映画『The Son/息子』アンソニー・ホプキンスを捉えた本編映像が解禁—映画化する際にアンソニー・ホプキンスの出演を想定
映画『The Son/息子』でアンソニー・ミラーを演じるアンソニー・ホプキンス氏を捉えた本編映像と場面写真が公開された!どのような本編映像になっているの!?記事を読み進めよう!
映画『The Son』(邦題『The Son/息子』)の本編映像が公開された。
今回公開された本編映像は、2020年公開のシリーズ第1作・映画『The Father』(邦題『ファーザー』)で主人公Anthony(アンソニー)を演じ、強烈な印象を残した俳優/監督/プロデューサーのAnthony Hopkins(アンソニー・ホプキンス)演じるAnthony Miller(アンソニー・ミラー)が登場するシーン。ワシントンD.C.にある実家に久しぶりに帰省した主人公・弁護士のPeter Miller(ピーター・ミラー)は、大統領選挙の予備選チームに参加するか悩んでいることを父アンソニーに打ち明ける。ピーターは離れて暮らしていた息子Nicholas Miller(ニコラス・ミラー)と同居し始めたばかりで、ニコラスの精神状態は不安定だった。しかし、アンソニーは「自分はいい父親だと、言いに来たのか」と、そんなピーターを嘲笑う。家庭よりも仕事を優先し続け、政界で地位を築いたアンソニーと、出世か家族かで悩むピーター。ふたりの歪な親子関係は呪いのように、ニコラスへも影響を与えてしまう。
本作の監督を務めた映像作家/劇作家/映画監督のFlorian Zeller(フロリアン・ゼレール)監督は、映画化の際に何よりも先に想定したのが、アンソニー・ホプキンスが主人公の父親を演じることだったとインビューで述べたという。アンソンー・ホプキンスが演じるアンソニー・ミラーの役は原作・戯曲『Le Fils』には登場しないが、シリーズ前作『ファーザー』で主人公アンソニーを演じたアンソニー・ホプキンスをもう一度出演させることがヒュー・ジャックマンの配役よりも先に決まっていたことになる。本作はあくまでもヒュー・ジャックマン演じるピーター・ミラーが主人公の物語だが、アンソニー・ホプキンス演じるアンソニー・ミラーの不気味な存在も強烈なインパクトを残す。
本作の公開日前日となる3月16日(木曜日)には、アンソニー・ホプキンスが2021年度アカデミー賞主演男優賞、フロリアン・ゼレール監督が同年度アカデミー賞脚色賞を受賞したシリーズ前作・映画『ファーザー』が、東京・TOHOシネマズ シャンテにて1日限定で再上映される予定になっている。
愛しているのに届かない親と子の心の距離を描く、愛と衝撃の物語—映画『The Son』(邦題『The Son/息子』)は、2023年3月17日(金曜日)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
《STORY》優秀な弁護士のピーター・ミラー(ヒュー・ジャックマン)は新たな家族と幸せな日々を送っていた。そんな時に、前妻と暮らしていた17歳の息子ニコラス・ミラー(ゼン・マクグラス)が、ピーターのもとに引っ越したいと訴える。ニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのだ。ピーターは息子を受け入れ生活を始めるが……。
公開: 2023年3月17日(金曜日)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督: Florian Zeller(フロリアン・ゼレール)
脚本: Florian Zeller(フロリアン・ゼレール)、Christopher Hampton(クリストファー・ハンプトン)
製作: Florian Zeller(フロリアン・ゼレール)
製作総指揮: Hugh Jackman(ヒュー・ジャックマン)
原作: Le Fils / The Son by Florian Zeller(戯曲『Le Fils』 by フロリアン・ゼレール)
出演: Hugh Jackman(ヒュー・ジャックマン)、Laura Dern(ローラ・ダーン)、Vanessa Kirby(ヴァネッサ・カービー)、Zen McGrath(ゼン・マクグラス)、Anthony Hopkins(アンソニー・ホプキンス)、ほか
配給: キノフィルムズ
シリーズ第1作・映画『The Father』では老いによって記憶と理性を失っていくアンソニーを圧倒的な演技で演じたAnthony Hopkins氏がシリーズ第2作となる映画『The Son』では主人公の父親を演じ、『The Father』に続き不気味な存在感と強烈なインパクトを放つ。ピーターとアンソニー、ピーターとニコラス——愛しているのに届かない、親と子の心の距離が描かれる。