福井県立恐竜博物館研究員の情熱が詰まったオダイバ恐竜博覧会2024—恐竜がフジテレビを占拠、標本約70点を展示

公式オウエンザウルスのガチャピンが第1会場に！ ©︎ ガチャムク ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

展覧会「オダイバ恐竜博覧会2024−福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる！−」が2024年3月20日（祝日・水曜日）にフジテレビ本社屋（東京・台場）にて開幕し、連日多くの来場者で賑わっている。

本展の開幕に先駆け、開幕前日の3月19日（火曜日）に内覧会が開催され、本展について福井県立恐竜博物館 主任研究員/福井県立大学 恐竜研究所 教授の柴田正輝博士は「博物館ほど固くなく、フジテレビ本社屋という場所で気軽に恐竜を楽しんでもらいたい、そして北陸新幹線が福井県まで延伸したということでこれを機に福井県立恐竜博物館にも行きたいと思ってもらえるような展示構成にしています」と、子どもから大人まで誰もが楽しむことができ、福井県と福井県立恐竜博物館に興味、関心を持って来てもらえるようなイベントになっていると説明した。

本展は、北陸新幹線福井・敦賀延伸開業に合わせ、福井県と福井県立恐竜博物館の全面協力のもと開催される恐竜展。第1会場「恐竜って何だ？？」、第2会場「恐竜研究最前線！」、第3会場「王者の部屋」で構成され、福井県立恐竜博物館が所蔵するトリケラトプスやアクロカントサウルスなどの全身骨格標本22体、福井県で発掘された化石標本など、約70点の標本を展示しているほか、世界初公開となる全長約15mのスピノサウルスの等身大ロボット、ティラノサウルスの等身大ロボットなども登場した。“ホンモノ”の化石発掘体験コーナーや北陸新幹線関連の展示コーナー、グッズショップも併設され、フジテレビ本社屋が恐竜博物館と化し、恐竜たちに占拠されている。

ここで展覧会「オダイバ恐竜博覧会2024−福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる！−」の全貌と見どころを、資料画像を交えてご紹介する。

第1会場 恐竜って何だ？？

トリケラトプスを捕食する様子を再現したティラノサウルスの等身大ロボット ©︎ ココロ ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

第1会場となっているフジテレビ本社屋1F広場の特設テントでは、恐竜に似た古生物からはじまり、角竜類 トリケラトプス・ホリダスや獣脚亜目 アクロカントサウルス・アトケンシス、鳥脚類亜目 チンタオサウルス・スピノリヌス、竜脚亜目 エオラプトル・ルネンシス、竜脚類 カマラサウルス・レンタスの幼体などの全身骨格標本10体以上、剣竜類 ステゴサウルス・ステノプスの頭骨標本、さらにトリケラトプスを捕食している様子を再現したティラノサウルスの等身大ロボットが展示されている。翼竜類 プテラノドン・ロンギセプスの全身骨格標本も飛んでいるように展示されているので、見上げてみよう！

ケツァルコアトルスの一種の全身骨格模型 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

エラスモサウルスの一種とプロトステガ・ギガスの複製全身骨格標本、ステノプテリギウスの実物全身化石標本©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

トリケラトプス・ホリダスの複製全身骨格標本 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

第2会場 恐竜研究最前線！

フクイラプトル・キタダニエンシス、フクイサウルス・テトリエンシス、フクイベナトール・パラドクサスの全身骨格標本 ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi

フクイベナトール・パラドクサスの全身骨格標本と生体復元ロボット ©︎ SAPIENS TODAY and Wingedicate, Photo by Ryohei Ryan Ebuchi