映画『アイアンクロー』フォン・エリック・ファミリーが手にしたのは栄光かそれとも—最強を追い求め続けた家族の真実の物語
フォン・エリック・ファミリーの知られざる衝撃の実話を映画化した映画『アイアンクロー』の日本国版予告映像とポスタービジュアル、場面写真が公開された!記事を読み進めよう!
映画『The Iron Claw』(邦題『アイアンクロー』)の日本国版予告映像とポスタービジュアル、場面写真が公開された。
今回公開された日本国版予告映像は、俳優のZac Efron(ザック・エフロン)演じる主人公 ケビン・フォン・エリックの「子供の頃からずっと“呪われた家族”と言われていた」というモノローグで幕を開ける。1970年代を代表するヘヴィメタルバンド Blue Oyster Cult(ブルー・オイスター・カルト)の楽曲「(Don’t Fear) The Reaper」((ドント・フィアー)ザ・リパー)がバックグラウンドに流れる中、“史上最強の一家”になるため、プロレスラー/元・ヘビー級王者の父 フリッツ・フォン・エリックから指導を受け、トレーニングをする息子(兄弟)たちが映し出される。ケビン・フォン・エリックは「家族と一緒にいたい。一緒なら何でも出来る」と家族との絆を口にするが、弟たちは「父さんの厳しさは異常だ」、「もう耐えられない」と静かに呟く。しかし、父は「フォン・エリック家は勝ち続けるのが宿命だ」と息子たちにプレッシャーをかけ続け、息子たちは重圧に押しつぶされていく。そして、悲惨な事故が起きてしまう——。ロックバンド Rash(ラッシュ)の楽曲「Tom Sawyer」(トム・ソーヤー)がバックグラウンドに流れ、幕を閉じる。
日本国版予告映像と同時に公開されたポスタービジュアルは、チャンピオンベルトを掲げるケビン・フォン・エリック、アイアンクローのポーズをするデビッド・フォン・エリック、物憂げな表情を浮かべるケリー・フォン・エリックが揃い、「人生をかけて闘え」というコピーが添えられている。プロレスに一生を捧げたフォン・エリック兄弟たちの栄光と挫折を暗示させるデザインしに仕上がった。また、場面写真は、インタビューに応えるフォン・エリック兄弟や教会で祈りを捧げるフォン・エリック・ファミリーの姿をはじめ、ケビン・フォン・エリックとデートするパム、バイクにまたがるケリー・フォン・エリック、アイアンクローを披露するデビッド・フォン・エリック、音楽好きの末弟マイク・フォン・エリックなど、フォン・エリック兄弟の青春とプロレスの日々が切り取られている。
本作は、“アイアンクロー”(鉄の爪)を得意技とする伝説のプロレスラー Fritz Von Erich(フリッツ・フォン・エリック/1929 – 1997)一家=フォン・エリック・ファミリーの知られざる衝撃の実話を映画化。プロレス界で栄光を築きながらも息子(兄弟)が次々と死去し、いつしか“呪われた一家”と呼ばれるように——相次ぐ悲劇によって引き裂かれそうになるなかで彼らが辿った壮絶な道のりを、兄弟で唯一健在する長男 Kevin Von Erich(ケビン・フォン・エリック)の視点からドラマチックに描く。作中の音楽は、2020年公開の映画『The Nest』(邦題『不都合な理想の夫婦』)や2013年公開の映画『Her』(邦題『her/世界でひとつの彼女』)の音楽も手掛けた、ロックバンド Arcade Fire(アーケイドファイア)のメンバーでコンポーザー/プロデューサーのRichard Reed Parry(リチャード・リード・パリー)が手がけた。
伝説のプロレス一家 フォン・エリック・ファミリーの知られざる衝撃の真実を描く—映画『The Iron Claw』(邦題『アイアンクロー』)は、2024年4月5日(金曜日)より全国で公開される。
《STORY》1980年初頭、熾烈な競争のプロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック一家。父フリッツ(ホルト・マッキャラニー)は元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の長男ケビン(ザック・エフロン)、次男デビッド(ハリス・ディキンソン)、三男ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、四男マイク(スタンリー・シモンズ)ら兄弟は、父の教えに従いプロレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。デビッドが世界ヘビー級王座戦へ指名を受けた直後、日本でのプロレスツアー中に急死する。ここからフォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われる。いつしか”呪われた一家“と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは――
公開: 2024年4月5日(金曜日) 全国で公開
監督: Sean Durkin(ショーン・ダーキン)
脚本: Sean Durkin(ショーン・ダーキン)
出演: Zac Efron(ザック・エフロン)、Jeremy Allen White(ジェレミー・アレン・ホワイト)、Harris Dickinson(ハリス・ディキンソン)、Maura Tierney(モーラ・ティアニー)、Stanley Simons(スタンリー・シモンズ)、Holt McCallany(ホルト・マッキャラニー)、Lily James(リリー・ジェイムズ)、Maxwell Jacob Friedman(マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン)、Chavo Guerrero, Jr.(チャボ・ゲレロ・ジュニア)、ほか
配給: キノフィルムズ
Von Erich Family(Von Erich Brothers)の知られざる衝撃の実話を映画化した映画『The Iron Claw』。監督を務めたSean Durkin監督は、子どもの頃からプロレスに夢中で、Von Erich Familyの悲劇に衝撃を受けた1人だったという。長年取り憑かれていた驚きの実話を、家族の愛情と葛藤のドラマとして再構築した。プロレスにまつわる栄光と挫折を掘り下げ、植え付けられた価値観からの解放という今日的なテーマに踏み込んだ、胸の奥深くに刺さる人間ドラマに仕上がっている。本作は、絶対に観た方がいい作品!アメリカ合衆国では、観客が本作を支持し、高評価!