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映画『オットーという男』マーク・フォスター監督のインタビューが到着—誰もが愛して笑えて共感でき、人生を肯定する映画

映画『オットーという男』の監督を務めたマーク・フォスター監督のインタビューが到着した!どのようなことを語っているの!?記事を読み進めよう!

 
A Man Called Otto|オットーという男
マーク・フォスター監督(左)とトム・ハンクスさん(右)
A Man Called Otto|オットーという男

トム・ハンクスさん演じる主人公 オットー・アンダーソン

映画『A Man Called Otto』(邦題『オットーという男』)の監督を務めた映画監督のMarc Forster(マーク・フォスター)監督のインタビューが到着した。

 

マーク・フォースター監督は、本作と主人公 Otto Anderson(オットー・アンダーソン)について「『A Man Called Ove』(原作)の小説を初めて読んだのは、スウェーデン映画を観る前でした。この物語はいろいろな文化、いろいろなバージョンで語ることができると思ったんです。シェイクスピアの戯曲がさまざまな時代にさまざまな形で作られてきたように。誰もがオットーのような人を知っていますし、誰もがオーヴェ(原作及びスウェーデン版映画の主人公)のような人を知っていますからね。素晴らしい典型的なキャラクターで、誰もがそういう人を知っています」と、誰もが身近にオットー・アンダーソン(オーヴェ)のような人物がいると話し、マーク・フォスター監督も周囲から「自分もオットーだよ」と言われているようで、自分の中にもオットー・アンダーソンに似たような部分があるという。さらに、「スウェーデン版映画がヒットし、小説が世界で10,000,000部近く売れた理由は、誰もがオーヴェを知っているからだと思います。オットーというキャラクターはすごく気になる存在です。彼が世間に対してあのような態度を取るのは、世界は変わったのに対してオットーが変わっていないからです。彼の周りは変わったけれど、オットーには彼のモラルや倫理観があります。そして変わってしまった世間と自分はもう通じ合えないと彼は思っています。それがときに、恨みや怒り、そして自分の居場所がもうないと感じる世界に対するある特定の態度になって現れます」と、オットー・アンダーソンを分析する。

オットー・アンダーソンを演じた俳優/映画製作者のTom Hanks(トム・ハンクス)については「私にとってトム・ハンクスはとにかく名優で、どんな役を演じても真実味があります。彼は素晴らしいハートの持ち主で、誰もが人間としての彼にも、役者としての彼にも共感できます。トムがオットーを演じていることの何が素晴らしいかというと、今まで彼が演じたことのないような役だということです。トムはコメディ出身で、フィジカルのユーモアもすごく上手い。それと同時に、彼は演劇派俳優としても卓越しています。その2つのドラマとユーモアを合わせることで、オットーがユニークなキャラクターになります。観ている人は彼に共感し、彼を笑い、彼と笑い、辛い思いをしている彼を見て泣くでしょう。実にさまざまな感情が沸き起こります」と大絶賛。そして、この映画の核となる隣人のMarisol(マリソル)一家とオットー・アンダーソンの出会いについては「マリソルは素晴らしい、魅力的なキャラクターで、夫と2人の子どもと共に、オットーの向いの家に引っ越してきます。彼女はメキシコ人で、英語が第二言語であるにも関わらず、ユーモアのタイミングが完璧なんです。タイミングはすごく難しいんですがね。最後にはオットーと彼女の間に絆ができます。なぜなら2人はお互いを鏡に映したように似ているからなんです。最終的に2人はお互いに温め合う仲にあるんです。そんな2人の関係はコミカルであると同時にハートフルでもあって、すごく温かくて笑える。この映画の要になっているんです。そんな2人の関係によって、オットーが感じている絶望や孤独が表に出てきます。そして、そんな彼を近隣住民が救う。コミュニティが助けてくれるんです。ただ、彼が最初に心を開き始めるのは、越してきたばかりのマリソルに対して。彼女が彼の心を開く鍵なんです」と説明した。

最後に「最終的には人生を肯定する映画であり、誰もが愛し、知っているようなキャラクターを描いた映画です。観終わった後に、いろいろと話し合える映画でもあります。フィルムメイカーの多くがそうであるように、僕もできる限り大勢の人にこの映画を観てもらいたい。誰もがオットーに共感できると思います。トム・ハンクスに共感しない人なんていないですしね」と締め括った。

もう一度“生きる希望”を見つけていく男の感動の物語—映画『A Man Called Otto』(邦題『オットーという男』)は、2023年3月10日(金曜日)より全国で公開される。

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INFORMATION

《STORY》オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい・・・。それが《オットーという男》。そんな彼が人知れず抱えていた孤独。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも一度じゃなく二度、三度も・・・。世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により“自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく——。

 

公開: 2023年3月10日(金曜日)より全国の映画館で公開
監督: Marc Forster(マーク・フォースター)
脚本: David Magee(デヴィッド・マギー)
製作: Rita Wilson(リタ・ウィルソン)、Tom Hanks(トム・ハンクス)
原案: A Man Called Ove by Fredrik Backman(フレドリック・バックマン「幸せなひとりぼっち」(ハヤカワ文庫))
出演: Tom Hanks(トム・ハンクス)、Mariana Treviño(マリアナ・トレビーニョ)、Manuel Garcia-Rulfo(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)、Rachel Keller(レイチェル・ケラー)、ほか
配給: ソニー・ピクチャーズ映画

 

 

本作の主人公オットー・アンダーソンを演じたTom Hanks氏と、隣人マリソルを演じたMariana Treviño女史、この2人がコメディもドラマも得意とする俳優であることで、演技の間やタイミングも素晴らしく、ユーモア溢れるキャラクターや関係性、心境の変化がしっかり表現されていることがわかる!Marc Forster監督が言うように、観終わった後に家族や恋人、友人と一緒に本作についてや本作のテーマについて語り合うのもいいかも!

 
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