ハリポタの世界と魔法の歴史を紐解く特別展『ハリー・ポッターと魔法の歴史』が開幕—日本国初公開を含む資料や美術品を展示
J.K.ローリング女史によるシリーズ第1作目の小説『ハリー・ポッターと賢者の石』の出版20周年を記念した特別展が開幕した!どのような展覧会になっているの!?記事を読み進めよう!
世界的な人気を誇る小説『Harry Potter and the Philosopher’s Stone』(邦題『ハリー・ポッターと賢者の石』)の出版20周年を記念した特別展『ハリー・ポッターと魔法の歴史』(東京会場)が、2021年12月18日(土曜日)に東京・東京ステーションギャラリーで開幕した。
特別展『ハリー・ポッターと魔法の歴史』は、現代のファンタジー文学として20年以上に渡って世界的な人気を博す小説『Harry Potter』(邦題『ハリー・ポッター』)シリーズに基づき、主人公Harry Potter(ハリー・ポッター)が通ったホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿って、第1章「旅」、第2章「魔法薬学」、第3章「錬金術」、第4章「薬草学」、第5章「呪文学」、第6章「天文学」、第7章「占い学」、第8章「闇の魔法に対する防衛術」、第9章「魔法生物飼育学」、第10章「過去、現在、未来」で構成。小説『ハリー・ポッター』シリーズ、ハリー・ポッター魔法ワールド(小説『ハリー・ポッター』シリーズをベースにした映画『ハリー・ポッター』シリーズと映画『Fantastic Beasts』(邦題『ファンタスティック・ビースト』)シリーズを中心とするシェアード・ユニバース)の原作者・小説家/脚本家のJ. K. Rowling(J.K.ローリング)による日本国初公開の直筆原稿やスケッチ原画、構成案などの貴重な資料に加え、イラストレーターによる小説『ハリー・ポッター』シリーズの挿絵原画やイラスト版『ハリー・ポッター』シリーズのイラスト原画、登場人物の肖像画、さらにイギリス(連合王国)の国立図書館The British Library(大英図書館)が所蔵する書籍や資料、美術品など約140点が展示され、大英図書館のキュレーターや宇宙飛行士、野生動物専門家、ジャーナリストをはじめとする各分野のさまざまな専門家が学術的に解説・考察し、世界各国に伝わる数多くの魔法や呪文、占い、言い伝えなどを紹介している。中には、第9章「魔法生物飼育学」で日本国・江戸時代(寛文6年(1666年))の百科事典『訓蒙図彙』(大英図書館所蔵)も展示されており、世界的にも共通するドラゴン=龍などの空想・神話上の生き物と、実在する生き物についても解説がされるなど、興味深い資料も。小説・映画『ハリー・ポッター』シリーズや映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場する登場人物や場面、魔法が、世界的な歴史・神話の前例、何世紀も続く伝承、科学が発達していなかった時代の人々が信じた魔法・魔術の記録に基づいたものであるかなど、物語を解き明かし、J.K.ローリングの魅力的な物語の背景にある発想の豊かさ、創造性、技巧を讃える展覧会となっている。
本展の開幕に先駆け、12月17日(金曜日)に開催された内覧会にSAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーの加藤倖都(俳優)も出席。加藤倖都は、『ハリー・ポッター』の世界を冒険するように終始興味深く鑑賞し「僕も映画『ハリー・ポッター』シリーズや映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズが大好きなので、世界中の古い書籍や資料から“ハリー・ポッター魔法ワールド”の中心になっている魔法や古くからの言い伝えについても知ることができ、小説・映画に登場する魔法や登場人物なども歴史的な前例・事実が背景にあるというのもとても興味深かったです。そして、J.K.ローリングさん直筆の原稿やスケッチが、後に制作される映画の世界観やキャラクターそのままだったことも驚きで、先々の展開や展望を見据えた発想力や創造力にも感動しました。ハリポタやファンタビ好きはもちろん、魔法やファンタジーが好きな方は足を運んで楽しんでください」と感想を語った。
本展は、大英図書館が2017年に企画・開催した展覧会『Harry Potter: A History of Magic』(『ハリー・ポッター:ア・ヒストリー・オブ・マジック』)の国際巡回展として開催されているもので、2018年にはアメリカ合衆国ニューヨークで開催、そして、今年2021年に日本国に上陸。大英図書館による大規模な展覧会が日本国内(大阪・東京)で巡回するのは、これが初となる。
特別展『ハリー・ポッターと魔法の歴史』(東京会場)は、来年2022年3月27日(日曜日)まで東京・東京ステーションギャラリーで開催。
日程: 2021年12月18日(土曜日)から2022年3月27日(日曜日)
時間: 10時00分から18時00分 / 金曜日・土曜日は20時00分まで(入館は閉館の30分前まで)
休館: 月曜日・12月29日(水曜日)~2022年1月1日(祝日・土曜日)・1月11日(火曜日)※ただし1月10日(祝日・月曜日)・3月21日(祝日・月曜日)は開館
会場: 東京・東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1)
料金: 日時指定予約制 一般 2,500円(税込) / 高校生・大学生 1,500円(税込) / 小学生・中学生 500円(税込) / 障がい者手帳等ご持参の方は200円引き(介添者1名は無料)※割引料金のチケットをローソンチケットにて必ずお買い求めください。 / 音声ガイドアプリ 610円(税込)
注意: 新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。変更の場合は、展覧会公式サイトで随時お知らせします。新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、入館時の検温と手指の消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス等が必須となります。
お問い合わせ: ハローダイヤル 050-5542-8600(9時00分〜20時00分)
小説『Harry Potter』シリーズをはじめとするハリー・ポッター魔法ワールドの中心・根底となっている魔法の伝統や、世界中の人々による伝承などについて立ち止まって考えてみよう!と開催されている特別展『ハリー・ポッターと魔法の歴史』。本展を通して、『Harry Potter』に隠された興味深い事実も明らかに!The British Libraryのキュレーターをはじめ、各分野のさまざまな専門家による学術的な解説・考察も面白く、『Harry Potter』シリーズの登場人物や場面、魔法についても深掘りできるが、難しい内容ではないのでご安心を!SAPIENS TODAY|サピエンストゥデイ公式アンバサダーでもある加藤倖都さんが言うように、日本国初公開となるJ. K. Rowling女史による初期の草稿や原稿、スケッチ、構成案は、特に必見!草稿やスケッチの段階で、既に後の映画の登場人物や世界観も出来上がっているというのも、J. K. Rowling女史の発想力や創造・想像力の凄さを感じさせるものとなっている。