東京陶芸家 辻厚成の作陶75年展『土とかたり、炎とかたり』がASJ TOKYO CELLで開幕—辻家親子四代の作品がずらり
今年80歳・傘寿を迎える東京陶芸家 辻厚成氏の作陶75年を記念した展覧会がASJ TOKYO CELLで開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!
東京陶芸家 辻厚成の作陶75年展『土とかたり、炎とかたり』が、2022年11月22日(火曜日)に東京・ASJ TOKYO CELLで開幕した。
本展は、辻厚成の作陶75年を記念して開催されている親子展。辻厚成、辻厚成の母で女流陶芸家の草分け的存在として知られる女流陶芸家の辻輝子(1920-2017)、辻厚成の長男で三代目陶芸家である造形陶芸家の辻厚志、辻厚成の孫で辻厚志の長男・辻力太、同じく辻厚成の孫で辻厚志の次男・辻元人の親子四代の陶芸作品や書などが並ぶ。本展の開幕に先駆け、開幕前日となった11月21日(月曜日)にはレセプションパーティーが開催され、カトープレジャーグループ 代表取締役/CEOで在大阪ルーマニア名誉領事の加藤友康やSt. Mary’s International School(セント・メリーズ・インターナショナルスクール)校長の影井三郎をはじめ、多くの関係者や友人らがお祝いに駆けつけた。
辻厚成は、本展について「疎開先の岩手県から東京に戻り、5歳で土をいじりはじめて75年になります。この展覧会を回顧展にはしたくなかったので、四代にわたる親子展にしました」と説明し、「地球は丸い。人も丸い。そっと手をさし伸べ、触れたくなる、丸い作品をみんなで創り続けたい」とコメントを寄せている。
本展の関連イベントとして、12月3日(土曜日)には27年ぶりとなる辻厚成と辻厚志の親子共演で公開制作をするほか、11月26日(土曜日)には粘土でペンダントを制作できる有料ワークショップ(30名様限定)、12月12日(月曜日)には建築家の隈研吾x美術評論家の森孝一x辻厚成のトークイベント(無料・50名様限定)も同会場にて開催される。各イベントへの参加は、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンの特設サイトより予約・申し込みが必要。
辻厚成は、東京・渋谷のハチ公を世に広めハチ公の銅像を建てた日本画家/日本建築家/日本庭園家/日本犬・日本オオカミ研究家の斎藤弘吉(1899-1964)と、女流陶芸家の辻輝子(1920-2017)の間に生まれ、5歳より作陶、9歳で美術団体 光風会へ特別出品、12歳で自身の窯を持ち、中央公論社画廊で初の個展開催以来、本格的に陶芸活動を続けてきた。辻厚成独特の特徴的な赤(クリムゾン)が映える作品《厚成紅》を中心に、《厚成白》、《厚成緑》、練り込み、世界初の貴金属粘土等の手法を用い、伝統にとらわれない新しい陶芸の世界をきずいている。これまでライカカメラやロールス・ロイス・モーター・カーズ、グローブ・トロッターなど多くの世界的ブランドともコラボレーションしている。
辻厚成の作陶75年展『土とかたり、炎とかたり』は、2022年12月18日(日曜日)まで東京・ASJ TOKYO CELLで開催。
日程: 2022年11月22日(火曜日)から12月18日(日曜日)
時間: 11時00分から18時00分(最終日は16時00分まで)
休館: 11月27日(日曜日)・12月14日(水曜日)
会場: アーキテクツ・スタジオ・ジャパン 建築家情報空間 ASJ TOKYO CELL(東京都千代田区丸の内3-4-2 新日石ビル 1F)
料金: 無料
注意: 情勢によりやむを得ず、会期や営業時間等に変更が生じる場合や、休業となる可能性もあります。最新情報、詳細、注意事項を公式サイトにて必ずご確認ください。
お問い合わせ: 03-6206-3159
東京陶芸家 辻厚成 作陶75年展『土とかたり、炎とかたり』
https://events.asj-net.com/events/16050
故・辻輝子先生、辻厚成先生、辻厚志先生、辻力太さん、辻元人さんの作品が並ぶ中、一際輝きを放っているのが10歳の辻力太さんと4歳の辻元人さんの作品。辻力太さん(リッキー)は、アメリカ合衆国ハワイ州が大好きで、ハワイの神聖な生きものであるホヌ(ウミガメ)をハワイの土で制作。4歳の辻元人さん(ゲンゲン)は、土で恐竜を制作し、2人とも才能を発揮しているので要チェックだ!辻厚成先生、作陶75年、80歳・傘寿おめでとうございます!これからも若く、そしてお元気で、突き進んでください!