特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』が来週より開催—国宝「観音菩薩立像」(百済観音)23年ぶりに東京で公開
法隆寺金堂壁画の模写や再現の公開と同時に、国宝“百済観音”が23年ぶりに東京で公開!?トーハクがまたパワースポットになるね。今回はどんな特別展になるのだろう?記事を読み進めよう!
特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』が、2020年3月17日(火曜日)※予定より東京・東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室で開催される。
1993年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に「法隆寺地域の仏教建造物」として登録された法隆寺は、飛鳥時代・7世紀に創建され、正史『日本書紀』にも創建について記されている聖徳太子ゆかりの仏教寺院であり、金堂と五重塔を中心とする西院伽藍は現存する世界最古の木造建築郡としても知られる。その金堂は、国宝・本尊「釈迦三尊像」を中心に仏教世界が彫刻と絵画で表現され、釈迦浄土図や阿弥陀浄土図など仏の群像が描かれた大壁4面、諸菩薩が単独で描かれた小壁8面の計12面から成る巨大な壁画群「法隆寺金堂壁画」が存在したが、昭和24年(1949年)の金堂解体修理中に発生した火災によって大半が焼損してしまい、この火災をきっかけに翌年1950年に議員立法で文化財保護法が制定され、日本全国で文化財の保護・保存・活用が重要視されるようになっていった。
特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』は、焼損前に描かれた金堂壁画の模写の中でも優れた作品や焼損後に再現された現在の金堂壁画が展示され、かつての荘厳な威容に迫るほか、昭和初期まで金堂内に安置され、“百済観音”の名で親しまれている像高約210cm・八等身長身の美しい国宝「観音菩薩立像」が1997年フランス共和国・ルーブル美術館での公開以来23年ぶりに東京で公開、さらに金堂の国宝・本尊「釈迦三尊像」の左右に安置されている国宝「毘沙門天立像」と国宝「吉祥天立像」など、金堂ゆかりの選りすぐりの寺宝が公開され、法隆寺金堂の美の世界を体感することができ、文化財保護の取り組みや保護・継承することの重要性を伝える展覧会となる。
特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』は、2020年3月17日(火曜日)※予定から5月10日(日曜日)まで東京・東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室で開催される。
※新型コロナウイルス感染防止のため、会期が変更になりました。今後も状況次第では再度変更になる場合がありますので、東京国立博物館及びオフィシャルウェブサイトにてご確認ください。
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特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』
Passing on Cultural Heritage Buddhist Murals and Sculptures of Horyuji
日程: 2020年3月17日(火曜日)から5月10日(日曜日)/前期展示 3月17日(火曜日)から4月12日(日曜日)・後期展示 4月14日(火曜日)から5月10日(日曜日) ※新型コロナウイルス感染防止のため、会期が変更になりました。今後も状況次第では再度変更になる場合がありますので、東京国立博物館及びオフィシャルウェブサイトにてご確認ください。)
時間: 9時30分から17時00分、金曜日・土曜日は21時00分まで(※入場は各閉館時間の30分前まで)
休館: 月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は火曜日) ※2020年3月30日(月曜日)と5月4日(祝日・月曜日)は開館
会場: 東京・上野/東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室(東京都台東区上野公園13-9)
料金: 一般 当日 1,200円(税込) 前売&団体 1,100円(税込) / 大学生 当日 600円(税込) 前売&団体 500円(税込) / 高校生 当日 400円(税込) 前売&団体 300円(税込) / 中学生以下 無料 / 障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名 無料 / 団体は20名以上 / 音声ガイド貸出 希望者はお一人様1台 500円(税込)
チケット: 前売券は2020年3月12日(木曜日)23時59分まで東京国立博物館(窓口・開館日のみ)・オフィシャルサイト(オンラインチケット)・チケットぴあ・ローソンチケット・CNプレイガイド・e+(イープラス)・セブンチケット(全国のセブン-イレブン店頭のみ)・楽天チケット・Yahoo!チケット・JTBレジャーチケット・あさチケ(朝日チケット)・その他で販売
音声ガイド: 木村多江(女優)
主催: 東京国立博物館、法隆寺、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション、文化庁、日本芸術文化振興会
特別協力: 東京藝術大学COI拠点、奈良県
協賛: 大和ハウス工業、NISSHA、パナソニック
協力: 国立情報学研究所高野研究室、文化財活用センター、奈良国立博物館、便利堂
備考: 前期・後期で展示替えがあります。今後の諸事情により開館時間や休館日等について変更する場合がありますのでオフィシャルサイトでご確認ください。
お問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600
特別展『法隆寺金堂壁画と百済観音』
Passing on Cultural Heritage Buddhist Murals and Sculptures of Horyuji
https://horyujikondo2020.jp
学校の教科書にも登場する八頭身長身の美しい国宝「観音菩薩立像」(百済観音)が23年ぶりにお出ましに!この貴重な機会を見逃せない!模写・再現された金堂壁画なども必見!新型コロナウイルスの被害が終息して予定通りに開催されるといいなぁ。