新しい恐竜x科学体験『恐竜科学博〜ララミディア大陸の恐竜物語〜』開幕—奇跡のトリケラトプス実物全身骨格が日本初上陸&公開
門外不出!世界で最も完全で美しい!奇跡!のトリケラトプス“レイン”の実物全身骨格標本を日本国で初公開する『DinoScience 恐竜科学博』が開幕した!どのような恐竜科学博になっているの!?記事を読み進めよう!
日本国が誇る企業ソニーが総力をあげて贈る新しい恐竜x科学体験『Sony presents DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~』が、2021年7月17日(土曜日)に神奈川・パシフィコ横浜 展示ホール Aで開幕した。
新しい恐竜x科学体験『Sony presents DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~』の開幕に先駆け、開幕前日7月16日(金曜日)に記者発表会が開催され、本展を企画・監修した恐竜くん(田中真士)、本展の公式アンバサダーを務める日向坂46メンバーの小坂菜緒に代わり日向坂46メンバーの潮紗理菜・丹生明里・松田好花が出席し登壇、本展の公式テーマ曲を担当したギタリストのDAITAとヴァイオリニストの宮本笑里が公式テーマ曲を生演奏して披露した。
本展を企画・監修し、コンテンツのヴィジュアルやイラスト、展示の選別、CGモデルの監修なども手掛けた恐竜くんは、本展について「テーマは、ララミディア大陸の恐竜物語です。ララミディアという言葉、恐らくよほど恐竜がお好きな方でもない限りは、今回初めて耳にしたという方が多いのではないかと思います。恐竜がいた白亜紀の後期にあった大陸で、いまは北アメリカ大陸に繋がっているので失われた大陸です。長い恐竜時代の最後の最後2,000,000年間の、ララミディア大陸の中部の、海岸の低地の湿地帯の、トリケラトプスやティラノサウルス、エドモントサウルスがいた世界が舞台になります。場所を徹底的にローカルにすることによって、目玉の展示であるトリケラトプス“レイン”がいったいどんな世界を見ていたのか、どんな生きものたちと暮らしていたのか、皆さんに生きものとしての恐竜の世界を見つめて体感してほしく、それを通して私たち人類の科学は恐竜の世界にどこまで近づくことができたのか、それを体現した展示となっています」と説明。本展の大目玉となるトリケラトプスの実物全身骨格標本“Lane”(レイン)については「正真正銘、実物の全身骨格です。通常見る骨格はほとんどがレプリカですので、全身実物であるというのは非常に珍しいですし、全身の80%(が残っている)、これは脅威的な数字です。トリケラトプスでいうと、50%以上残っている骨格が数体しかない状態です。その中でも骨の変形もなく、形もかなり正確で、ころんころんしていて、角ばって硬そうなトリケラトプスのイメージを覆しました。私たち人類が目にした最高のトリケラトプスが、いまこの場所にいるということになります。言い出しっぺである自分ですら、いまだにお借りできた実感が湧かないくらいの出来事です。この化石は、この後は巡回せず、すぐにアメリカに帰る予定です。アメリカ国内すら巡回したことがない貴重なもので、日本ではここだけ、この期間だけの機会になります。見逃さないでいただきたいのは、全部ではなく一片だけですが、かなり大きく存在感のある皮膚の化石です。自分のようにずっと恐竜を見つめてきた者でも、この皮膚を見たときに全身に鳥肌が立つ感覚がありました。骨格だけで見ていてもわかっていたはずなのですが、改めて皮膚を見ると、本当にこんな生きものが生きていたんだ、私たちやいまいる動物とは違う生きものがあの骨格にこの皮膚を纏って生きて動いていたんだということを雄弁に物語っていると思います。かつて生きていた本物だけが持つ迫力を感じていただければと思います」と貴重な機会であることを強調し、貴重な化石の重要性についても「化石がどれだけすごいものなのか、なかなか伝わっていないんじゃないかなと感じることが多く、1つの生きものが死んで化石になって残る確率はとてつもなく低いものです。普通、動物が死んでも化石にならないんですね。どんなに断片的でも化石で残っているのは奇跡的と言えます。そんな中で、66,000,000年前に生きていた恐竜の全身の8割以上が残って、さらに体の皮膚まで伴って出てきて、ほぼそのままの姿をいまこうして目の前で見ることができる。もしこの化石がいまから10,000年前に露出していたら、誰もその価値なんて気づく人もいなかったので、風化してなくなっていたかもしれません。もしこの化石が、深いところに埋まっていて10,000年後に露出していたら、もしかするとそのときには恐竜を研究している人がいないかもしれません。そう考えると、66,000,000年の間に、いまこの瞬間に出てきて、優れた技術で発掘され、クリーニングされ、組み立てられ、それがいま目の前にいるこの奇跡は、何度繰り返し強調しても足りないくらいです。展示全体を通して、何よりレインと接するとき、このことを頭に留めておいていただければ幸いです」と熱く語り、締め括った。
