絵本作家エリック・カールの思いを継ぐ日本国初の体験型施設が11月・二子玉川にオープン—子どもも大人も一緒になって遊び学ぶ
全世界で“絵本の魔術師”として愛された故・エリック・カール氏の世界観や理念、アート、言葉が詰まった日本国初の体験型施設が今秋オープンする。どのような施設になるの!?記事を読み進めよう!
児童文学作家(絵本作家)/イラストレーターの故・Eric Carle(エリック・カール)の思いを継ぐ日本国初の施設 PLAY! PARK ERIC CARLE(プレイパーク エリック・カール)が、2021年11月に東京・二子玉川ライズS.C.内にオープンする。
今秋11月を予定に複合型商業施設 二子玉川ライズ S.C.にオープンするPLAY! PARK ERIC CARLEは、全世界70か国語以上の言語に翻訳され、累計50,000,000部超を販売し、いまもなお販売部数を伸ばし続けているベストセラーで、1969年刊行の絵本『The Very Hungry Caterpillar』(邦題『はらぺこあおむし』(偕成社))などの作者としても知られる故・エリック・カールの世界観と、彼が大切にしていた創造性・発見・遊び・発展といった理念に基づいてデザインされる国内初のインドアプレイグラウンド施設となり、施設内は緑の迷路、ディスカバリーゾーン、アスレチック、オートマタ(からくり人形)、アトリエなど、エリック・カールのアートや言葉があしらわれたブースで埋め尽くされる。また、ワークショップなども開催され、子どもも大人も一緒になって遊びの中から学びを得ることができるよう様々な工夫がされる。
故・エリック・カールは、生前、子どもについて「あおむしのように、子どもたちは成長し、やがて羽をひろげます。すべての子どもたち、そのひとりひとりが、私たちの未来そのものです」という言葉も残しており、PLAY! PARK ERIC CARLEでは故・エリック・カールの思いを継ぎ、子どもだけではなく大人も一緒にワクワクしながら楽しめる、これまでにありそうでなかった新しい場所を提供するとしている。
エリック・カールは、1929年6月25日、アメリカ合衆国ニューヨーク生まれ。少年期は、家族と共にドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州に移住し、自身は絵を学ぶ。1952年にはアメリカ合衆国に戻り、グラフィックデザイナーとして働き、イラストレーターとして絵本制作にも携わり、1967年には絵本『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』(邦題『くまさん くまさん なにみてるの?』(文:Bill Martin Jr.(ビル・マーチン)))で絵本作家デビュー。1969年刊行の絵本『The Very Hungry Caterpillar』(邦題『はらぺこあおむし』)は、全世界で70か国語以上の言語に翻訳され、累計50,000,000部超を販売し、ベストセラーに。その他にもコラージュ、絵画、紙、布、彫刻など様々な手法で様々な仕掛けを施した作品を発表したほか、舞台美術や立体作品など絵本以外の作品も手掛けた。彼が60年以上に渡って手掛けた作品は70作以上にのぼり、世界で170,000,000部超が販売され、ここ日本国でも大人気を博している。2002年には、アメリカ合衆国初の絵本専門美術館 Eric Carle Museum of Picture Book Art(エリック・カール絵本美術館)をマサチューセッツ州アーマストに共同で創設・開館し、自身の作品はもちろん、他の絵本作家の作品も紹介。2003年には、Laura Ingalls Wilder Award / Children’s Literature Legacy Award(ローラインガルスワイルダー賞(現・児童文学遺産賞))を受賞し、Williams College(ウィリアムズ大学)やAmherst College(アマースト大学)を含む8つの名誉学位を取得。来日は、2017年が最後。2021年5月23日(日曜日)、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ノーサンプトンにある自身のスタジオで家族に見守られながら腎不全で亡くなった。91歳だった。
PLAY! PARK ERIC CARLEは、2021年11月を予定に東京・二子玉川ライズS.C.内にオープンする。
住所: 〒158-0094 東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター タウンフロント8F
時間: 2021年10月頃発表予定
料金: 2021年10月頃発表予定
交通: 東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」直結
運営: エイアンドビーホールディングス
お問い合わせ: 2021年10月頃発表予定
Eric Carle氏の思いを継ぐ日本国初の体験型施設 PLAY! PARK ERIC CARLEは、2020年6月から2021年3月までEric Carle Museum of Picture Book Artと共同で東京・PLAY! MUSEUMで開催され、連日多くの来場者で賑わった、PLAY! MUSEUMの開館記念展『エリック・カール 遊ぶための本』と、PLAY! MUSEUMの2FにあるPLAY! PARKを融合した感じかな!Eric Carle氏の世界観や理念、アート、言葉が詰まった広いエリアで、Eric Carle氏の愛を感じながら子どもも大人も一緒になっておもいっきり遊んで学べる!オープンが楽しみだね!