KAWSのアートプロジェクト『KAWS:HOLIDAY』が今度は宇宙で—COMPANIONが誕生20周年に大気圏に飛び出し宇宙遊泳
KAWS氏の代表作であるキャラクターCOMPANION(コンパニオン)の誕生20周年を記念し、アートプロジェクト『KAWS:HOLIDAY』の第5弾が実施された!記事を読み進めよう!
アーティストのKAWS(カウズ)が手掛ける代表的なキャラクターCOMPANION(コンパニオン)の誕生20周年を記念し、アートプロジェクト『KAWS:HOLIDAY』(『カウズ:ホリデー』)が宇宙で実施された。
KAWSが2000年から制作をしてきた代表的なキャラクターであるCOMPANIONが世界中を旅し、街や自然に溶け込むというコンセプトで、2018年からこれまで大韓民国・ソウル、台湾・台北、香港、日本国・富士山で開催されたほか、現在はARアプリ(ヴァーチャル)でも楽しむことができるアートプロジェクト『KAWS:HOLIDAY』の第5弾『KAWS: HOLIDAY SPACE』(『カウズ:ホリデー スペース』)として、COMPANIONが大気圏に飛び出し、宇宙遊泳。
アートプロジェクト『KAWS: HOLIDAY SPACE』は、2013年にKAWSが手掛けたMTV Video Music Awards(MTVビデオ・ミュージック・アワード)のトロフィである宇宙服を身に纏ったCOMPANION=Moonman(ムーンマン)の像をリデザイン、探測気球に取り付けて打ち上げ、回転しながら136,296フィート(41.5km)の成層圏に突入。超高速で急上昇後、無重力の宇宙を2時間遊泳し、地球に帰還した。準備から打ち上げ・帰還までに要した時間は、約8時間。360度全周囲ビデオカメラで記録されたこの宇宙遊泳のプロセスと歴史的瞬間は、KAWSや長年コラボレーションしている香港のクリエイティブスタジオAllRightsReserved(オールライツリザーブド)のソーシャルメディアでも公開され、世界中のファンもStay Home(ステイホーム)しながら鑑賞し、COMPANION誕生20周年の記念すべきプロジェクトとして記憶された。
KAWSは、COMPANIONの誕生20周年と『KAWS: HOLIDAY SPACE』について「今年は様々なプロジェクトのキャンセルが相次ぐなか、家から安心して楽しめるものを制作したいと考えていました。今年は、私がCOMPANIONを初めて制作してから20周年の記念すべき年です。なので、様々な制限があるなかで、何か特別なものを制作しなければならないと感じていました。ここ数ヶ月閉じこめられているような気持ちでしたが、このようなプロジェクトがそういった現実から逃避する機会を与えてくれました」とコメントを寄せている。
KAWS:HOLIDAY SPACE
KAWS氏とAllRightsReservedがコラボレーションして開催してきたアートプロジェクト『KAWS:HOLIDAY』は、毎回世界中の人々を驚かせてきたが、新型コロナウイルスのパンデミックのなかでCOMPANION=Moonmanを宇宙遊泳させたことも驚きで、ビッグニュース!宇宙・地球の美しさを背景に黄金に輝くCOMPANION=Moonmanは、誕生20周年に相応しいアートに仕上がっている。