本展は、白亜紀の終盤、北アメリカ大陸の誕生とともに消滅してしまった“ララミディア大陸”(現在のアラスカからメキシコまで西側一帯に相当する縦に長い大陸)にフォーカスし、かつて“ララミディア大陸”に生息していた恐竜たちの物語に迫る。注目すべきは、全米最大の恐竜展示エリアを誇るアメリカ合衆国テキサス州・Houston Museum of Natural Science(ヒューストン自然科学博物館)が所蔵する大きさ全長7m×高さ3m、ほぼ完璧な形状を保った全身骨格で大型皮膚痕が残る非常に貴重なトリケラトプスの実物全身骨格標本“Lane(レイン)”が、設立以来約40年に渡って古生物および鉱物の発掘・研究・コレクションを続けるBlack Hills Institute of Geological Research, Inc.(ブラックヒルズ地質学研究所)とヒューストン自然科学博物館の協力のもと初来日し、公開されているほか、世界で唯一脳腫瘍の痕跡と全身に渡って激しいけがや病気による変形の痕が数多く見られるゴルゴサウルス“Ruth(ルース)”、ティラノサウルス“Stan(スタン)”、モササウルス、ケツァルコアトルス、トリケラトプスとティラノサウルスの幼体など、日本国初公開を含む数多くの復元全身骨格標本も公開。さらに会場では、裸眼で立体映像を見ることができる空間再現ディスプレイELF-SR1で恐竜の肌の質感や体のつくりを知ることができる恐竜3DCGモデルが展示されたり、恐竜くんが最新の研究で明らかになった恐竜の体の構造・造形から質感、動き方、当時の植生に至るまで徹底的に監修し精緻に再現したCG映像を、超高精細で圧倒的大迫力の大画面で紹介したりするなど、ソニーが誇る独自のさまざまな最先端技術を駆使し、来場者に恐竜がいた時代にタイムスリップしたかのような臨場感あふれる体験と、自然科学への気づきや学びの体験を提供している。また、世界75の国と地域で21言語に翻訳、2,200誌に掲載されているコミック『PEANUTS』(『ピーナッツ』)やダイナ荘びよりとコラボした限定グッズをはじめ、本展の展示を収録した公式図録、Tシャツ、タオル、ぬいぐるみなど150種類以上のオリジナルグッズ、恐竜をイメージしたフードやスイーツなども販売されている。
新しい恐竜x科学体験『Sony presents DinoScience 恐竜科学博~ララミディア大陸の恐竜物語~』は、2021年9月12日(日曜日)まで神奈川・パシフィコ横浜 展示ホールAで開催。
日程: 2021年7月17日(土曜日)から9月12日(日曜日)
休館: 会期中無休
時間: 月曜日・火曜日・木曜日・日曜日 9時00分から18時00分(最終入場 17時30分)、水曜日・金曜日・土曜日・祝日・特定日 9時00分から21時00分(最終入場 20時30分)
会場: 神奈川・パシフィコ横浜 展示ホール A
料金: 事前予約・日時指定入場制(先着順) 通常チケット 大人(19歳以上) [平日] 2,800円(税込) [土曜日・日曜日・祝日・特定日] 3,000円(税込) / 中学生~18歳 [平日] 2,000円(税込) [土曜日・日曜日・祝日・特定日] 2,200円(税込) / 4歳~小学生 [平日] 1,400円(税込) [土曜日・日曜日・祝日・特定日] 1,600円(税込) / 3歳以下 入場無料、他
注意: 新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大状況により、内容・日程等が変更になる場合があります。変更の場合は、公式サイトで臨時お知らせします。また、新型コロナウイルスによる感染症の感染拡大防止のため、会場入口での検温と手指の消毒、会場内外でマスクの着用やソーシャルディスタンス等が必須となります。
お問い合わせ: 公式サイトよりイベント事務局までお問い合わせください。
これまで開催されてきた恐竜博や恐竜展を超え、恐竜くんの夢・情熱とソニーの総力が注ぎ込まれた新しい恐竜x科学体験『DinoScience 恐竜科学博〜ララミディア大陸の恐竜物語〜』!記者発表では、恐竜くんが約20分超に渡って恐竜への情熱と本展の見どころを興奮混じりに熱く語り、本展関係者やマスコミ・報道関係者を圧倒した。それくらい恐竜くんが情熱を注いだ証でもあり、展示を鑑賞してもその情熱が伝わってくる。トリケラトプスの実物全身骨格標本“Lane”はもちろんだが、ティラノサウルス“Stan”やゴルゴサウルス“Ruth”、モササウルス、ケツァルコアトルス、トリケラトプスとティラノサウルスの幼体などの復元全身骨格標本も類を見ない躍動的なポーズで展示されているので要チェック!そして、構想から製作まで約2年超が費やされた『白亜紀体験シアター〜恐竜たちが生きる世界〜』の恐竜映像体験も凄まじく、恐竜が生きていた時代に“自分がそこにいた”。涙が出てくるほど素晴らしかった。後日、本展の詳しいリポートを掲載・配信するのでお楽しみに!