フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2017、圧巻のパフォーマンスに観客大熱狂
ディズニー愛溢れるディズニー・コンサート『Friends of Disney Concert 2017』(フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2017)が、2017年3月26日(日曜日)に東京・東京国際フォーラムで開催された。
今年で3年目(3回目)となるFriends of Disney Concert(フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート)は、ディズニーの映画やテレビ番組、テーマパークから生まれた歌・音楽を、“オール・フレンズ・オブ・ディズニー”で一緒に楽しむコンサートとして大好評、人気を博している。みどころは、何といってもこのコンサートのためだけに結成されたスペシャルバンド&オーケストラとシンガーズの生の演奏と歌、大スクリーンに映し出される感動の名シーンとともに、ディズニー作品に関わる“本物”=ディズニーに縁のある、ディズニーを心から愛するゲストアーティストが名曲を歌い、パフォーマンスするところにある。
今年のナビゲーターには、コレオグラファー/タレント/俳優のパパイヤ鈴木とタレント/シンガーの中川翔子。ゲストアーティストには、数々のディズニー・キャラクターヴォイスを務めていることでも知られ、日本国が誇る天才エンターテイナー/声優/俳優/タレントの山寺宏一をはじめ、ディズニー・ミュージカル『美女と野獣』(劇団四季)チップ役でデビューして以来ミュージカル・舞台を中心に幅広く活躍している、いま最も熱い実力派俳優/声優の海宝直人、2017年3月10日(金曜日)より全国ロードショーで大ヒット公開中のDisney映画『Moana』(邦題:モアナと伝説の海)Moana(モアナ)のキャラクターヴォイスを務めている屋比久知奈とTamatoa(タマトア)のキャラクターヴォイスを務めているミュージシャン/音楽プロデューサーのROLLY(ローリー)、ディズニー・ミュージカル『リトルマーメイド』(劇団四季)に出演中の女優/シンガーの綿引さやか、ガールズグループ:Dream(ドリーム)/E-girls(イー・ガールズ)のDream Ami(アミ)、女優の笹本玲奈、ヴォーカリスト/ヴァイオリニスト/作曲家/作詞家のサラ・オレイン、NHK東京児童合唱団といった豪華ゲストアーティストやナビゲーターが出演し、スペシャルバンド&オーケストラ、シンガーズと一緒にディズニーの名曲を披露。
”七色の声”を持つ「ディズニー・レジェンド」「Mr. Disney」(ミスター・ディズニー)こと山寺宏一は、オープニングから「偉い方からは止められている」と言いながらも持ち前のサービス精神でDonald Duck(ドナルド・ダック)の声で挨拶し、超満員の会場からは大歓声が沸き、熱気に包まれた。映画『Aladdin』(邦題:アラジン)の「Friend Like Me」(フレンド・ライク・ミー)のパフォーマンスでは、ブルーのセットアップの衣装を着て登場し、ステージ上を自由奔放に動き回って歌う姿は、スクリーンから飛び出してきたGenie(ジーニー)そのもの。東京ディズニーシー®のマジックランプシアターをも彷彿とさせた。“七色の声”と圧倒的な歌唱力、物語の世界観を際立たせる朗読でオーディエンスを魅了した。
実力派の海宝直人の登場には、会場から黄色い歓声が飛んだ。ディズニー・ミュージカル『美女と野獣』(劇団四季)チップ役やディズニー・ミュージカル『ライオンキング』(劇団四季)初代ヤングシンバ役など、幼い頃からミュージカル・舞台で培ったきた歌唱力や演技力で圧巻のパフォーマンスを披露。ディズニー・ミュージカル『ノートルダムの鐘』(劇団四季)の「Out There」(陽ざしの中へ)のパフォーマンスでは、ステージがミュージカルの舞台と化し、作品の世界観と壮大ささえ感じさせ、オーディエンスを魅了し、いっきに海宝直人ワールドに引き込んだ。浮ついたところがない本物志向で、安定した歌唱や演技にも定評があり、“一流”である。これからの更なる活躍にも期待と注目できる。
