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山本寛斎『日本元気プロジェクト2016』開催、日本の文化を高らかに世界に届ける

 

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日本国を代表するファッションデザイナーの一人、ファッションデザイナー/プロデューサーの山本寛斎がプロデュースする『日本元気プロジェクト2016 スーパーエネルギー!!~天下無敵のカラフルBoys & Girls!!~Produced by KANSAI YAMAMOTO』が、国立代々木競技場第二体育館で開催された。

 

約700人以上の出演者・スタッフと約3,000人からなる観客参加型スーパーファッションショーは、日本国の伝統や文化、精神を意識し、2020年東京オリンピックの開会式を見据えたかのような華やかで盛大な演出に、観客も大いに沸き、会場は熱気と元気に包まれた。

会場には、第91代日本国内閣総理大臣の福田康夫夫妻やコンゴ共和国特命全権大使(臨時代理大使)/一等参事官のBoniface Lezona(ボニファス・レゾナ)閣下夫妻など、各界から多くのゲストも応援に駆けつけていた。

今回は、「日本を元気に!」のテーマだけではない。2016年1月、アルバム『Black Star』(ブラック・スター)が遺作となり、この世を去った、親日家でもあり、山本寛斎の盟友でもあるミュージシャン/俳優のDavid Bowie(デヴィッド・ボーイ)への追悼&トリビュートショーでもあった。オープニング終了後、ナレーションとともにスクリーンに映し出された山本寛斎とDavid Bowie(デヴィッド・ボーイ)の写真の数々。そして、宇宙を舞うかのように、また、ショーを見守るかのようにステージ頭上に浮かび上がる、山本寛斎が手掛けたDavid Bowie(デヴィッド・ボーイ)の衣装「トーキョーポップ」のジャンプスーツ。この演出も山本寛斎がDavid Bowie(デヴィッド・ボーイ)に捧げる友情の証と言える。

炎体鼓の演奏、八王子高校吹奏楽部の演奏やダンス部のチアダンスに合わせて、日本国を代表するファッションブランドのDRESS CAMP(ドレスキャンプ)、CHRISTIANDADA(クリスチャンダダ)、PLASTICTOKYO(プラスチックトーキョー)×セネガル出身のアーティストたちによるアフリカンパーカッション、More Than Human(モア・ザン・ヒューマン)のショーが次々と繰り広げられた。KANSAI YAMAMOTO(カンサイ・ヤマモト)のショーでは、甲冑をイメージした衣装を身に纏ったモデルの秋元梢や各界のゲストが登場。EXILE USAとパフォーマーによるキレッキレッのSAMURAI DANCEにも注目が集まった。また、熊本地震の被災地にも元気とエールを送ろうと、熊本県山鹿市の中嶋憲正市長と一緒にくまモンが登場し、会場から割れんばかりの拍手が送られた。

海外からは、日本国でも話題になっている、コンゴ共和国から来日している世界一おしゃれな集団:SAPEUR(サプール)が、原色の色鮮やかな服を装い、音楽や和太鼓の音に合わせて独特のステップを踏みながらランウェイに登場し、花を添えた。

他にも5歳以上の少年剣士による剣道稽古パフォーマンスやAyaBambi+炎太鼓のパフォーマンス、草月流家元の勅使河原茜による華道パフォーマンス、EXILE USAが振り付けをした観客参加型21世紀の三三七拍子など、パワフルな「日本国」「和」を意識した演出が盛りだくさん。

山本寛斎は、最後に「まだどうなるかわからないが、2020年の東京オリンピックにも関わりたい。まだまだたくさん夢はある。日本の文化を高らかに世界に届けたい」と意欲を示した。72歳とは思えない熱さ、パワフルさを魅せ、「ありがとうございました」と何度も何度も観客に頭を下げて感謝の気持ちを伝えた。

私たちは、海外からの参加者・出演者に、今日の「日本の元気」を見て、また、参加しての感想を聞いてみた。サポーティング・ディレクターとして参加している、フォトグラファーのLeslie Kee(レスリー・キー)は「70年代、80年代の日本は、世界のアーティストたちにも影響を与えている。2000年代が来て、平成の若者たちは変化し、新しい感覚になっている。寛斎さんを一番尊敬しているところは、たくさんの若者たちにチャンスを与えるところ。平成の子たち、変化している子たちに、スピリッツを失くさないように託して、このようなイベントを通して僕たちにもインスピレーションを与えてくれている。今日のイベントを見てもらえればわかるように、あの若者たちの一生懸命な行為が、きっと未来の行為になる。日本の一ファンとして参加できて光栄だった」と語った。コンゴ共和国から来日し出演した世界一のおしゃれ集団:SAPEUR(サプール)の一人、大サプールのDaniel Severin Mouyengo(ダニエル・セヴラン・ムイエンゴ)は、「凄く偉大な方がオーガナイズされたイベントで素晴らしいと思う。この一言に尽きる」と語った。このように、日本人にはもちろん、海外の人にも、山本寛斎の「日本元気プロジェクト」を通して、日本国の素晴らしさを理解してもらえるきっかけになっている。たくさんの観客が元気をもらい、今度は、観客が他の人に元気を与える側になっていくはず。

そして、何よりも、盟友・山本寛斎の更なる活躍に、David Bowie(デヴィッド・ボーイ)も宇宙(天国)で喜んでいるに違いない。

 
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