がまくんとかえるくん誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展が開幕—ぼくらはどこまでもそれぞれ一人ひとり そしていっしょ
“がまくんとかえるくん”シリーズで知られる絵本作家のアーノルド・ローベルの展覧会が日本国で初めて開催されている!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!
ミュージアムカフェでは、がまくんとかえるくんをイメージしたフードやスウィーツ、ドリンクなども販売されている。全メニューを食べたくなる愛らしさ!
ぼくらはどこまでもそれぞれ一人ひとり そしていっしょ
私たちにんげんは、成長していくにつれ、そして、大人になってもアイデンティティや人間関係についても考え、悩み、孤独や淋しさを感じることがある。アーノルド・ローベルも子どもの頃から同じように考え、悩み、孤独や淋しさを感じていた。アーノルド・ローベルが生涯を通して“がまくんとかえるくん”シリーズ4部作や他の作品に描き続けたことは、自分は自分であり、他の誰かや何かと同じでもなく、他の誰かや何かになれるわけでもなく、がまくんとかえるくんの“alone tohether”のように、“それぞれ一人ひとり違いを認め合い、支え合い、寄り添い合い、思いを馳せ合い、尊重し合い—けっして独りではなく一人、そしていっしょ”ということ。アーノルド・ローベルは、自身の2人の子どもはもちろん、世界中の子どもたちがこれから人生を歩んでいく上で同じように色々なことを考え、悩み、孤独や淋しさを感じたときの助けになるように、人でも親でも家族でも親族でも周囲でもなく、支えてくれる何か、頼れる何か、逃げることができる何かを、お話や言葉、絵、動物の性質や特徴を大事にしつつ擬人化したキャラクター、絵本に詰めて託したように思う。そして、子どもたちが絵本(人生)のページを手繰ったとき、アーノルド・ローベルの温かくて優しい穏やかなお話と言葉、絵が、そっと背中を押して勇気づける。
アーノルド・ローベルのお話と絵、言葉は、世界中の子どもたちに、そして子どもたちだけではなく、すべての人に贈ったアーノルド・ローベルからのメッセージであり、心のよりどころである。
alone together—ぼくらはどこまでもそれぞれ一人ひとり、そしていっしょ。
企画展『「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展』は、2021年3月28日(日曜日)まで東京・立川 PLAY! MUSEUMで開催。終了後、同年4月3日(土曜日)から5月23日(日曜日)まで広島・ひろしま美術館で開催されるほか、関西や東北への巡回も予定されている。
企画展『「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展』
日程: 2021年1月9日(土曜日)から3月28日(日曜日)
時間: 10時00分から18時00分(入場は17時30分まで)
休館: 会期中無休
会場: 東京・立川 PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3)
料金: 特典付き 一般 1,500円(税込) 立川割 1,000円(税込) / 大学生 1,000円 立川割 600円(税込) / 高校生 800円(税込) 立川割 500円(税込) / 中・小学生 500円(税込) 立川割 300円(税込) / 未就学児 無料 / 障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名まで) 各料金の半額 ※立川割をご利用の方は立川市在住・在学を確認できる証明書をご提示ください。 ※障がい者割引をご利用の方は障がい者手帳をご提示ください。 ※PLAY! PARKにも行かれる方(一般)は相互割引として200円引きでPLAY! PARKにご入場いただけます。 ※割引の併用はできません。
チケット: 平日は当日券のみのためPLAY! MUSEUM受付で販売、休日は希望者には日付指定券をオフィシャルウェブサイトで販売
主催: PLAY!プロジェクト(コスモマーチャンダイズィング、ブルーシープ、A&Bホールディングス)
注意: 日本国政府による新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出により、PLAY! MUSEUM(ショップとカフェを含む)およびPLAY! PARKともに1月12日(火曜日)から2月5日(金曜日)までの平日に限り営業時間を10時00分から17時00分まで(PLAY! MUSEUMの最終入場は16時30分まで、PLAY! PARKの最終入場は16時00分まで)短縮して営業しています。土曜日・日曜日・祝日の営業時間の変更はありません。期間中、夕方券は販売しません。PLAY! PARKは、12時30分から13時00分と15時00分から15時30分に館内の消毒を行うため、一時的にクローズします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。変更の場合は、オフィシャルウェブサイトで臨時お知らせします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、入館時の検温と手指の消毒、館内でのマスク着用、ソーシャルディスタンス等が必須となります。
備考: 上記料金で本企画展と常設展『エリック・カール 遊ぶための本』の2つの展覧会をご覧になれます。当日に限り入退場自由。本企画展終了後は、同年4月3日(土曜日)から5月23日(日曜日)まで広島・ひろしま美術館で開催、その後、関西や東北への巡回も予定。
お問い合わせ: PLAY! 042-518-9625 / info@play2020.jp
企画展『「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展』
https://play2020.jp/article/arnoldlobel/
PLAY!
https://play2020.jp
アーノルド・ローベル展は、絵本に関するここ最近の展覧会の中でも上位をいく素晴らしい展覧会!Arnold Lobel氏のことを知る、貴重な原画やレイアウト、スケッチでお話を読んでいくという贅沢な体験はもちろん、特に加藤久仁生氏が手掛けた“がまくんとかえるくん”史上初のアニメーション映像は、本当に何時間でも何度でも見ていられるくらい天才的な作品だった。小学生の頃に読んだ「おてがみ」も懐かしく、久々に読んで温かい気持ちに!当時はただの国語の教科書と授業としか思わなかったけど、この年になって改めて読むと、素晴らしい作品だということに気付く。いま、世界的な新型コロナウイルスによる感染症のパンデミックや日本国政府による新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言によって外出自粛などの制限を強いられている中で、色々なことを考え、悩み、孤独、淋しさ、不安を感じている方も多いと思うが、そういう方も是非、感染予防対策をして、また無理をせずに緊急事態宣言解除後にでもアーノルド・ローベル展に足を運んでほしい。きっと、ほっとし、ほっこり温かく優しく穏やかな気持ちになり、勇気づけられ、元気になるはず!そして、Arnold Lobel氏と同じ時期に創作活動を続けた『The Very Hungry Caterpillar』(邦題『はらぺこあおむし』)でも知られるEric Carle氏の常設展『エリック・カール 遊ぶための本』、アーノルド・ローベル展に関連したワークショップも開催されているPLAY! PARKも併せて楽しんでね!