展覧会『高畑勲展—日本のアニメーションに遺したもの』7月開催、貴重な未公開資料も展示
展覧会『高畑勲展—日本のアニメーションに遺したもの』が、2019年7月2日(火曜日)より東京・東京国立近代美術館で開催される。
1974年放送のテレビ・シリーズ『アルプスの少女ハイジ』の全話を演出した生みの親としても知られ、1984年公開の『風の谷のナウシカ』のプロデューサー、1988年公開の『火垂るの墓』、1991年公開の『おもひでぽろぽろ』、1994年公開の『平成狸合戦ぽんぽこ』、1999年公開の『ホーホケキョ となりの山田くん』、2013年公開の『かぐや姫の物語』などの脚本・監督を務めたアニメーション映画監督/アニメーション演出家/プロデューサーの故・高畑勲監督。高畑は、アクションやファンタジーに頼らず、日常生活の丹念な描写を通して豊かな人間ドラマを作り出し、緻密な構成力で、アニメーションでありながらもリアルで自然な説得力のある世界観を追求するというアニメーションの新たな表現方法を開拓した革新者だ。常に今日的なテーマを模索し、それに相応しい新しい表現方法を徹底して追求した創造の軌跡は、戦後の日本国のアニメーションの礎となり、様々なクリエイターたちに大きな影響を与えてきた。
展覧会『高畑勲展—日本のアニメーションに遺したもの』は、昨年2018年に肺がんのため、82歳で逝去した故・高畑勲監督が日本国のアニメーションに遺したものと、業績を総覧する初の回顧展。「出発点─アニメーション映画への情熱」「日常生活のよろこび─アニメーションの新たな表現領域を開拓」「日本文化への眼差し─過去と現在との対話」「スケッチの躍動─新たなアニメーションへの挑戦」の4つの章で構成し、これまで未発表だった制作ノートや絵コンテ、イメージボード、レイアウトなどの貴重な資料を展示して演出術の秘密に迫るほか、他のクリエイターたちとの交流や優秀なアニメーターたちとの共同制作の過程を通して“絵を描かない監督”として知られていた高畑がどのようにして歴史に残るアニメーションを作ってきたのかを明らかにする。高畑勲監督の魅力的な作品とその世界観に出会い、そして、出会い直す最高の機会、展覧会となる。
展覧会『高畑勲展—日本のアニメーションに遺したもの』は、2019年7月2日(火曜日)から10月6日(日曜日)まで東京・東京国立近代美術館で開催される。
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展覧会『高畑勲展—日本のアニメーションに遺したもの』
Takahata Isao: A Legend in Japanese Animation
- 日程: 2019年7月2日(火曜日)から10月6日(日曜日)
- 時間: 10時00分から17時00分、金曜日・土曜日は21時00分まで(入館は閉館の30分前まで)
- 休館: 月曜日・7月16日(火曜日)・9月17日(火曜日)・8月13日(火曜日)・9月24日(火曜日) ※ただし7月15日(祝日・月曜日)・8月12日(振替休日・月曜日)・9月16日(祝日・月曜日)・9月23日(祝日・月曜日)は開館
- 会場: 東京・東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー(東京都千代田区北の丸公園3-1)
- 料金: 一般 当日 1,500円(税込) 前売り・団体 1,300円(税込) / 大学生 当日 1,100円(税込) 前売り・団体 900円(税込) / 高校生 当日 600円(税込) 前売り・団体 400円(税込)/ 中学生以下 無料 / 障がい者手帳をご提示の方とその付添人1名は無料 ※入館の際に障がい者手帳などをご提示ください / その他 ※団体は20名以上
- チケット: 前売り券は、2019年7月1日(月曜日)23時59分まで東京国立近代美術館(開館日のみ)・公式オンラインチケット・ローソンチケット・e+(イープラス)・チケットぴあ・CNプレイガイド・セブンチケット・楽天チケット・Yahoo!チケット・JTBレジャーチケットで販売
- 備考: 本展のチケットで入館当日に限り展覧会『MOMATコレクション』もご覧いただけます。
- 主催: 東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション
- 企画協力: スタジオジブリ
- 協力: 公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団
- 協賛: 凸版印刷、西武造園
- 巡回: 2020年4月10日(金曜日)より岡山県・岡山県立美術館で開催予定
- お問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600
展覧会『高畑勲展—日本のアニメーションに遺したもの』
Takahata Isao: A Legend in Japanese Animation
https://takahata-ten.jp