広島・福山城で『チームラボ 福山城 光の祭』が開幕—人の存在や自然のふるまいによって境界のない光のアート空間に
築城400年を迎えた広島・福山城が光のアート空間に変わるチームラボx福山城の展覧会が開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!
福山城築城400年と中国放送開局70年を記念した福山城400年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022- RCC開局70年『チームラボ 福山城 光の祭』が、2022年12月2日(金曜日)に広島・福山城で開幕した。
本展は、非物質的であるデジタルテクノロジーで建造物や場を物理的に変えることなく、場をそのままアート空間に変える“Digitized City”というチームラボのアートプロジェクトによって日本国の史跡である福山城を作品空間に変え、福山城の石垣や伏見櫓、本丸などをそのまま使った作品群を展示。それぞれ自立している光のovoid(卵形体)が来場者に押されたり風に吹かれたりして倒れると、立ち上がりながら光の色を変え、その光の色特有の音色を響かせながら他のovoidも次々と呼応し連続する《自立しつつも呼応する生命》と《忘却の礎石にたちつづけるものたち》、夜の闇に浮かび上がる天守の周りを来場者が歩くと、歩く速度やペースによって音楽体験が変化していく《天守曲輪》、誕生と死滅を繰り返し続ける花々によって形作られた動物たちが石垣に描かれる《石垣に住まう花と共に生きる動物達》、来場者が紙に描いた武将たちが目の前の巨大な草原で動き出す《お絵かき武将》で構成され、自然の中で吹く風や雨、来場者のふるまいの影響を受けながらインタラクティブに変容し、来場者を自然とともに作品の一部、そして、長い時間の一部にしていく。来場者は、自分と作品と自然、自分と他者、現在と過去が境界なく連続していく体験をすることができる。
本展の開幕に先駆け、開幕前日12月1日(木曜日)に内覧会が開催され、SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイからは広島を中心にテレビなどで活躍しているタレント/MCの藤本裕介も出席。《お絵かき武将》では、会場で用意されているシートに、胴の赤い弦走が映える格好良い武将を描き、自身が描いた武将が他の来場者が描いた武将と草原の中で交流するインタラクティブなアートと体験に感動したようだ。
福山城は、1622年・江戸時代初期の天下平定後に建造され、近世城郭においては最後の大規模な新規築城となった。1868年・明治時代に入り、廃城令を免れた天守は国宝に定められたが、第二次世界大戦の空襲によって重要文化財である伏見櫓と筋鉄御門を残して焼失、その後1966年に御湯殿・月見櫓とともに再建。そして、築城400年を迎えた今年8月、天守には全国唯一といわれる北側鉄板張りが復元された。
福山城400年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022- RCC開局70年『チームラボ 福山城 光の祭』は、来年2023年1月29日(日曜日)まで広島・福山城で開催。
日程: 2022年12月2日(金曜日)から2023年1月29日(日曜日)
時間: 17時30分から21時30分(最終入場21時00分)
会場: 広島・福山城(広島県福山市丸之内1-8)
料金: 大人(高校生以上) 1,500円(税込) / 子ども(小学生・中学生) 600円(税込) / 未就学児 無料 / 障がい者手帳等をお持ちの方はご本人様のみ無料(チケットの購入不要)※付き添いの方はチケットが必要
注意: 情勢によりやむを得ず、会期や営業時間等に変更が生じる場合や、休業となる可能性もあります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトにて必ずご確認ください。
福山城(福山城博物館)
https://fukuyamajo.jp
チームラボ
https://www.teamlab.art
今年、築城400年を迎えた福山城がチームラボによって光のアート空間になっている『チームラボ 福山城 光の祭』。5つの作品により、自分と作品と自然、自分と他者、現在と過去の境界がなくなる体験をすることができる!チームラボさんのアートは、アートであり、自然や時間、人とのボーダレスな関わり(コミュニケーション)・共存・共生・共感である。今回、内覧会に出席した藤本裕介さん(タレント/MC)も本展を「素敵な体験だった」と感想を語った。それは、本展や作品を通して、一緒に出席したフォトグラファーのEiichi Utsunomiyaさんや同じ会場にいた来場者と、空間や体験、感情を共有・共感したことで生まれた関わり(コミュニケーション)からだと思う。皆さんも素敵な体験をしに、是非『チームラボ 福山城 光の祭』へ!広島の皆さん、地元を盛り上げるためにも頑張っている藤本裕介さんの応援もお願いしますね!福山城築城400年、中国放送開局70年、おめでとうございます!