・胸・背中など部分的に冷水を浴びたい人は肩口からも浴びることができる。

鋭く研ぎ澄まされた感覚でアートを鑑賞

冷水エリア『円相に迷い込んで』teamLab 2021, Interactive Digital Installation ©︎ teamLab ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi, Powered by FUJIFILM

温泉などではサウナと水風呂の後は、外気浴で外の新鮮な空気に皮膚を触れさせることによって皮膚や粘膜、自律神経を刺激し、温度の変化に対する適応力や抵抗力を向上させるのだが、チームラボリコネクトではサウナと冷水浴の後の鋭く研ぎ澄まされた感覚で、座ってゆっくりアートを鑑賞しながら休憩しつつ、本能と感性を覚醒させるアート浴・鑑賞（休憩）となる。公開されているアート作品は、自然界の法則を超えた現象を意味するSupernature Phenomenon（スーパーネーチャー・フェノメノン／超自然現象）とその認知と変化がテーマ。さらに“生命とは何か”にまで探求心が及ぶような作品になっているが、ここでは難しい紹介を省くので、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。