幼い頃からディズニーヴィランズに憧れていたというROLLY(ローリー)は、映画『Moana』(邦題:モアナと伝説の海)Tamatoa(タマトア)のキャラクターヴォイスを務め、53歳にして夢を叶えた。ROLLY(ローリー)は、「タマトアは、かつては海底に潜んでいた地味なカニ。ある時、光る何かを見つけ、身につけているうちにどんどんモンスターに変身する。私は子どもの頃に太っていていじめられていたが、こうやってキンキラキンになってとうとうこのステージに立っている。タマトアになるために、53年前に生まれたような気持ち」と心境を語り、続けて「Tamatoa(タマトア)のキャラクターや歌は、David Bowie(デヴィッド・ボウイ)をイメージして作られているので、私もDavid Bowie(デヴィッド・ボウイ)をイメージして歌った」とキャラクターについても説明。緊張しながらも見事に「Shiny」(シャイニー)を歌い上げ、ロックン・ロールなギター・パフォーマンスも見せた。
東京ディズニーランド®や東京ディズニーシー®のショーのためのレコーディングにも参加しているシンガー/ソングライターの高尾直樹をはじめとするシンガーズがズールー語でRafiki(ラフィキ)の雄叫びを再現すると、会場は映画『The Lion King』(邦題:ライオン・キング)のサバンナと化し、「Circle of Life」(サークル・オブ・ライフ)を海宝直人、山寺宏一、ROLLY(ローリー)が熱唱。この演出とメンバーには、オーディエンスの誰もが“豪華”と思ったことだろう。
そして、現在、大ヒット公開中の映画『Moana』(邦題:モアナと伝説の海)Moana(モアナ)のキャラクターヴォイスを務めている屋比久知奈は、ディズニー史上大規模のオーディションで見事にMoana(モアナ)に抜擢され、無名の新人からヒロインになり、今回初めて『Friends of Disney Concert 2017』(フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2017)に出演。沖縄県出身の屋比久知奈は、温かく穏やかな南国の雰囲気に溢れ、主題歌「How Far I’ll Go」(どこまでも~How Far I’ll Go~)を感情を込めて伸びやかに歌う姿もMoana(モアナ)そのもの。「私自身は沖縄出身なので、島に住んでいたし、おばあちゃん子のところや負けず嫌いなところも似ていると感じた。今回演じることができて幸せ」と自身をMoana(モアナ)と重ね合わせ、喜びをかみ締めた。
夜公演には、スペシャルシークレットゲストとして、ディズニー・チャンネル『Teen Beach Movie』(ティーン・ビーチ・ムービー)シリーズなどにも出演しているシンガー/ソングライター/ダンサー/俳優のJordan Fisher(ジョーダン・フィッシャー)がサプライズで登場し、映画『Moana』(邦題:モアナと伝説の海)に使用された「You’re Welcome」(ユア・ウェルカム)を披露。オーディエンスのボルテージも最高潮に達した。Jordan Fisher(ジョーダン・フィッシャー)は、「以前からディズニー・ソングをやりたいと思っていたから、この話が来たときは光栄で嬉しかった。ちょうどハワイにいるときに作った曲なんだ」と「You’re Welcome」(ユア・ウェルカム)についても語った。
ほかにも、パパイヤ鈴木は、ユーモア溢れるキャラクターとパフォーマンス、ナビゲートで会場を盛り上げ、第1部終盤のオーディエンス参加型の映画『Moana』(邦題:モアナと伝説の海)「You’re Welcome」(俺のおかげさ)では天才的なダンスの振り付けで会場を一つにした。中川翔子、綿引さやか、Dream Ami(アミ)、笹本玲奈、サラ・オレインは、ディズニー・プリンセスを彷彿させる豪華なドレスに身を包み、歌や朗読などを披露。NHK東京児童合唱団は澄み切った天使の歌声を披露し、子どもならではの元気なパフォーマンスで会場を笑顔にした。
Friends of Disney Concert 2017(フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2017)は、ディズニーの映画やテレビ番組、テーマパーク、名シーン、名曲の素晴らしさを改めて実感することができ、ゲストアーティストやスペシャルバンド&オーケストラ、シンガーズの豪華で圧巻のパフォーマンスの数々には頭のてっぺんから足のつま先まで鳥肌が立つのがよくわかるほどだった。また、ディズニーのキャスティング能力の高さにも驚かされる。“オール・フレンズ・オブ・ディズニー”の一体感、子どもから大人、老若男女問わず楽しめるアットホームな雰囲気は、心地良ささえ感じることができる。終演後、ディズニーの世界を感応し、圧巻のパフォーマンスに大熱狂した5,000人のオーディエンスは、興奮冷めやらぬ様子で会場を後にしていた。
来年2018年も春に開催されることが発表され、更にパワーアップして開催されることが予想される。
次のページでは、夜公演のセットリストとステージ写真をご紹介する。
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