映画『アイアンクロー』フォン・エリック・ファミリーや試合を完全再現—驚異の再現度にプロレスファンも当時を思い出し熱狂
フォン・エリック・ファミリーの知られざる衝撃の事実が描かれる映画『アイアンクロー』の特別映像と比較写真が到着した!どのような特別映像と比較写真になっているの!?記事を読み進めよう!
映画『The Iron Claw』(邦題『アイアンクロー』)の特別映像《リック・フレアー編》と再現写真が公開された。
今回公開された再現写真は、伝説のプロレス一家 フォン・エリック・ファミリーの実際の写真と本作で彼らを演じたキャストたちを比較する再現写真。父で伝説のプロレスラー フリッツ・フォン・エリックとのファミリー写真や試合用のコスチュームを着て写真を撮られるエリック・フォン・ブラザーズ(兄弟)、さらに次男 ケビン・フォン・エリックが試合後に亡き三男 デビッド・フォン・エリックの異名“テキサスの黄色いバラ”にちなんで黄色いバラを手にする様子を再現した写真やシーンが公開され、当時の貴重な写真と比較することで、圧倒的な再現度と、本作の主人公 ケビン・フォン・エリックを演じた俳優のZac Efron(ザック・エフロン)、デビッド・フォン・エリックを演じた俳優のHarris Dickinson(ハリス・ディキンソン)、ケリー・フォン・エリックを演じた俳優のJeremy Allen White(ジェレミー・アレン・ホワイト)らの肉体改造の様子からも本作への本気度が窺える。
再現写真と同時に公開された特別映像《リック・フレアー編》は、エリック・フォン・ブラザーズと往年の人気プロレスラーの試合を捉えている。作中では、フォン・エリック・ファミリーのみならず、プロレスラーのRic Flair(リック・フレアー)やプロレスラーのHarley Race(ハリー・レイス)、プロレスラーのBruiser Brody(ブルーザー・ブロディ/1946 – 1988)など、当時大活躍し大人気を博したプロレスラーの容姿や着こなし、言動も完全再現。本作のエグゼクティブ・プロデューサーであるアメリカ合衆国のプロレス団体 AEWの現役王者でプロレスラーのMaxwell Jacob Friedman(マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン)と、本作のコーディネーターである元・WWE王者でプロレスラーのChavo Guerrero, Jr.(チャボ・ゲレロ・ジュニア)が、プロレスシーンのコーディネートを手がけ、それぞれがレスラー役としても出演した。また、人物の再現だけにとどまらず、アメリカ合衆国テキサス州ダラスのプロレス会場となったSportatorium(スポータトリアム)もセットで忠実に再現。観客を前にしたプロレスシーンの撮影では、当時の試合を子どもの頃に見ていたプロレスファンたちがエキストラとして参加した。チャボ・ゲレロ・ジュニアは、「多くのエキストラがWCCW(ワールドクラス・チャンピオンシップ・レスリング)を思い出した。昔見たシーンだったんだ。撮影が終わったあと、みんなが俺にこう言ったよ“子どものころ見たのと同じだった”ってね」と、驚異の再現度にプロレスファンも熱狂したという。
伝説のプロレス一家 フォン・エリック・ファミリーの知られざる衝撃の真実を描く—映画『The Iron Claw』(邦題『アイアンクロー』)は、2024年4月5日(金曜日)より全国で公開される。
《STORY》1980年初頭、熾烈な競争のプロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック一家。父フリッツ(ホルト・マッキャラニー)は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の長男ケビン(ザック・エフロン)、次男デビッド(ハリス・ディキンソン)、三男ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、四男マイク(スタンリー・シモンズ)ら兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。デビッドが世界ヘビー級王座戦へ指名を受けた直後、日本でのプロレスツアー中に急死する。ここからフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われる。いつしか”呪われた一家“と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは――
公開: 2024年4月5日(金曜日) 全国で公開
監督: Sean Durkin(ショーン・ダーキン)
脚本: Sean Durkin(ショーン・ダーキン)
出演: Zac Efron(ザック・エフロン)、Jeremy Allen White(ジェレミー・アレン・ホワイト)、Harris Dickinson(ハリス・ディキンソン)、Maura Tierney(モーラ・ティアニー)、Stanley Simons(スタンリー・シモンズ)、Holt McCallany(ホルト・マッキャラニー)、Lily James(リリー・ジェイムズ)、Maxwell Jacob Friedman(マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン)、Chavo Guerrero, Jr.(チャボ・ゲレロ・ジュニア)、ほか
配給: キノフィルムズ
実際のエリック・フォン・ファミリー、フォン・エリック・ブラザーズの写真と、彼らを演じたキャストの比較写真は、キャストが雰囲気をよく掴んでいて素晴らしく感じると同時に、Zac Efron氏、Harris Dickinson氏、Jeremy Allen White氏の肉体改造やプロレスのトレーニングからも本作への本気度がよくわかる。人物はもちろん、試合会場や試合までも忠実に再現することで、フォン・エリック・ファミリーの名誉と誇り、再びプロレスの熱狂を取り戻すことにも繋がる。熱狂的なプロレスファンの1人であるSean Durkin監督ならではとも言える。兄弟の絆が基本的なテーマだが、さらには植え付けられた価値観からの解放というテーマにも踏み込んでいる本作。親から植え付けられた概念や価値観、社会・集団・(公)権力・企業・メディアから植え付けられた概念や価値観・・・本来、概念や価値観は、時代とともに変化していく。子どもや若者はその変化を学校や人間関係の中で学んでいくが、親や大人は学ぶ機会が減り、なかなか自ら学ぼうとしない。例えば、子どもや若者は学校や人間関係の中で多様性や包括性を学ぶが、親や大人は自分が子どもの頃に学校や人間関係、その世代で学んだことがすべて——さらに詳しい例で言うと、子どもや若者は学校や人間関係の中で人種差別がダメだと学び、理解する。しかし、子どもや若者が家に帰れば親がすべて——人種差別をする親だと子どもは自分が学び理解したこととの葛藤が生まれるも、親の考えや言うことに従わざるを得ないし、家族の基本的な概念や価値観となる。まだ子どもや若者自身に葛藤や家族の中でも議論があれば良いが、日本国はなかなかない。ここ10年以上、日本国でも価値観が多様化する中で、親・大人の教育というと語弊があるかもしれないが、学ぶ機会が必要だと感じるし、すべての人が植え付けられた価値観からの解放が必須だと感じる。